ブラジリアンワックスとは|ワックスの種類や脱毛の手順を紹介

ブラジリアンワックスは欧米を中心に人気があり、日本でも馴染みのある脱毛方法です。この記事では、「ブラジリアンワックスってどんな脱毛方法?」「ブラジリアンワックスのメリット・デメリットは?」といった疑問を抱えている人のために、ブラジリアンワックスについて詳しく解説していきます。

ブラジリアンワックスとは何か、ブラジリアンワックスの種類、メリットデメリット、使用方法などを紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ブラジリアンワックスって何?

ブラジリアンワックスは、古代エジプトから伝わる脱毛方法です。海外の先進国では人気のあるアンダーヘアの脱毛方法で、ブラジルの女性が布面積の少ないビキニやTバックビキニを着るためにアンダーヘアのお手入れをしていたことから、このような名前が付きました。

数年前までは日本人のデリケートゾーンの脱毛はメジャーではありませんでしたが、このブラジリアンワックスを発端に今ではデリケートゾーンの脱毛が当たり前になってきました。

ブラジリアンワックスの特徴は、主に下記の2つです。

  • 肌に負担のない天然素材のワックス
  • 仕組みは脱毛テープと同じ

それぞれの特徴について解説していきます。ブラジリアンワックスをあまり知らない人は、ぜひ参考にしてみてください。

肌に負担のない天然素材のワックス

ブラジリアンワックスは、はちみつや砂糖など肌に負担のない天然素材の成分をベースに作られた脱毛ワックスです。自然界にあるものを利用しているため、自然派の人やオーガニックな方法を好む人にはおすすめの脱毛方法といえます。

仕組みは脱毛テープと同じ

ブラジリアンワックスの仕組みは脱毛テープとほぼ同じです。ブラジリアンワックスの粘着力を利用して脱毛します。ワックス(ジェル)を温めて肌に薄く塗り、上からシートを貼って一気に剥がす脱毛方法です。

ブラジリアンワックスの種類ややり方については、後ほど詳しく説明していきます。

ブラジリアンワックスの種類

ブラジリアンワックスには、「ソフトワックス」と「ハードワックス」の2種類があります。

ソフトワックスは別名「ストリップワックス」と呼ばれ、はちみつや砂糖からできた水性の天然ワックスです。皮膚が薄いデリケートゾーンにも使用でき、水で洗い流せるのが特徴です。

ソフトワックスは脱毛したい部位にワックスをのせ、ストリップシートと呼ばれる布を貼って脱毛します。

一方、ハードワックスの主成分は樹脂など油性の成分です。粘着力がとても強く、剛毛な毛も産毛もしっかり脱毛できます。ハードワックスはワックスを固めて剥がす脱毛方法です。洗い流しは専用のクレンジング剤を使う必要があるので、事前に用意しておかなければいけません。

他の脱毛方法との違い

次に、ブラジリアンワックスと他の脱毛の違いを知っておきましょう。脱毛の方法はいくつか種類があるので、自分にあった脱毛法を選ぶのが大切です。

ブラジリアンワックスを、サロンやクリニックの脱毛と同様に脱毛効果があるものと思っている人は多いですが、ブラジリアンワックスはあくまで一時的な脱毛です。ここでは、「光脱毛」と「医療脱毛」との違いについて詳しく見ていきましょう。

光脱毛

光脱毛は、脱毛サロンやエステサロンで行われている脱毛で、別名「フラッシュ脱毛」とも呼ばれます。脱毛専用の光を肌に照射して毛根にダメージを繰り返し与えることで、毛の成長を妨げ、脱毛効果を発揮する方法です。

施術時間が短時間で済み、痛みが少ないのが光脱毛のメリットです。ブラジリアンワックスと違い、脱毛効果があるため、繰り返し施術を行っていけば、だんだんと毛が生えてこなくなります。

医療脱毛

医療脱毛は医療機関のみで取り扱いのあるレーザー脱毛です。脱毛のメカニズムは光脱毛とほぼ同じですが、大きな違いは使用するレーザーの出力。医療脱毛で使われるレーザー脱毛は毛根を破壊するので効果が高い、光脱毛に比べると短期間で脱毛が完了します。

医療脱毛はパワーが強く脱毛効果も大きいですが、その分痛みを感じやすいのがデメリットです。しかし、こちらも脱毛効果があるため、ムダ毛を生えなくしたいという人はこちらの方法が向いています。

ブラジリアンワックスを使用するメリット

ここからは、ブラジリアンワックスを使用するメリットをいくつか紹介します。長年人気が続く理由を詳しく解説していくので、ブラジリアンワックスをしようか迷っている人は、参考にしてみてください。

  • 他の自己処理方法と比べると持続期間が長い
  • デリケートゾーンの脱毛ができる
  • 脱毛直後からツルツルになる
  • 自己処理をした後のチクチク感がない
  • 産毛・金髪・白髪なども処理できる
  • 古い角質をケアできる

それぞれ見ていきましょう。

他の自己処理方法と比べると持続期間が長い

ブラジリアンワックスを使用するメリットの1つ目は、持続期間が約2〜3週間あり、他の自己処理に比べると効果が長続きすることです。

毛が太く濃い人は、日常的に自己処理をしているでしょう。特に、脇や腕など人の目につきやすい箇所は、カミソリでの自己処理だとほぼ毎日行う場合もありますよね。自己処理してもすぐに毛が伸びて気になってくるのもストレスです。

ブラジリアンワックスを使えば根元から毛がなくなるため、毛がない状態の期間が長くストレスなく過ごせます。

デリケートゾーンの脱毛ができる

2つ目のメリットはデリケートゾーンの脱毛ができることです。特に、VIOの粘膜の近くでも問題なく使用できるのが嬉しいポイントです。光脱毛やレーザー脱毛の場合、黒い部分に反応するため、粘膜に近すぎる部位や色素沈着でデリケートゾーンに黒ずみがある場合は、施術を断られることがあります。

肌の色や部位に関係なく処理できるのは、ブラジリアンワックスのメリットです。

脱毛直後からツルツルになる

ブラジリアンワックスを使用すると、脱毛直後から肌がツルツルになります。脱毛の即効性を感じられるのもブラジリアンワックスのメリットの1つです。

ブラジリアンワックスを塗った箇所の毛を一気に抜くため、すぐにツルツルの肌に近づきます。光脱毛やレーザー脱毛は、毛が抜け落ちるのに約1~2週間待つ必要があります。

その点、ブラジリアンワックスを使用すれば、素早くお手入れが可能です。急にできたデートの予定にも対応できるのが、ブラジリアンワックスの長所といえます。

自己処理をした後のチクチク感がない

自己処理をして毛が伸びてきたときのチクチク感がないのも、ブラジリアンワックスのメリットです。カミソリや電気シェーバーで自己処理を行うと、毛が伸びてきたときにどうしても肌の表面にチクチクした感覚があります。これは、シェーバーなどで毛を切断すると、毛に断面ができるためです。

ブラジリアンワックスを使用すれば、次に生えてくる毛に断面はないので柔らかく、チクチク感がありません。肌に触ったときの手触りが良いと感じられるのは、ブラジリアンワックスの特徴です。

産毛・金髪・白髪なども処理できる

ブラジリアンワックスを使えば、産毛・金髪・白髪など、どんな毛にも対応できます。レーザー脱毛や光脱毛は、黒く太い毛には効果が高いですが、産毛の脱毛には時間がかかります。白髪などはメラニン色素がないため、効果を得られない脱毛機も多いです。

その点、ブラジリアンワックスはワックスに絡まった毛はしっかり処理できるので、産毛や金髪、白髪など毛の色や形状に左右されずに脱毛効果を発揮します。鼻毛にも対応できる脱毛方法です。

古い角質をケアできる

ブラジリアンワックスを使用する最後のメリットは、古い角質をケアできることです。ワックスを剥がすとき、毛と一緒に古い角質も除去できます。角質が溜まっている人は、肌がワントーン明るく見えたり、手触りがツルツルになる効果が期待できるでしょう。

脱毛だけでなく角質ケアも同時に行えるのは、ブラジリアンワックスならではのメリットといえます。

ブラジリアンワックスのデメリット

ブラジリアンワックスには多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。デメリットも知っておかないと、後悔するかもしれません。

  • 繰り返し処理をしなければいけない
  • 毛を抜くときの痛みが強い
  • 埋没毛の危険性がある
  • 肌トラブルを起こす可能性が高い
  • 脱毛をしている期間中はできない

デメリットを確認してから、ブラジリアンワックスに挑戦することをおすすめします。

繰り返し処理をしなければいけない

ブラジリアンワックスの1つ目のデメリットは、繰り返し処理しなければいけないことです。個人差はありますが、ブラジリアンワックスの持続性は2~3週間程度です。時間が経つと同じ太さの毛が生えてきて、そのたびに処理する必要があります。

サロン脱毛や医療脱毛などは、毛根にダメージを与える脱毛です。サロン脱毛は徐々に毛が細くなったり薄くなったりしますが、ブラジリアンワックスの場合は、毛の状態が変化しないまま処理を繰り返す必要があることを覚えておきましょう。

毛を抜くときの痛みが強い

ブラジリアンワックスは、脱毛時に強い痛みを感じるのがデメリットです。ワックスに毛を絡めて一気に抜くため、毛が抜ける痛みと肌が引っ張られる痛みを同時に感じます。個人差はありますが、濃い毛が密集して生えている部分はより痛みを強く感じるようです。

痛みに弱く不安がある人には、あまりおすすめできない脱毛方法です。

埋没毛の危険性がある

埋没毛を引き起こす危険性があるのも、ブラジリアンワックスのデメリットです。毛根付近には毛細血管が走っているため、ブラジリアンワックスで勢いよく毛を抜くことで毛穴から血が出ることがあります。かさぶたができ、下から生えてきた毛が皮膚表面に出てこれず、埋もれてしまい埋没毛が起こるのです。埋没毛を対処するにはサロンやクリニックでの脱毛が効果的なので、肌トラブルが不安な方はこれらの脱毛方法を選ぶのがおすすめです。

肌トラブルを起こす可能性が高い

ブラジリアンワックスは、肌に塗って毛を絡めるため、毛だけでなく肌への負担が大きい脱毛法です。ブラジリアンワックス後は、赤みや炎症などの肌トラブルを起こす可能性が高いとされています。

施術後の開いた毛穴に、雑菌が入りこむと毛嚢炎になることもあります。肌が弱い人や敏感肌の人は、肌トラブルを起こす可能性が高いので、十分注意して行いましょう。

脱毛をしている期間中はできない

光脱毛や医療脱毛をしている人は、ブラジリアンワックスができないことを覚えておきましょう。光脱毛や医療脱毛は、毛根のメラニン色素に反応して脱毛効果を発揮します。そのため、ブラジリアンワックスによって根元から処理をされると、反応する毛根がなくなって効果が発揮できなくなってしまうのです。

脱毛の効果を最大限に得たいと思っているなら、ムダ毛が気になったときにブラジリアンワックスは使わず、電気シェーバーで自己処理を行いましょう。

ブラジリアンワックスで処理をする際の手順

ブラジリアンワックスは市販で売られているため、家での脱毛が可能です。ここからは、ブラジリアンワックスでムダ毛を処理するときの手順を詳しく解説していきます。ブラジリアンワックスをうまく使うコツも紹介しているので、参考にしてみてください。

手順1:ワックスを塗る準備

ブラジリアンワックスをするときは、あらかじめ毛を1cm以上に伸ばす必要があります。1cm未満だと毛がうまくワックスにつきません。脱毛箇所をキレイに洗い、油分・水分を取っておきましょう。

手順2:ワックスを塗る

ワックスを脱毛箇所に塗っていきます。一気に広く伸ばすのではなく、1cm×3cm程度の範囲に少しずつ塗っていきましょう。ソフトワックスの場合はワックスの上からストリップシートを貼り、ハードワックスの場合はそのままワックスを完全に固めます。

手順3:ワックスを剥がす

いよいよワックスを剥がします。軽く皮膚を引っ張りながら、毛と逆の方向に向かって剥がしましょう。ポイントは躊躇せず一気に剥がすことです。ゆっくり剥がすと痛みが増し、毛も抜けづらくなってしまうので注意してください。

ブラジリアンワックスで処理をするときの注意点

次に、ブラジリアンワックスでムダ毛を処理するときの注意点を4つ紹介します。ブラジリアンワックス後は肌がデリケートで、肌トラブルを起こしやすいのでしっかり肌ケアをしましょう。

保湿を十分に行う

ブラジリアンワックスの後は肌が敏感で乾燥しやすいので、いつも以上の保湿を心がけましょう。肌に刺激の少ない保湿剤を使って、優しく丁寧に塗るのがポイントです。ワックス脱毛の後だけでなく、普段から保湿ケアをすると肌が潤い、肌トラブルを防ぐ効果が期待できます。

お風呂やプールは避ける

ブラジリアンワックス後のお風呂やプールは避けるようにしてください。ブラジリアンワックスをした直後は毛穴が開いた状態です。お風呂やプールの中には見えない雑菌が繁殖しています。開いた毛穴から雑菌が侵入し、毛嚢炎などの肌トラブルを引き起こすことがあるので注意しましょう。

ブラジリアンワックスをした日は、お風呂やプールは入らず、シャワーだけで入浴を済ませることをおすすめします。

日焼け対策をする

日焼け対策もいつも以上に念入りに行いましょう。ブラジリアンワックスは強く肌を引っ張るため、肌が敏感になります。そこで紫外線を浴びると、いつも以上にシミやそばかすなどの色素沈着を起こしやすくなります。

ブラジリアンワックスの直後は日焼け止めクリームを塗ったり、露出を控えたりして日焼け対策を念入りに行いましょう。

場合によってはクーリングする

ブラジリアンワックスをした後に、肌が火照った状態の場合は、しっかりとクーリングをしましょう。熱がこもっている部分に、冷やしたタオルを優しく当ててください。肌が火照った状態のまま放置すると、ヒリヒリしたり赤みが出たりする可能性があります。クーリングして、肌を落ち着かせることが大切です。

ブラジリアンワックスのデメリットを解消するならサロン脱毛

先ほども解説した通り、ブラジリアンワックスには、少なからずデメリットが存在します。サロン脱毛はブラジリアンワックスのデメリットを解消しながら脱毛が可能です。詳しく説明するので、脱毛を検討中の人は参考にしてみてください。

肌トラブルの軽減

サロン脱毛をすると、自己処理の回数を減らすことが可能です。自己処理でブラジリアンワックスを使う必要がなくなるため、埋没毛や毛嚢炎などが起きるリスクを軽減できます。肌がデリケートでブラジリアンワックスを使うと赤みやかゆみが出ていた人には、嬉しい変化でしょう。

痛みによるストレスが少ない

サロン脱毛は肌への負担が少なく、ブラジリアンワックスより痛みが弱いです。ブラジリアンワックスの痛みが我慢できない人や、ストレスを感じていた人には、サロン脱毛が向いているでしょう。サロン脱毛は痛みによるストレスが少ないので、安心して脱毛を続けられます。

まとめ

ブラジリアンワックスとは、はちみつや砂糖などの天然素材のワックスで、欧米では人気の脱毛方法です。脱毛直後からツルツルの仕上がりで、毛が伸びてきてもチクチクした感覚がないのが嬉しい特徴です。

一方で、ブラジリアンワックスは、毛を抜くときの痛みが強く、肌トラブルが起こる可能性があるというデメリットもあります。ブラジリアンワックスの痛みが心配な人や肌がデリケートな人は、サロン脱毛も検討してみてください。

無料カウンセリング予約 一部店舗でオンラインカウンセリング実施中