光脱毛でムダ毛が抜ける仕組みは？脱毛方法ごとの仕組みを解説

「光脱毛をしようか悩んでいるけど、そもそもなんで光脱毛で毛が抜けるの？」「光脱毛の仕組みが分からなくて施術を受けるのが少し不安」と、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、光脱毛の仕組みや医療脱毛との仕組みの違い、光脱毛のメリットなどを詳しく解説していきます。光脱毛の仕組みを知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもムダ毛が発毛するまでの仕組み

光脱毛の仕組みについて説明する前に、まずはムダ毛が発毛するまでの仕組みについて見ていきましょう。毛は毛根から生えてくるということを理解している方は多いかと思いますが、実は毛根の中にもいくつかの組織があり、それぞれに役割があるのです。それぞれどのような役割を持っているのか、詳しく解説していきます。

ムダ毛の基本的な発毛の流れは、毛母細胞が分裂をして毛球を作ることで毛乳頭と結びつけます。次に、毛乳頭が取り込んできた栄養を毛母細胞に与え、細胞分裂によって毛を成長させていくのです。毛母細胞が発達している人ほど、太く丈夫な毛が生えます。

これらの流れは、毛周期の中の「成長期」という段階で行われます。毛周期については、次の見出しで解説していきます。

ムダ毛には「毛周期」というサイクルがある

毛周期は簡単にいうと毛が生え変わる周期（サイクル）で、以下の4つのステップがあります。

毛は成長初期→成長期→退行期→休止期→成長初期というサイクルを繰り返しており、このサイクルにかかる期間は部位によって異なります。光脱毛は一般的に、毛周期の中の成長期の毛に効果を発揮するので、1度施術をしたら成長期の毛が生えそろうまで期間を空けなければいけません。そのため、施術をしたら次の施術は2〜3ヶ月後としているサロンが多いです。

光脱毛（フラッシュ脱毛）の仕組み

ムダ毛の仕組みについて理解したところで、いよいよ光脱毛の仕組みについて見ていきましょう。しかし、実は光脱毛は1つだけではなく数種類あり、使用される機械や脱毛効果、仕組みも異なります。

ここでは、それぞれの種類ごとの仕組みを解説していきます。従来からあるメジャーな脱毛方法から注目されている新しい脱毛方法まで、5つの光脱毛について詳しく説明していきます。

• IPL脱毛
• SSC脱毛
• SHR脱毛
• ハイパースキン脱毛
• THR脱毛

順番に見ていきましょう。

IPL脱毛

IPL脱毛（Intense Pulse Light）は、日本ではもっともメジャーともいえる光脱毛方法です。毛の黒いメラニン色素に反応する光を毛根に照射して、熱によるダメージを毛根に与えて弱らせることで脱毛をします。

メラニン色素が多く含まれている濃くて太い毛への効果が特に高く、特にワキやVIOの脱毛に適している方法です。

日焼け肌や色黒肌、ホクロ、シミなどの、肌にメラニン色素が溜まっている部分に照射をすると、火傷などの肌トラブルにつながる可能性があるため、酷い場合は照射を断られたり避けて照射をされたりします。

メラニン色素が薄い産毛には効果が薄く、白髪や金髪の脱毛は難しいです。

IPL脱毛については、「IPL脱毛とは？仕組みや部位ごとの効果を分かりやすく解説」の記事で詳しく解説しています。

SSC脱毛

SSC脱毛（Smooth Skin Control）は、肌に「ビーンズジェル」と呼ばれる特殊なジェルを塗布して、「クリプトンライト」と呼ばれる光を照射することで脱毛効果を得る方法です。

ビーンズジェルを塗布した部分にクリプトンライトの光を照射すると、ジェルの中に含まれている「フィニリーブ」という抑毛効果がある成分が弾けます。毛穴の中に「フィニリーブ」が浸透していくことで、ムダ毛が生えにくくなっていくのです。

ジェル越しに照射をするので肌へのダメージが最小限に抑えられ、痛みもほとんど感じないという利点があります。ジェルに美肌成分が含まれており、美肌効果も期待できるのもメリットとして挙げられるでしょう。

SSC脱毛については、「S.S.C脱毛はどのくらいの効果がある？脱毛の仕組みを詳しく解説」の記事をご参照ください。

SHR脱毛

SHR脱毛（Super Hair Removable）は、従来の「今生えている毛を弱らせる」熱照射式の脱毛方法とは違い、「これから生えてくる毛を抑制する」蓄熱式の脱毛方法です。これまでの脱毛方法はメラニン色素に反応する光を毛根に照射するのが一般的でしたが、SHR脱毛は毛を生やす指令を出している「バルジ領域」に弱い光を連続で照射してダメージを与えることで脱毛効果を得ます。

バルジ領域は肌の浅い位置にあるため、毛根全体に光を照射しなければいけない従来の脱毛方法よりも弱い光で効果を十分に発揮できるのです。弱い光で効果を発揮する分、肌への負担や痛みが少ないのも特徴といえます。

メラニン色素に関係なく照射できて、産毛や色素の薄い毛にも適しており、毛周期に左右されず脱毛を進めることが可能です。

SHR脱毛については、「SHR脱毛のメリットデメリットは？仕組みから詳しく解説」の記事を参考にしてみてください。

ハイパースキン脱毛

ハイパースキン脱毛もSHR脱毛と同様に、蓄熱式脱毛の1つです。毛穴から特殊な光を照射してバルジ領域にアプローチすることで発毛を抑制します。ハイパースキン脱毛の光は約36度と体温程度の温かさなので、痛みがほとんどなく、肌への負担も少ないです。敏感肌やアトピー肌の方でも施術できるのが大きなメリットといえます。

さらに、メラニン色素に関係なく脱毛できるため、日焼け肌や色黒肌でも脱毛できて、毛周期に左右されず最短2週間ほどで脱毛可能です。

ハイパースキン脱毛については、「ハイパースキン脱毛は本当に子どもでも脱毛できる？仕組みや効果を解説」の記事をご参照ください。

THR脱毛

THR(Thermo Heat Remouver)脱毛は、次世代の蓄熱式脱毛と呼ばれている注目の光脱毛の方法です。SHR脱毛とIPL脱毛の欠点を改善した、いいとこ取りの脱毛ともいえます。

THR脱毛は、これまでのメラニン色素に反応する光に加えて赤外線領域を含んだ光を採用することで、日焼け肌に脱毛できないなどのデメリットを解消しました。メラニン色素に影響されないため、濃い毛・太い毛から産毛まで幅広い毛質の脱毛が可能です。

医療脱毛との仕組みの違い

医療脱毛は、IPL脱毛などと基本的な脱毛の仕組みは同じで、メラニン色素に反応するレーザーを照射することで毛根にダメージを与えてムダ毛が生えるのを抑制します。しかし、医療脱毛は医師や看護師などの医療従事者が施術を行うため、サロンで行われる光脱毛よりも照射の出力が強いです。

出力が強いので1回あたりで得られる効果が高く、早い段階で脱毛効果を実感できます。しかし、その分痛みが強く、脱毛費用が高くなりがちなのがデメリットです。

光脱毛で施術するメリット

光脱毛の仕組みについて理解したところで、光脱毛で施術をするメリットについて見ていきましょう。医療脱毛のほうが効果が高いのならそちらが良いのではないかと思ってしまうかもしれませんが、実は光脱毛にはさまざまなメリットがあるのです。ここでは、光脱毛で施術するメリットを4つ紹介します。

• 施術の痛みが少ない
• 肌への負担が少ない
• 1回に照射できる範囲が広い
• 美肌効果が期待できる

それぞれ見ていきましょう。

施術の痛みが少ない

光脱毛の大きなメリットの1つが、痛みの少なさです。光脱毛は医療レーザー脱毛よりも出力が抑えられている光を使用しているため、ピリッとした痛みしか感じません。SHR脱毛やハイパースキン脱毛であれば、温かみを感じる程度でほとんど痛みを感じないでしょう。

VIOなどの痛みを感じやすい部位の施術が不安な方もいるかと思いますが、施術時には照射前後に冷却ケアを行う他、光のパワー調節も可能です。痛みに悩まされる心配は少なく、光を照射する際の刺激や温かい程度の熱を感じるだけで終えられる人も多いでしょう。

肌への負担が少ない

光脱毛は肌への負担が少ない点も大きな魅力です。脱毛機は肌に優しい光を照射しているため、肌への負担が少なく肌トラブルにつながりにくいというメリットがあります。光脱毛を行っても、肌のコンディションを大きく崩さずに過ごせるでしょう。

ダウンタイムがない脱毛方法なので、仕事やお出かけの予定前でも気軽に行えます。とはいえ、肌への負担が全くないわけではありません。肌質やコンディションによっては、かゆみや赤みが出るなどの肌トラブルにつながる可能性もあります。

日焼けをしている人や肌が乾燥している人は肌トラブルにつながりやすいため、脱毛期間中は日焼け対策や保湿をしっかりと行うようにしてください。

1回に照射できる範囲が広い

光脱毛なら、1時間半程度あれば全身脱毛を完了させられます。これは、光脱毛機は照射口が広いものが多く、1回の照射で広範囲の脱毛を終えられるためです。背中やお腹といった大きい部位の施術に時間がかかりにくく、全身脱毛もスムーズに完了させられます。

光脱毛のスピーディーさは、脱毛施術で疲れにくいだけでなく、仕事がある日でも脱毛施術を行いやすい、大事な休日のスケジュールが脱毛の施術で潰れてしまわないというメリットにもつながるのです。

美肌効果が期待できる

美容効果が期待できる点も、光脱毛の注目したいメリットといえます。

例えば、IPL脱毛では、美容皮膚科などで受けられる、シミやそばかすの改善に効果的な光フェイシャルと同様の光で照射されます。そのため、IPL脱毛では脱毛効果を得ると同時に美肌効果が得られる可能性があるのです。

その他にも、SSC脱毛はジェルに美容成分が含まれている、ハイパースキン脱毛は施術の光によって肌のコラーゲンを生み出す作用を期待できるなど、それぞれの方法ごとに異なる美肌効果が期待できます。

すべての脱毛機・サロンにおいて美肌効果が期待できるわけではありませんが、脱毛施術に美肌効果まで求めたい場合はサロンの特色や脱毛機の特徴に注目して選ぶと良いでしょう。

光脱毛で効果を実感できるのはいつから？

光脱毛にはさまざまなメリットがあることが分かりましたが、1番重要なのは脱毛効果を得られるかどうかですよね。ここでは、光脱毛でツルツルな肌が手に入るのはいつになるのか、光脱毛の効果の感じ方について、施術回数と期間から詳しく解説します。

回数

光脱毛の1〜5回目までは、退行期や休止期を終えて成長期を迎えた毛が次々と生えてくることなどから、効果を実感しにくいです。実感する人が多くなるのは6回目を終えたころからで、生えている毛へのアプローチが満遍なく終わってきて、減毛や抑毛の効果が見え始めます。

回数における効果の感じ方には個人差がありますが、早い人では7回目の施術後から毛が生えてこなくなったと感じるようです。自己処理の負担が減れば良いという方であれば、8回〜10回程度で満足する方もいるでしょう。

12回目で、産毛も気にならないほどのツルツルな肌に近づける人もいます。あくまでも一般的な回数ですが、光脱毛は12〜18回ほどで満足度の高い脱毛を完了させられるというイメージを持っておくと良いでしょう。

期間

効果を実感できるまでには約1年〜1年半、ツルツルの肌になるまで脱毛をするなら約3年かかります。ここまで長くかかるのは毛の毛周期が深く関係しており、12回目までの施術が毛周期に合わせた2〜3ヶ月ごとに行われるためです。

ただ、これはサロンで光脱毛をした場合の一般的な期間であり、毛周期に影響されないSHR脱毛やハイパースキン脱毛であれば、短い期間で脱毛を終えることも可能です。

短い期間で脱毛を完了させたい場合は、毛周期に関係なく脱毛できる方法を選ぶのがおすすめといえます。

光脱毛の料金相場　

脱毛サロンで全身脱毛（顔とVIO含む）を行う場合の料金相場は、計6回で15〜20万円です。キャンペーンを実施しているサロンも多いため、条件に当てはまれば料金相場よりも大幅に安い価格で脱毛を始められます。

数百円で複数部位の脱毛ができるキャンペーンなどを行っているところもあるため、脱毛したい部位がキャンペーンに含まれているか、サロンごとのキャンペーン内容の違いなども確認してみると良いでしょう。

光脱毛が向いている人と向いていない人の特徴

「光脱毛が自分に合っているのか分からない」「他の脱毛方法も魅力的」なんて迷っていては、いつまで経っても脱毛を始められません。そこで、すぐにでも脱毛を始めたいと考えている人のために、光脱毛が向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。

光脱毛を選ぶのか、それとも脱毛方法の選択肢から光脱毛を外すのか、決める際の参考にしてください。

光脱毛が向いている人

光脱毛が向いている人の特徴は以下の通りです。

• コストをできるだけ抑えたい
• 痛みが苦手、痛みに敏感
• 1回の施術を短時間で終わらせたい
• 減毛や抑毛効果で十分満足できる
• 美肌効果も期待したい
• 日焼け肌が気になっている
• 色黒肌が気になっている
• 脱毛したい部位にホクロが多い
• 毛の色素が薄い

上記で紹介してきた光脱毛のメリットに魅力を感じた人の他、肌の色やホクロの数、毛の色で不安がある人は光脱毛が向いています。

光脱毛が向いていない人

光脱毛が向いていない人の特徴は以下の通りです。

• 毛が生えてくる心配のない永久脱毛を希望している
• 脱毛効果を早く実感したい
• 少ない回数で脱毛を完了させたい

光脱毛でも満足度の高いツルツルな肌は目指せますが、「永久ではない」「効果を感じにくい」「時間がかかる」点はよく取り上げられるデメリットです。光脱毛のメリットよりもデメリットの方が気になってしまう方は、光脱毛は避けたほうが良いでしょう。

選び方を間違えると後悔が残るだけでなく、金銭的な負担も変わってくるので、妥協せずに決めることをおすすめします。

光脱毛の施術でおすすめのサロン

サロンでの光脱毛を検討しているけど、どこが良いのか分からないという方のために、ここからは、光脱毛の施術でおすすめのサロンについて紹介します。

• ビーエスコート
• ミュゼプラチナム
• キレイモ
• ディオーネ
• ストラッシュ

それぞれのサロンの特徴や違いを見ていきましょう。

ビーエスコート

ビーエスコートは、創業22年で全国に50店舗以上展開している脱毛サロンです。脱毛をしても満足ができなかった場合に回数・期限に関係なくお手入れができる「満足コース」などがあるため、完璧にムダ毛をなくしてツルツルにしたいという人も利用しやすいでしょう。

ミュゼプラチナム

引用：ミュゼプラチナム 公式サイト

ミュゼプラチナムは、ニーズに合わせた施術を受けられるサロンです。両ワキやVラインとお得に施術できる5年間通い放題コース、まとめてケアが可能なセットコース、施術箇所や回数を選べるフリーセレクト美容脱毛コースといったプランが用意されています。

キレイモ

引用：キレイモ 公式サイト

キレイモは、スタッフ全員がマナーインストラクターなどの研修を受けており、丁寧な接客を受けられるサロンです。キレイモ独自の予約システムを導入していて、店舗ごとの空き状態がすぐに分かります。予約が取りやすい点も人気の理由の1つといえるでしょう。

ディオーネ

引用：ディオーネ 公式サイト

ディオーネはハイパースキン脱毛を採用しているサロンで、アトピー肌で他店では施術を断られたという方でも施術可能の場合があります。全国に100店舗展開されているため、ハイパースキン脱毛での脱毛を考えている方は、通える範囲に店舗があるかチェックしてみてください。

ストラッシュ

引用：ストラッシュ 公式サイト

ストラッシュはSHR脱毛を導入しているサロンで、痛みの少ない脱毛ができます。分かりやすい料金体系が特徴的で、シンプルな料金設定で提示されている料金以外の費用は一切発生しません。

光脱毛に関するよくある質問

最後に光脱毛に関するよくある質問を紹介します。「光脱毛完了後の効果の持続性」や「自宅で手軽に始められる家庭用光脱毛の効果」について知りたい人は必見です。脱毛方法を決める際のポイントにもなるので、ぜひご一読ください。

光脱毛の効果はどのくらい持続する？

光脱毛の効果がどれほど持続するかというと、残念ながら明確に提示されていません。数十年経ってもほとんど生えない人もいれば、数年で少し生えてきてしまったという人もいるでしょう。

効果の持続性が明確になっていない理由は、光でダメージを受けた細胞が再生するスピードには「使用した脱毛機の種類」「照射回数」「毛の質」「ホルモンバランスの変化」などが関係しており、個人差があるためです。

効果の持続性に不安がある方は、回数・期限に関係なくお手入れができる「満足コース」があるビーエスコートをご検討ください。

家庭用の光脱毛でも効果は得られる？

家庭用の光脱毛でも、減毛や抑毛といった効果を得ることは可能です。しかし、誰でも照射ができるように出力が弱められているため、サロン脱毛のほうが高い効果を得られます。うなじや背中、二の腕の裏、太もも裏など、自分の目で見えない部分の脱毛で照射漏れが起こりやすいという点にも注意が必要です。

VIOなどのスタッフに見られるのが恥ずかしい部位の脱毛をしたい、サロンに何度も通うのは面倒といった方にはおすすめです。

まとめ

光脱毛の仕組みは、IPL脱毛、SSC脱毛、SHR脱毛、ハイパースキン脱毛、THR脱毛でそれぞれ異なるため、特徴や違いなどをしっかりと把握して、自分に合う光脱毛の方法を見つけてみてください。光脱毛の仕組みをしっかりと把握できれば、より効果的な脱毛になります。

光脱毛は、料金が安い、痛みや肌への負担が少ない、全身脱毛を短時間に終えられる、美肌効果も期待できるなど、メリットがたくさんあります。そのメリットを十分に生かせるように、記事を参考にしながら光脱毛について詳しく知っていきましょう。

サロン脱毛をご検討中の方は、ぜひビーエスコートをご利用ください。「カウンセリングフォーム」から無料カウンセリングを受け付けております。

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