全身脱毛をしたいと思って、色々なサロンを調べて見たら脱毛部位に違いがあり戸惑ってしまったという人もいるでしょう。
全身脱毛に含まれる部位は、サロンによって微妙に違います。全身脱毛の部位をあらかじめ確認しておかないと、通い始めてから後悔するかもしれません。部分脱毛を検討中の人も、全身脱毛にしたほうがお得なこともあるため、脱毛部位についての理解を深めておきましょう。
本記事では、全身脱毛の部位について解説しています。脱毛部位に関する注意点についてもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
全身脱毛に含まれる部位は?
一言で「全身脱毛」といっても、すべての毛が対象範囲というわけではありません。目の周りや、眉毛、髪の毛、耳毛、鼻毛、VIOの粘膜部分は脱毛範囲に含まれていないことがほとんどです。
さらに全身脱毛は、顔とVIOは含まれていないことが多く、脱毛を希望する場合は脱毛したい範囲を考えた上でプランを選択する必要があります。はじめに、全身脱毛にはどんなプランがあるのか知っておきましょう。
全身
全身脱毛プランに含まれる主な部位は以下の通りです。
【全身】
胸、お腹、へそ周り、へそ下、脇、ヒジ上、ヒジ下、手の甲、手の指、ヒザ上、ヒザ下、足の甲、足の指、背中上、背中下、腰、お尻など
サロンによって脱毛部位に違いがあるのが、うなじや乳輪周りなどです。対応できないサロンもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
全身 + 顔
「VIOの脱毛に抵抗がある」という人には、全身 + 顔のプランがおすすめです。全身と顔のプランには以下の部位が含まれます。
【全身】
胸、お腹、へそ周り、へそ下、脇、ヒジ上、ヒジ下、手の甲、手の指、ヒザ上、ヒザ下、足の甲、足の指、背中上、背中下、腰、お尻など
【顔】
おでこ、眉上、眉間、口周り、あご、鼻、頬、フェイスラインなど
もみあげや生え際、眉間などの脱毛はサロンによって違いがあるので、確認しておきましょう。顔脱毛は特に、サロンごとの範囲の違いが大きいため、しっかりと範囲をチェックしておくようにしてください。
全身 + VIO
「顔の産毛は気にならない」という人におすすめなのが、全身 + VIOのプランです。全身とVIOのプランには、以下の部位が含まれます。
【全身】
胸、お腹、へそ周り、へそ下、脇、ヒジ上、ヒジ下、手の甲、手の指、ヒザ上、ヒザ下、足の甲、足の指、背中上、背中下、腰、お尻など
【VIO】
Vライン、Iライン、Oライン
VIOはデリケートな部分で粘膜も近いです。サロンによって粘膜ギリギリまで脱毛できるかどうかが異なるので、覚えておきましょう。
全身 + 顔 + VIO
全身、顔、VIOのプランを選ぶと、全身くまなく脱毛を完了できます。全身ツルツルにしたいと考えている人にはおすすめです。
【全身】
胸、お腹、へそ周り、へそ下、脇、ヒジ上、ヒジ下、手の甲、手の指、ヒザ上、ヒザ下、足の甲、足の指、背中上、背中下、腰、お尻など
【顔】
おでこ、眉上、眉間、口周り、あご、鼻、頬、フェイスラインなど
【VIO】
Vライン、Iライン、Oライン
全身をツルツルにしたいという方は、脱毛範囲に含まれていない部位がないかを確認しておくようにしてください。
顔とVIOが分けられる理由は?
なぜ全身脱毛に、顔とVIOは含まれないのでしょうか。顔とVIOが分けられるのには、きちんとした理由があります。ここでは、顔とVIOが分けられる理由を解説していきます。
- リスクが高く施術が難しい
- 需要が分かれやすい
1つずつ詳しく見ていきましょう。
リスクが高く施術が難しい
全身脱毛から分けられる理由は、顔とVIOの脱毛はリスクが高く、施術に高度な技術が必要だからです。
顔とVIOは他の部位に比べると、凹凸が多く、複雑な形をしているため、施術が難しくリスクが高い部位となっています。特に顔は目や唇、鼻などのパーツの施術が難しく、火傷などのリスクがあります。
VIOは衣類の摩擦が多く、他の部位より色素沈着している部位です。光脱毛は、メラニン色素に反応するため、VIOの施術は火傷のリスクが高まります。さらに粘膜の近くに照射するのは難しく、高い技術が必要です。
需要が分かれやすい
需要が分かれやすいのも、顔とVIOが分かれている理由の1つです。顔とVIOの脱毛は、全員が必要としているわけではありません。
「顔の毛は薄いので気にしていない」「VIOを見られるのが恥ずかしい」といった理由で、脱毛をしなくて良いという人もいます。必要無い部位まで脱毛するとなると、時間もお金も余計にかかってしまいます。こういった理由から、顔やVIOは別で契約する形にしているサロンが多いのです。
脱毛部位に関する注意点
全身脱毛の部位や顔・VIOが分かれる理由について把握したところで、脱毛部位に関する注意点を2つ紹介します。
- 部位数はサロンによって異なる
- 全身脱毛に含まれない部位もある
注意すべき点を確認しておかないと、契約後に「思っていた内容と違った」と、後悔する可能性もあるでしょう。そうならないためにも、脱毛部位に関する注意点をチェックするようにしてください。
部位数はサロンによって異なる
1つ目の注意点は、部位数がサロンによって異なることです。全身脱毛はサロンによって部位数の数が決められていますが、「全身20部位」や「全身50部位」など、パーツ数に大きく差があります。
腕のパーツの分け方を例にあげると、「ヒジ上・ヒジ下・ヒジ」の3パーツに分けているサロンがあれば、3つを裏表で分けて6パーツにしているサロンもあります。そのため、部位数はあまり参考にはなりません。部位数だけを見て決めるのではなく、どの部位が含まれるのかをしっかりと確認するようにしてください。
全身脱毛に含まれない部位もある
サロンによって全身脱毛に含まれる部位は異なります。特に範囲の違いが大きいのが顔脱毛です。例えば、顔全体を脱毛してくれるサロンもあれば、頬やあご、フェイスラインのみを顔脱毛の範囲にしているサロンもあります。
これは、顔脱毛は照射が難しく、肌トラブルのリスクが高いことなどが理由として挙げられます。脱毛したい部位が範囲に含まれているかどうかを、事前に調べておきましょう。
全身脱毛を選ぶメリット
全身脱毛に対して、「高そう」や「時間がかかりそう」というネガティブイメージを持っている人もいるかもしれませんが、全身脱毛を選ぶメリットは多くあります。全身脱毛と部位脱毛を比較したい人にとっては、確認しておくべきポイントです。詳しく解説するので、1つずつ見ていきましょう。
部位ごとの脱毛よりも安くなりやすい
1つ目のメリットは、何箇所か部分脱毛するよりも、全身まとめて脱毛するほうが安くなりやすいことです。「どうしても脇だけ脱毛したい」という場合は別ですが、脱毛したい部位が何箇所かある場合は、全身脱毛のほうが安くなることがあります。
料金形態は、サロンによって大きく異なるため、部分脱毛が安い場合もありますが「他の部位も気になってきて、追加で払う費用が高くついてしまった」というようなことがないようにしたいものです。全身脱毛と部分脱毛のどちらがお得か、サロンごとに比較しておきましょう。
脱毛によるムダ毛の境目がなくなる
ムダ毛の境目がなくなるのも嬉しいポイントです。例えば、腕下だけ部分脱毛すると、腕上との間に境目ができますし、後から腕上を脱毛した際に境目ができてしまう可能性もあります。
全身脱毛をしておけば、全身のムダ毛がキレイになるため、境目を気にする必要がありません。自分からは見えなくても他人からはよく見えるといった箇所も、キレイにしてくれるのも全身脱毛の嬉しいポイントです。
全身脱毛は、全身にムダ毛の境目がなく、キレイな見た目になるのが最大のメリットといえます。
自己処理の手間や負担が減る
自己処理の手間や負担が減るのも大きなメリットです。背中やVIOなどは自分では見えづらく、自己処理しづらい部分です。自己処理にカミソリを使う人が多いと思いますが、見えない部分の自己処理は、怪我をする危険性があります。定期的に処理しなければいけないため、時間と手間がかかる作業です。
自己処理は手間だけでなく、肌に負担のかかる行為です。カミソリでの自己処理は、肌の表面を細かく傷つけ、乾燥を導きます。乾燥状態が続くと、くすみや肌荒れの原因になるため、肌に負担をかけてしまいます。毛抜きでの自己処理は、毛穴から細菌が入り込み毛包炎が起こる可能性があります。
全身脱毛をすると、自己処理のわずらわしさから開放され、肌への負担を減らせるメリットがあります。
美肌効果が期待できる
サロンの光脱毛で使用されていることが多いIPL脱毛などは、美肌効果も期待できます。光フェイシャルにも使用されている光なので、黒ずみやシミの改善効果などが得られる可能性があるのです。自己処理による黒ずみやシミなどにお悩みの方は、全身脱毛で全身キレイにしましょう。
全身脱毛のデメリット
全身脱毛をするメリットはたくさんありますが、デメリットも存在します。全身脱毛を始めてから後悔しないように、デメリットについても理解を深めておきましょう。詳しく解説するので、1つずつ見ていきましょう。
1回にかかる料金が高い
全身脱毛の1つ目のメリットは、1回あたりの料金が高いことです。部分脱毛に比べるとお得感のある全身脱毛ですが、当然費用はそれなりにかかります。サロンごとに費用は差がありますが、数十万円がかかることも多いプランです。
「とにかく脇だけの脱毛でいい」という人には不向きかもしれません。しかし、脱毛したい箇所が数カ所ある人や、将来的に全身のムダ毛を脱毛したい人には全身脱毛がお得です。
1回あたりの費用は高くなりますが、長い目で見ると全身脱毛がお得なこともあります。脱毛にどのくらいの費用を出せるのか、あらかじめ決めておきましょう。
施術に時間がかかる
全身脱毛は部分脱毛に比べると、時間が長くかかります。平均的な施術時間は約60〜90分です。全身脱毛をするときは、時間に余裕が必要です。
サロンによっては、全身脱毛を2回に分けて施術してくれるところもあります。休みが取りにくい人や、休日が脱毛で潰れるのが苦痛に感じる人は、部分脱毛や施術を2回に分けられるサロンを選ぶのがおすすめです。
部分脱毛を選ぶメリット
脱毛を希望する人の中には、部分脱毛がしたい人も多いでしょう。ここからは部分脱毛のメリットについて詳しく解説していきます。部分脱毛か全身脱毛か悩んでいる人は2つの違いを理解して、どちらが自分に合っているのか検討してみてください。それでは見ていきましょう。
気軽に挑戦しやすい
部分脱毛の1つ目のメリットは、気軽に挑戦しやすいことです。「脱毛の痛みが不安」「脱毛に興味があるけれどいきなり全身は気が引ける」という人に、部分脱毛はぴったりです。
サロンによっては、脱毛を試してみたい人のために、一部の部位を低価格で脱毛できるキャンペーンを打ち出しているところもあります。脱毛に挑戦してみたいけれど、費用面に不安がある人にとっても、挑戦しやすいのが部分脱毛のメリットです。
しかし、後々全身脱毛したい人や脱毛したい箇所が複数ある人は、部分脱毛を選ぶと割高になる可能性があるので注意しましょう。
必要な部位だけを選べる
脱毛が必要な部位だけ選んで脱毛できるのも、部分脱毛のメリットです。「全身脱毛までしなくても良いけどVIOや脇だけは脱毛をしたい」という場合は、部分脱毛を選んだほうが良いでしょう。
以前脱毛していて、気になる部分だけ追加したいという場合も、部分脱毛がおすすめです。脱毛を希望する部位が少ない人は、必要箇所だけを選んで部分脱毛できるほうが嬉しいでしょう。
施術時間が短く予約が取りやすい
部分脱毛は全身脱毛に比べて、施術時間が短い点も嬉しいポイントです。全身脱毛の場合施術時間は平均で60〜90分ほど必要なので、まとまった時間がないと予約を入れられません。
しかし、部分脱毛は照射範囲が狭いため、すぐに施術が完了します。例えば、脇だけなら10分ほどで施術が終わります。部分脱毛なら、お昼休みや仕事帰りにサクッと脱毛に通えるでしょう。
サロンによっては、全身脱毛の予約が取りづらいこともあるようです。部分脱毛であれば、スキマ時間に予約を入れてもらうことも可能でしょう。忙しくてまとまった時間を作れない人にとっては、施術時間が短く、予約が取りやすい点は大きなメリットになります。
部分脱毛のデメリット
メリットが多い部分脱毛にも、当然ながらデメリットが存在します。部分脱毛をしようか悩んでいる人は、部分脱毛のデメリットについても理解しておきましょう。部分脱毛のデメリット2つを詳しく解説していきます。内容をきちんと把握して、後悔のない脱毛プランを選択しましょう。
脱毛の総額が高くなりがち
部分脱毛は費用の総額が高くなる傾向があります。脱毛したい箇所がいくつかあると、1パーツずつ追加料金がかかるため、費用が割高になってしまいやすいです。「もう少しお金を出せば全身脱毛できたのに」という後悔につながる可能性もあるでしょう。
まら、後からパーツを追加していくと、最終的に費用が多くかかってしまいます。後々、脱毛部位を増やしたいと考えている人は、最初から全身脱毛を選んでおいたほうが安く済む場合もあります。
部分脱毛を検討中の人は、将来他の部位を脱毛することがないのか、もう一度確認してみてください。
脱毛していない部位が気になる
2つ目のデメリットは、脱毛していない部位が気になってくることです。脱毛した部分がキレイな肌になると、他のムダ毛が気になって脱毛したくなるという人は少なくありません。部分脱毛すると、脱毛していない部分の肌に境目ができてしまいます。キレイな部分とムダ毛が生えている部分があるとどうしても気になるものです。
脇がキレイになったら腕も脱毛したい、ヒザ下を脱毛したらヒザ上が気になると思うかもしれません。先程も説明した通り、脱毛部位を追加していくと、割高になる可能性があります。脱毛していない部分が気になってくるかもしれないと思う人は、初めから全身脱毛を選んだほうが良いかもしれません。
まとめ
全身脱毛には、顔とVIOが含まれていないことが多く、部位数もサロンによって異なります。たくさんの部位を脱毛したい場合は、全身脱毛を選んだほうがお得なことが多いですが、希望の脱毛部位が1、2パーツしかない人や、施術を短時間で済ませたい人には、部分脱毛が合っているかもしれません。
脱毛の理想像は人によってさまざまです。全身脱毛を選ぶか部分脱毛で済ませるかは、安易に考えずに答えを出しましょう。自分に必要な脱毛を選択して、すべすべの美肌を目指しましょう。
