何もしないスキンケアで美肌になれる?ポイントを解説

「仕事で疲れて帰ってきてからクレンジングや保湿をするのは辛い」「何もしないまま美肌を保ちたい」と思う人は少なくないでしょう。

何もしないスキンケアは、始めるまでは少し大変ですが、肌に負担のかかる習慣を減らすことで美肌になれる可能性も高いです。この記事では、何もしないスキンケアを始めるにあたって必要な準備や、よりスムーズに移行する方法などを解説しています。

ぜひ最後までお読みいただき、スキンケアの手間と美容代を節約し、新しい習慣を手に入れてみてください。

目次

何もしないスキンケアとは

「何もしないスキンケア」とは、今まで行っていたクレンジングや洗顔をやめて、基礎化粧品を省略しシンプルなスキンケアで美肌を目指すことです。「肌断食」などとも呼ばれ、究極的にはぬるま湯での洗顔とたまに保湿剤を使う程度でスキンケアを完了させます。

しかし、いきなりスキンケアをやめると肌トラブルが起こる可能性があるので、何もしないスキンケアをしたいと思っている方は注意しましょう。

何もしないスキンケアは肌に良いの?

何もしないスキンケアは、今までメイクとクレンジングを繰り返して肌に負担をかけていたのを見直して、肌本来のバリア機能を復活させることができます。洗顔後すぐにつっぱってしまう、毛穴が目立って気になるなどの悩みを、スキンケアではなく肌そのものの機能を底上げすることで解決するのです。

何もしないスキンケアのメリットデメリット

ここからは、何もしないスキンケアのメリットデメリットを解説していきます。何もしないスキンケアにはデメリットも存在するので、それぞれを理解した上で取り入れるようにしましょう。

メリット

化粧水や乳液、美容液など今まで習慣的に使用していたものを断捨離できるので、美容費が節約できます。スキンケアにかかる時間を軽減できるのも、メリットといえるでしょう。

また、肌本来の機能を回復させることを目的としているので、美容グッズやスキンケアに左右されない落ち着いた肌の状態を維持できます。旅行に行くときも化粧品を持っていく手間などが省けるので、準備が楽になるでしょう。

デメリット

何もしないスキンケアを始めたばかりのタイミングで、乾燥が気になる人は多いです。今までは、洗顔とクレンジングで余分な皮脂を全て洗い流し、そこに化粧水や乳液、美容液やパックなどで潤い成分を補充していました。それが全てなくなってしまうと、肌荒れの原因になったり、洗顔後肌がつっぱったりしてしまいます。何もしないスキンケアに慣れるまでに「もう無理だ」と諦めてしまう人も少なくありません。

何もしないスキンケアの始めるポイント

「何もしないスキンケア」をしたいからといって、いきなり何もつけないのは負担が大きいです。何もしないスキンケアを始める際には、下記のようなポイントに注目しながら行うようにしましょう。

  • 少しずつ減らしていく
  • 時間を区切って使わないようにする

それぞれ詳しく解説していきます。

少しずつ減らしていく

先ほども解説したように、いきなりスキンケアを何もしないとなると、乾燥や肌荒れを引き起こす可能性があります。そのため、少しずつスキンケアを減らしていくのがおすすめです。

メイクアイテムを減らす

オイルクレンジングは肌に負担がかかるので、まずは段階的にメイクの量を減らします。ファンデーションはベビーパウダーなどの肌に負担のかからないものに替えて、日常のメイクは軽めに日焼け止めとベビーパウダーで肌のベースを作るなどの工夫をしましょう。

マスカラやリップなどのポイントメイクは、ベビーオイルで落とせばクレンジングの負担が少ないです。ベビーオイルをポイントメイクになじませて、しばらく置いてからティッシュで汚れをうつしとります。肌に負担をかけないように、こすらず落としていくようにしてください。

1回で落ちなければ、もう1回ベビーオイルをなじませてティッシュで吸収させましょう。その後、アミノ酸系の洗浄剤を良く泡立てて、肌にそっとのせます。こすらず、泡の洗浄力で汚れを落とせば、肌への負担も少ないです。

スキンケアアイテムを減らす

化粧水、乳液、美容液、パックなどのスキンケアアイテムを愛用している人は多いと思いますが、それらのアイテムの使用を徐々に減らしていきましょう。まずは、美容液やパックなどのリッチなケアの頻度を減らします。肌の調子が良さそうであれば、化粧水や乳液の量を徐々に減らしていくようにしてください。乾燥したりつっぱるようであれば、ワセリンなどを使用して保湿をすると良いです。

紫外線対策アイテムを減らす

刺激が強い日焼け止めは使わないようにしながら、肌に優しい紫外線対策をしましょう。夏場に外出する際には遮光率の高い日傘を使い、日常で強い日焼け止めを使わなくても肌を傷めないようにします。SPF20、PA++程度で紫外線吸収剤材が入っていない日焼け止めをこまめに塗りなおすと、肌に負担をかけずUV対策ができます。洗顔料だけで落ちるものを選ぶのも大切なポイントです。

洗顔用品を減らす

まずは朝の洗顔を洗浄力の弱い洗顔料に切り替えます。絶対熱いお湯で洗わないように、ぬるま湯で洗顔をしましょう。最初に切り替える洗顔料は、アミノ酸が主体の洗浄剤がおすすめです。アミノ酸が主体の洗浄剤は洗いあがりが穏やかですが、汚れを落とす力は弱いため、夜は今までどおりの洗顔をします。

慣れてきたら夜もアミノ酸系の洗浄剤に切り替え、日によってお湯のみの日を作るなど、スキンケアを減らしていきます。汗をたくさんかいた日や、メイクをした日は無理をせずに汚れを落としつつ、外出しなかった日などは夜もぬるま湯のみの洗顔をします。

時間を区切って使わないようにする

少しずつスキンケア用品を減らすのではなく、スキンケアを使わない時間を作るというのも効果的です。区切られた時間でスキンケアをしない時間を作れば、肌トラブルのリスクも少ないでしょう。

夜だけスキンケアをしない

夜は優しい洗顔料で穏やかに汚れを落とし、肌の様子を見て大丈夫そうであればそのまま就寝します。乾燥が気になるようであれば、あまり油分の多くないさらっとしたジェルタイプの保湿剤やワセリンを軽く塗布するなどの方法で保湿をしましょう。

週末だけスキンケアをしない

金曜日の夜から、日曜日の朝まで肌断食をします。慣れるまでは日曜日の夜から翌日に備えてスキンケアを行い、徐々に日曜日夜もスキンケアを減らします。

金曜日の夜にがっつりメイクした後は、ベビーオイルで落としてティッシュで吸着し、マイルドな洗浄剤をよく泡立ててそっとこすらず洗顔しましょう。洗顔後に乾燥しない場合はそのままでも大丈夫ですが、つっぱるような感覚があれば保湿剤をつけます。

土曜日の朝は、肌の油分が気にならないようであれば、ぬるま湯で優しく洗顔するだけでOKです。洗顔後の肌の調子が大丈夫そうであればそのまま、乾燥が気になるようであれば保湿剤を軽く塗ります。

土曜日は出かけないようであればメイクはしないようにして、外出をする場合は紫外線吸収剤不使用の弱い日焼け止めとベビーパウダーを使用しましょう。夜はまたマイルドな洗浄剤で日焼け止めを落とし、様子を見つつ保湿します。

日曜日の朝はぬるま湯でこすらないように洗顔をしましょう。平日のメイクでダメージを受けていた場合は、週末スキンケアをしないことにより肌が元気になります。

何もしないスキンケアでトラブルが起きた際の対処法

何もしないスキンケアで肌トラブルが起きた場合は、少し乾燥やつっぱりが気になる程度であれば、一時的にスキンケアを元に戻して様子を見ましょう。もしかゆみや炎症が起きたときは、皮膚科で診察を受けるのが安心です。皮膚科医の指示に従って、薬などを処方された場合は「何もしないスキンケア」に拘らず、ちゃんと薬を使用するようにしてください。

また、生活習慣や食生活に原因がないか見直すことも大切です。

肌を内面からキレイにすることも大切

何もしないスキンケアでは、肌を健康に保つために、内側からキレイに保つのも大切なポイントです。ここでは、下記の4つの観点から詳しく見ていきましょう。

  • 食生活
  • 睡眠
  • 運動
  • ストレス発散

それぞれ解説していきます。

食生活

肌を内側からキレイにするためには、質の悪い油を取らないことが重要です。フライドポテトの揚げ油やチョコレート、マーガリンなどを避け、新鮮なオリーブオイルやココナッツオイルなどに切り替えると肌が落ち着きます。

便秘がある場合は、水分補給も大切です。白湯を意識して取るようにしましょう。一気に飲むと体に負担がかかるので、水筒などに入れておき、仕事や家事の合間にちびちび飲むようにします。特に気温が低くなるとあまり水分を取らなくなるので、意識して水分を補給し、肌に潤いを与えましょう。

また、グルテンにも注意しましょう。小麦に含まれるグルテンは、肌の炎症の原因になることがあります。今現在、肌が炎症を起こしていたり、毛穴が気になる場合は小麦を控え目にして、ごはんにしてみるなどの工夫が必要です。

肌を内側からキレイにするには、デトックスも重要です。肝臓に負担をかけない食事や習慣が肌のケアにも役立ちます。カフェインやアルコールの量が多めの場合は、少しずつでも減らせると肝臓の負担が減り、デトックスが進みます。

美肌のためには、よく噛むことも大切です。現代人は噛む回数が減っているので、その分内臓に負担がかかっています。肌荒れが落ち着かず何もしないスキンケアを諦めかけていた人が、よく噛むようになってから上手くいった場合もあります。簡単にすぐできますが、とても大切なことなので、まずは30回噛んで食事をすることからスタートしてみてください。

睡眠

何もしないスキンケアによりスムーズに移行するには、良質な睡眠時間の確保が大切です。日中の食事に気を付けると、簡単に睡眠の質を上げることができます。朝ごはんにトリプトファンを含む食品を食べることにより、夜の寝つきがよくなります。納豆やたまごなどをいつもの朝食にプラスすると、良い睡眠をとることができます。

また、カフェインの摂取タイミングも重要です。コーヒーなどは14時までに飲み終えて、睡眠に備えましょう。緑茶や紅茶にもカフェインは含まれているので、夕食後習慣的に飲んでいる場合はノンカフェインのハーブティーに置き換えるなどするとスムーズです。寝る前に飲むのにおすすめなのが、はちみつ入りのハーブティーです。酸味のあるローズヒップや、優しい味のリンデンフラワーなどを飲むとリラックスできます。

照明にもちょっとした工夫をすると、寝つきがよくなります。リビングや寝室の蛍光灯を少し温かみのある色に替えると、手軽にリラックス効果を得ることができます。さらに寝る直前にスマホを見ないようにして、白熱灯の穏やかな明かりで読書する、瞑想するなどの工夫をすると、睡眠の質が上がり肌の調子が良くなります。

運動

運動習慣が無い場合は、美肌のためにも軽い運動を始めると良いです。朝起きたらウォーキングをする、夜寝る前にヨガやストレッチをするなど、軽い内容でも運動をすると肌の調子を上げる効果が期待できます。

いきなりハードな運動を始めると挫折の原因になるので、通勤時にスニーカーを履いて少し長めに歩いたり、お昼休みに軽く散歩するなどの方法から始めたりなど、まずは運動習慣を身に付けましょう。いきなりジムを契約するのは挫折の元なので、無理のない範囲で始めることが重要です。

 

また朝早い時間のウォーキングは紫外線の心配も少なく、さわやかな気分になれるのでストレス解消にも役立ちます。ウォーキングは晴れた日に近所をぶらりと散歩することから始めて、雨の日や気分が乗らない日はお休みするなど無理のない範囲で運動習慣をつけましょう。

ストレス発散

ストレスは肌の状態にも大きく影響します。そのため、自分なりのストレス発散方法を身に付けておきましょう。本を読む、音楽を聴く、ゆったり入浴する、カフェでのんびりするなど、人によってストレス発散方法は異なるので、自分に合った方法を見つけてください。

また、適度な運動や睡眠もストレス発散に効果的なので、肌のためにそういったストレス発散方法を取るのもおすすめです。

肌状態の改善にはサロン脱毛もおすすめ

肌状態の改善にはサロン脱毛もおすすめです。ムダ毛の処理をするためにカミソリや毛抜きなどを使用する人は多いかと思いますが、そういった自己処理は肌への負担が大きく、乾燥や肌トラブルが起こりやすくなります。

そのため、どうしても化粧水やクリームなどのスキンケアが必要になってくるのです。サロン脱毛で事前にムダ毛をなくしておけば、何もしないスキンケアを目指しやすくなるでしょう。

サロンでのフラッシュ脱毛は、痛みが少なく肌に負担が少ない脱毛方法です。痛みに弱い人や少ない負担で脱毛をしたい人はサロン脱毛を検討してみてください。また、サロンで行われているIPL脱毛などは美肌効果も期待できるため、美肌を目指している人におすすめできます。

サロン脱毛がおすすめの理由

肌状態の改善にはサロン脱毛がおすすめとしましたが、ここではサロン脱毛がおすすめの理由を紹介していきます。

  • 自己処理の負担がなくなる
  • 毛穴が引き締まる

それぞれ詳しく解説していきます。

自己処理の負担がなくなる

ムダ毛をカミソリで処理していると、肌が荒れて乾燥したり毛穴が目立ったりします。毛抜きや脱毛ワックス、除毛クリームなども肌への負担が少ないので、できるだけ控えるようにしましょう。

サロン脱毛には、ムダ毛を減らしたり生えにくくしたりする効果があるため、脱毛を続けていけばムダ毛処理が必要なくなっていきます。自己処理をした後の肌に何もしないままでいると肌トラブルにつながる可能性が高いため、サロン脱毛をして自己処理の必要がなくなれば、何もしないスキンケアも行いやすくなるでしょう。

毛穴が引き締まる

サロン脱毛をしてムダ毛がなくなれば、毛穴が締まりやすくなります。自己処理のしすぎで毛穴に雑菌が入って炎症を起こすこともなくなるので、今までカミソリの処理で気になった毛穴も目立たなくなるでしょう。

何もしないスキンケアをしたいけど毛穴が気になるから躊躇っているという人は、まずはサロン脱毛から検討してみてください。

まとめ

何もしないスキンケアは「肌断食」とも呼ばれるもので、今まで行っていたクレンジングや洗顔をやめて、基礎化粧品を省略しシンプルなスキンケアで美肌を目指していくものです。スキンケアによる美肌ではなく、肌本来のバリア機能によって美肌を目指していきます。

いきなり何もしないスキンケアをすると、乾燥や肌トラブルが起こる可能性があるため、少しずつスキンケア用品を減らす、時間を区切って使わないタイミングを作るなどの方法を取ると良いでしょう。

また、ムダ毛や毛穴が気になるけど何もしないスキンケアを始めたいと思っている方は、まずはサロン脱毛から検討してみてください。

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