肌タイプのセルフ診断方法を紹介|タイプごとのスキンケア方法とは

自分の肌タイプが分からず、スキンケアの方法や化粧品の選び方に困っている人も多いでしょう。肌タイプが分からないと、肌に合っていないスキンケアで肌トラブルが起こってしまう可能性があります。

肌タイプは、おうちで簡単にセルフ診断が可能です。本記事では、肌タイプのセルフ診断方法を解説しています。肌タイプごとのスキンケアの方法についても詳しくお伝えしているので、この機会に自分の肌タイプと正しいスキンケア方法を知っておきましょう。

目次

肌タイプの種類

はじめに、肌のタイプの種類を確認しておきましょう。肌には、下記の5つのタイプが存在します。

  • 乾燥肌
  • 脂性肌(オイリー肌)
  • 混合肌(インナードライ)
  • 敏感肌
  • 普通肌

肌タイプは基本的に、皮脂量と水分量のバランスで変化します。季節の変わり目に肌タイプが変化することもあるので、普段から肌の状態をよく観察することが大切です。

乾燥肌

乾燥肌は、水分量と皮脂量がどちらも不足している状態です。特に頬や目の周り、口の周りなどに乾燥しやすく、小じわが目立つこともあります。肌のバリア機能が低下しているため、外的刺激を受けやすく肌トラブルが起こりやすいのが特徴です。肌全体のキメは細かいですが、粉っぽく顔全体がざらざらしています。

乾燥肌の人は顔だけでなく、膝や肘も乾燥しやすくカサついたりかゆみが出たりします。体の乾燥が気になる人は、乾燥肌かもしれません。

脂性肌(オイリー肌)

脂性肌は皮脂が過剰分泌しているため、顔全体が脂っぽくなります。水分量も多いので肌に潤いとツヤを感じます。脂性肌の人は、皮脂腺が多いTゾーンやー鼻の周辺がテカりやすく、化粧崩れしやすいのが特徴です。特に小鼻の周りの毛穴が目立ちやすいため、触るとざらざらしています。ニキビなどの肌トラブルが多いのも脂性肌の特徴の1つです。

混合肌(インナードライ)

混合肌は別名「インナードライ」と呼ばれ、肌が乾燥しているのにベタつきがある状態のことを指します。日本人の女性が、自己判断すると一番多いのがこのタイプです。顔の部位によって乾燥しているところと、脂っぽいところが混在しています。目元や口元は乾燥しやすく、Tゾーンはテカりやすかったりベタつきやすいのが特徴です。

乾燥肌(インナードライ)

乾燥肌(インナードライ)は、肌内部の水分量が不足している状態です。水分が少ないことで肌のバリア機能が乱れて、皮脂の過剰分泌につながります。混合肌の人の中には脂性肌だと思い込んで、間違ったスキンケアを続けている人も多いので、この機会にきちんと判断しましょう。

敏感肌

敏感肌の明確な定義は存在しません。多くの場合、肌トラブルやアレルギーが要因になって肌のバリア機能が低下し、敏感になっている状態です。敏感肌はとても繊細で、洗顔後や化粧水を塗った後に肌がピリピリする感覚があったり、かゆみをともなったりすることがあります。

敏感肌はくすみやすく、血色が悪く見えたり、メイクのノリが悪いことも多いのが特徴です。ホコリや花粉、紫外線などの外的刺激によるトラブルが起きやすい肌でもあります。

普通肌

普通肌は、水分量と皮脂量のバランスがとても良い肌のことを指します。肌のバリア機能が十分に機能し、ターンオーバーが滞りなく行われているため、肌トラブルが少ないのが特徴です。ツヤはありますが、テカりや脂っぽさはなく、毛穴も目立ちにくいのが普通肌です。肌のキメが細かく、潤いのある理想的なお肌といえます。

しかし普通肌の人でも、季節の変わり目や外的刺激により乾燥肌や脂性肌に傾くこともあるので、注意が必要です。

肌タイプのセルフ診断方法

肌のタイプは、おうちでも簡単にセルフ診断が可能です。今回は、朝起きてすぐに簡単にできる診断と、洗顔後に行う診断の2つを紹介します。

肌タイプを知らないと、肌に合ったスキンケアができません。間違ったケアを続けると肌の状態が悪化してしまう可能性があるので注意が必要です。今回紹介するセルフ診断で、自分の肌タイプを知っておきましょう。

洗顔前の診断方法

1つ目の診断方法は、朝起きてから洗顔する前に行う、Uゾーンの状態を見て肌タイプを判断する方法です。時間がないときでも簡単にできるセルフ診断です。起床時の肌の状態に当てはまるものをチェックしてみてください。

診断結果

肌タイプ別の診断結果は以下の通りです。

普通肌 顔のベタつき、カサつきがほぼない
脂性肌 顔全体がベタつき、カサつきはない
乾燥肌 顔全体がカサついている
混合肌 ベタついている部分と、カサついている部分が混在している

 

洗顔後の診断方法

2つ目の肌タイプ診断の方法では、まず普段通りに洗顔してください。そのままの状態で5〜10分間待ちます。(夏場は5分、冬場は10分がベストです)

時間が経過してから肌の状態を観察してみましょう。さらにあぶらとり紙をTゾーンと頬に10秒間当て、脂の付き具合で肌タイプを診断します。2つ目の診断方法は、時間に余裕がある朝に行うことをおすすめします。

診断結果

肌タイプ別の診断結果は以下の通りです。

肌タイプ 洗顔後の肌状態 あぶらとり紙の状態
普通肌 肌がつっぱらない 脂がつかない
脂性肌 肌がつっぱらない Tゾーン・頬どちらも脂がつく
乾燥肌 肌がつっぱる 脂がつかない
混合肌 部分的につっぱる Tゾーンの脂がつく

タイプ別のよくある肌トラブル

肌のタイプによって、起こりやすい肌トラブルには違いがあります。ここからは肌のタイプ別に起きやすい肌トラブルの種類を紹介します。普段どんな肌トラブルが起きやすいのか思い出して、どのタイプに近いか確認してみましょう。

乾燥肌

乾燥肌は、水分不足が原因で肌がつっぱったり、粉を拭いたりします。バリア機能が低下して、ピリピリしたり赤みが出るといったトラブルが多いのも乾燥肌の特徴です。

乾燥によって目元や口元に小じわが目立つこともあります。乾燥肌はツヤやハリが少なくなりがちで、ファンデーションのノリが悪くなることも多く、トラブルに悩まされやすい肌質です。

顔だけでなく体も乾燥しやすく、全身がかゆくなることがあるので、冬場は特に注意が必要です。

脂性肌

脂性肌は皮脂の分泌が多く、ベタつきやテカり、ニキビなどの肌トラブルに悩むことが多いでしょう。毛穴に皮脂が詰まりやすく、黒ずみや毛穴の開きが起きやすいのも特徴です。皮脂には、汚れが付きやすいため、ニキビが出ると悪化しやすいことを覚えておきましょう。

皮脂が多く出ることで、化粧崩れにつながることも多々あります。夏場は特に汗が多く、メイクしてもすぐに崩れてしまう可能性があるため、こまめに拭くなどの対策が必要です。

混合肌

混合肌は、顔の部位ごとに肌の状態が不安定なため、さまざまな肌トラブルが起きやすいのが特徴です。Tゾーンは皮脂量が多いため、ニキビや毛穴のトラブルが起きやすく、目元・口元は乾燥によるシワやカサつきなどが起きやすい肌質です。

混合肌は水分量が少ないので、肌のバリア機能が低下していて外的刺激に弱い場合があります。かゆみや赤みが出やすいこともあるので注意が必要です。見た目では判断しづらいものの、化粧ノリが悪く崩れやすいのも混合肌の特徴です。

敏感肌

敏感肌は、肌の薄い目の周りや頬などが薄く刺激を受けやすい肌です。敏感肌の肌トラブルには個人差があります。体が不調になりやすい生理前や季節の変わり目などに、肌トラブルが起きやすいようです。

敏感肌の人は、乾燥や保湿剤の刺激などで、ひりつきを感じることがあります。場合によってはかゆみや赤み、炎症につながることもあるので注意しましょう。

紫外線や長時間のマスクの着用、合わない化粧品の使用などで刺激を受け、ひどい場合はメイクすら困難になることもある肌質です。

普通肌

普通肌は水分量と皮脂量のバランスが良く、肌のバリア機能が整っているため、肌トラブルに悩むことは少ないでしょう。

肌トラブルが少なく、理想的な肌質といえる普通肌の人も油断は禁物です。季節の変わり目や間違ったスキンケアなどが原因で、肌トラブルが起きたり他の肌タイプに変わったりします。普段から、肌の状態や健康状態に意識を向けて、肌に負担をかけないように注意しましょう。

肌タイプ別のスキンケア方法

ここからは、肌タイプ別のスキンケア方法を見ていきましょう。肌のタイプにあったスキンケアを心がけることで、トラブルが起きにくくなったり、肌質の改善につながったりします。普段から、肌質に合った正しいスキンケアを取り入れて、よりキレイな肌を目指してみてください。

乾燥肌

乾燥肌のクレンジングは、摩擦を減らすのがポイントです。クレンジング剤が少ないと、肌に負担がかかるので注意しましょう。適量を手に取り、肌に優しく馴染ませます。クレンジング剤をすすぐときは、ぬるま湯を使い、洗い残しのないように気をつけましょう。

洗顔は、洗浄力の少ないものを使用します。たっぷりの泡で、素早く洗顔を済ませるのがポイントです。洗顔は1日に朝・晩2回が基本ですが、乾燥が気になる人は夜の1回のみにして、朝は水洗顔にするのもおすすめです。

洗顔の後は保湿剤をしっかり塗りましょう。保湿剤はセラミドやアミノ酸などが配合された、保湿力の高いものを選ぶのがおすすめです。乾燥しやすい目元や口元には、さらにクリームを重ね塗りして乾燥対策を心がけましょう。

脂性肌

脂性肌のクレンジングは、ミルクタイプかクリームタイプの洗浄力が強すぎないものを選びましょう。皮脂が多いので洗浄力が強いオイルタイプを選んでしまいがちですが、必要な皮脂まで取り除いてしまい、皮脂の分泌が過剰になるおそれがあります。

クレンジング、洗顔ともに皮脂量の多いTゾーンから洗いはじめましょう。毛穴の気になる小鼻周りは、指先で丁寧に洗ってください。すすぎで洗い残しがあると、皮脂が詰まってニキビが出やすくなるため、優しく丁寧に行うのがポイントです。

脂性肌の人の中には、ベタつきを嫌がり保湿を控える人がいますが、逆効果なので保湿はしっかり行いましょう。脂性肌の人も、保湿力がある、ヒアルロン酸やアミノ酸が配合された保湿剤を選ぶのがおすすめです。

オイルコントロールできるかどうかも、保湿剤を選ぶポイントといえます。ライスパワーNo.6、ビタミンB6誘導体などが配合されたものを選びましょう。テクスチャーは、軽く使い心地の良いものを選ぶと良いです。

混合肌

混合肌は、クレンジングや洗顔料を選ぶとき、洗浄力が強くないものを選びましょう。必要な皮脂を残し、潤いを保てるものを選ぶのがポイントです。皮脂が気になるTゾーンから優しく洗いはじめ、頬や口元の乾燥が気になる部分は手短に洗い終えましょう。

すすぎはぬめりがなくなるまで丁寧に洗い流してください。髪の毛の生え際に洗い残しがあると、ニキビができる原因になるので注意が必要です。

保湿剤は、そのときの肌の状態を見て使い分けるのがおすすめです。混合肌の場合「夏場は皮脂が多くなり、冬場は乾燥する」というように、季節によって肌の状態が変化することがあります。

皮脂やベタつきが気になるときは、テクスチャーが軽いものを選び、乾燥する部分だけにクリームを重ね塗りするといった臨機応変なケアが大切です。

敏感肌

クレンジング、洗顔、保湿のときは、できるだけ摩擦を避けて、優しく丁寧に肌を触るように心がけてください。

敏感肌の人は肌のバリア機能が低下しているため、スキンケア用品でバリア機能を補うのがとても重要なポイントです。スキンケアで使用するアイテムは、敏感肌用につくられた、低刺激のものを選ぶようにしましょう。

敏感肌は、少しの刺激でも肌の負担になるため、スキンケアアイテムを選ぶときは「パッチテスト済」や「アレルギーテスト済」と記載のあるものがおすすめです。絶対にトラブルを避けられるわけではありませんが、販売前に肌トラブルのテストが行われているため、スキンケアアイテムを選ぶときの基準となるポイントです。

スキンケア用品の肌への負担は個人差があるため、少しでも違和感や肌トラブルが起きた場合は、使用を中断しましょう。

普通肌

普通肌の人は、基本的なスキンケア方法を続けていきましょう。肌悩みは少ないですが、肌に負担のかかるスキンケアは禁物です。季節によっては、乾燥肌や脂性肌に傾くこともあります。乾燥によって肌のバリア機能が低下すると、肌トラブルにつながる場合があるので注意してください。

肌の状態をよく観察して調子が悪いときは、早めにケアすることが重要です。乾燥が気になったら、クリームをプラスするなどの対策をしていきましょう。

肌の悩みはサロン脱毛でも解決可能!

肌の悩みは肌質によってさまざまですが、サロン脱毛をすることで多くの肌悩みを解決できる可能性があります。サロン脱毛とは、脱毛サロンやエステサロンで行う光脱毛です。継続して施術を行うと、毛が細く薄くなっていくため、脱毛効果が期待できます。

サロン脱毛には、下記のようなメリットがあります。

  • 保湿効果が高まる
  • 毛穴の悩みにも効果がある
  • 美肌効果が期待できる

それぞれ詳しく解説するので、肌悩みに困っている人はぜひ参考にしてください。

保湿効果が高まる

サロン脱毛をすると、保湿効果が高まる可能性があります。サロン脱毛で毛が少なくなることで、今まで毛に弾かれて吸収できなかった保湿剤を取り込めるからです。さらに毛がなくなれば、保湿剤が肌にピッタリ密着する効果も期待できます。

サロン脱毛をすると、今より効率的に保湿剤が肌にいきわたるため、保湿効果が高まる可能性があります。

毛穴の悩みにも効果がある

サロン脱毛は、毛穴の詰まりや黒ずみの改善にも効果があるとされています。サロン脱毛によって毛が少なくなると毛穴が引き締まって、毛穴に汚れが詰まりにくくなるのです。

さらに、サロン脱毛に使われる光は肌の血行促進を促し、新陳代謝をアップさせる効果が期待できます。新陳代謝が高まると毛穴の黒ずみ改善につながる可能性があります。サロン脱毛は、毛穴の悩みを改善するのに効果的な施術です。

美肌効果が期待できる

美肌効果が期待できるのも、サロン脱毛のメリットです。IPL脱毛などで使用されている光脱毛機は、サロンの光フェイシャルなどで使用されている光と同じものなので、シミや黒ずみの改善効果が期待できます。脱毛しながら、肌トラブルの改善にもつながる可能性があるのは、肌悩みがある人にとってメリットが大きいといえるでしょう。

まとめ

肌のタイプは主に、脂性肌・乾燥肌・混合肌・敏感肌・普通肌の5つに分けられます。肌のタイプにあったスキンケアをすることで、肌のトラブルを軽減したり、肌の状態を改善することにつながります。

おうちで簡単に肌タイプの診断ができるので、自分の肌タイプを知った上で、正しいスキンケアを心がけましょう。肌悩みを改善するのには、サロン脱毛も効果的です。興味のある人は、ぜひサロン脱毛を検討してみてください。

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