脱毛と同じ日にエステマッサージを受けてはいけない?その理由とは

「脱毛もしたいけどエステにも通いたい」と思う方は少なくないかと思いますが、忙しい中で脱毛とエステメニューの施術の予定をバラバラに入れるのは大変です。できるのであれば、脱毛とエステの施術を同じ日にまとめて行いたいと思ってしまいますよね。

この記事では、脱毛と同じ日に受けられるエステメニュー、同じ日に受けられないエステメニューを紹介します。脱毛と同じ日に受けられない4つの理由や、同じ日に受けてしまった場合にすべき5つの対処法も解説していくので、参考にしてみてください。

目次

脱毛と同じ日にできるエステのメニュー

脱毛とエステを同じ日に受ければ、スピーディーに美肌が手に入る上にスケジュール的にもスムーズです。しかし、脱毛と同じ日に受けられるエステと同じ日に受けられないエステがあるので注意をしなければいけません。

ここではまず、脱毛と同じ日に受けられるエステメニューを紹介します。期待できる効果だけでなく、同じ日に受けることで脱毛効果のアップが期待できるのかという点にも言及するので、ぜひ参考にしてください。

ピーリング

ピーリングは、肌の表面にある古い角質層を、特殊な方法を用いて剥がし落とす美容法です。シミやそばかす、くすみなどの色素沈着の改善を得意としているエステメニューで、角質層を取り除ける可能性がある他、肌のターンオーバーが促されるため排出を促せる効果が期待できます。

ピーリングは、ニキビや脂性肌などの肌トラブルの改善だけでなく、キメ細やかな柔らかい肌を手に入れられる点も大きな魅力です。キメ細やかな柔らかい肌は脱毛で照射する光を屈折させずに真っすぐ通してくれるため、脱毛効果も高めてくれるでしょう。

イオン導入

イオン導入は、美容成分を肌のより深いところまで届けられる美容法です。浸透させられる美容成分は、利用する店舗によってさまざまなものが用意されています。例えば、ビタミンC誘導体のイオン導入を行う場合、期待できる効果はシミやそばかすなど色素沈着の原因となる、メラニンの産生の抑制効果です。

また、ニキビ予防や毛穴の開き予防、皮脂の過剰分泌の抑制、しわやたるみの改善にコラーゲンの合成をサポートする効果も期待できるとされています。

アプローチ方法は異なりますが、イオン導入もピーリングと同様に、肌トラブルの改善だけでなくキメ細やかな柔らかい肌を手に入れられる美容方法です。脱毛と同じ日に受けることで、脱毛効果を高めてくれるのではないでしょうか。

脱毛と同じ日にできないエステのメニュー

ピーリングとイオン導入と違い、脱毛と同じ日にできないエステメニューは以下の3つです。

  • フォトフェイシャル
  • ラジオ波
  • マッサージ・痩身エステ

もし、すでに脱毛をしていて、エステを新たにはじめようとしている場合は、上記の3つは受けられません。これから検討しようという方は、日をずらして行うか、脱毛を終わらせてからエステを行うなどの調整をしなくてはいけません。

以下では同じ日に受けられない理由について言及しますが、その前に3つのエステにどのような効果が期待できるのかを解説していきましょう。

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルは、IPLと呼ばれる光を使用して肌に刺激を与える美容法です。IPLの光はメラニン色素に反応して分解と排出を促すため、シミやくすみなどの改善が期待できます。

また、光の刺激によってコラーゲン生成が活性化されるため、しわやたるみの改善や、ハリツヤのある肌も目指せます。この他にも毛穴の引き締め効果や美白効果など、さまざまな肌トラブルの改善や美肌効果が期待できる方法です。

IPLは脱毛の光としても採用されているため、サロンのIPL脱毛を検討すれば副次的効果として美肌効果も期待できます。IPL脱毛については、「IPL脱毛とは?仕組みや部位ごとの効果を分かりやすく解説」の記事をご参照ください。

ラジオ波

ラジオ波は高い周波数を持つ電磁波のことで、肌に流すことでさまざまな美容効果や痩身効果が得られるといわれています。例えば、ラジオ波は血行を良くする働きがあるため、老廃物が排出されることによるむくみ改善が可能です。血行が促されれば、肌のターンオーバーが活発になる効果も期待できるでしょう。

また、ラジオ波には固くなった脂肪細胞をほぐす効果が期待できるともされています。セルライトの除去促進や脂肪が燃えやすくなるといった、嬉しい効果も期待できるでしょう。

マッサージ・痩身エステ

マッサージ・痩身エステは、手技や専門的な機器を使用して体の悩みを解消できる美容法です。マッサージは、揉みほぐしたりさすったりと主に手技で行われます。血流やリンパの流れの改善や骨格改善、ストレスの解消、筋肉疲労の回復、自律神経の改善などの効果が期待できるでしょう。

痩身エステは、手技に加えて専門的な機器も使用して行われます。理想とする体形をスピーディーに実現するためのサポート的な施術を受けることが可能です。

ここまでは脱毛と同じ日に受けられないエステメニューを紹介してきましたが、3つ目のマッサージ・痩身エステにおいては、特定のメニューに限って脱毛と同じ日に受けても良いとされています。以下に取り上げるので、参考にしてみてください。

ヘッドスパ

頭皮を揉みほぐすヘッドスパなら脱毛と同じ日に受けても構いませんが、もし脱毛をする場所が顔の場合は同じ日の施術を避けたほうが良いでしょう。ヘッドスパで血行が良くなるため、顔脱毛で痛みを強く感じたりかゆくなってしまったりするかもしれません。

骨盤矯正

骨盤の位置を整える矯正施術は脱毛と同じ日に受けても構いません。ただし、長時間の施術メニューを行うと、血行が良くなって脱毛施術に影響が出るため注意してください。

タイ古式マッサージ

ツボに圧を与える指圧とストレッチを組み合わせたタイ古式マッサージなら、脱毛と同じ日に受けても構いません。ただし、マッサージ店によっては肌に刺激を与えるメニューが加わるケースがあるため、よく確認した上で当日に受けられるかを判断してください。

接骨院での施術

接骨院での骨盤矯正や筋肉調整などの施術も、脱毛と同じ日に受けても構いません。ただし、場合によっては温熱療法や高周波治療などの、肌に強い刺激を与えるような手技が行われるため注意が必要です。

肌トラブルが起こるリスクを避けるため、同じ日に脱毛施術を受けている、あるいは接骨院での施術後に脱毛施術を受ける旨を伝え、避けてもらうようにしてください。

脱毛と同じ日のエステがNGの理由

ここまで、脱毛と同じ日に受けられないエステメニューとして、フォトフェイシャル、ラジオ波、マッサージ・痩身エステについて解説しました。では、これらのメニューはなぜ同じ日に受けてはいけないのでしょうか。ここでは、脱毛と同じ日のエステがNGの理由を4つ解説していきます。

  • 脱毛後は肌が敏感になる
  • 血行が促進すると肌トラブルにつながる
  • 汗が原因で雑菌が繁殖するリスクがある
  • 制汗剤の成分が肌トラブルを引き起こす場合もある

それぞれ詳しく解説していきます。

脱毛後は肌が敏感になる

脱毛とエステメニューを同じ日に受けられない理由の1つは、脱毛後は肌が敏感になっているためです。脱毛で照射する光は少なからず肌に負担を与えてしまうため、ちょっとした刺激にも敏感になってしまいます。

また、脱毛施術後は肌が熱を持っているので水分が蒸発しやすく、肌のバリア機能が低下してしまう点も肌が敏感になる原因の1つです。普段の肌の状態ならなんともないエステでも、脱毛後に施術をすると敏感に反応してしまう可能性があります。予想もしないトラブルが起きてしまうかもしれません。

血行が促進されると肌トラブルにつながる

エステを受けて血行が促進されている状態は、脱毛施術を行うに当たってあまり好ましくありません。理由としては、血行が良い状態=体が熱を持っている状態で、脱毛でさらに熱を与えることによって火傷を起こすリスクが高くなるためです。

また、血行が良くなると、強いかゆみや赤みが出るといった肌トラブルにも悩まされやすくなるでしょう。

汗が原因で雑菌が繁殖するリスクがある

脱毛後は肌が敏感になっているので、汗が原因で雑菌が繁殖して肌トラブルが起きる可能性があります。そのため、脱毛後は発汗作用を促すようなエステを受けないほうが良いとされています。

汗が出るのは体が火照っている状態ということです。脱毛施術後だけでなく、脱毛施術前も汗をかくような行動は控えたほうが良いでしょう。体が火照っている状態で脱毛を受けると、火傷を起こすリスクが高くなってしまいます。

制汗剤の成分が肌トラブルを引き起こす場合もある

脱毛後の肌は敏感になっていて、制汗剤の成分で肌トラブルを起こす場合がある点にも注意が必要です。

例えば、基礎代謝が上がるようなエステを受けた場合、エステの効果や季節によっては汗をかきやすい状態となることが予想されます。そこでうっかり制汗剤を使用してしまうと、肌が敏感に反応してかゆみや赤みといった肌トラブルにつながってしまうかもしれません。

制汗剤が与える脱毛への影響については、「脱毛の施術当日に制汗剤を使用しても良い?脱毛時の注意点を解説」の記事をご参照ください。

脱毛と同じ日にマッサージを受けてしまったら?

今から脱毛とエステをはじめる方は、これまで紹介した内容をもとに、同じ日の施術を避けられるでしょう。しかし、中には知らずに受けていた方や、うっかり同じ日に受けてしまった方もいるのではないでしょうか。

そこでここからは、脱毛と同じ日にマッサージを受けてしまった際にできる5つの対処法を紹介します。

  • 肌の状態を確認して様子を見る
  • 脱毛をした部位を冷やす
  • 保湿を徹底して行う
  • 水分補給をしっかりと行う
  • サロンに相談してみる

症状が出ていないと気にならないものですが、同じ日に受けてしまった場合は症状の有無に関係なく、以下の対処を行うのがおすすめです。

肌の状態を確認して様子を見る

脱毛と同じ日にマッサージを受けてしまったら、まず行うべきなのが肌の状態の確認です。ヒリヒリ感や痛み、かゆみといった症状がなくても、皮膚が赤くなっていたり腫れあがっていたりするケースがあります。特に見えにくい部位は注意が必要です。

そのため、同じ日に施術を受けてしまった部位を鏡などを使ってすみずみまで確認し、肌トラブルがないかをチェックしてください。肌トラブルは数日経過してから出るケースもあるため、施術後から数日間は着替えや入浴などのタイミングで確認することをおすすめします。

脱毛した部位を冷やす

肌トラブルが起こるリスクを下げたり、症状を和らげたりできる対処法が冷却です。脱毛と同じ日のエステがNGの理由として、血行が促進されると肌トラブルにつながる点を取り上げました。今は症状がなくても、かゆみや痛みが徐々に強くなってくる可能性があります。

また、火傷を負っている可能性もゼロとはいえません。そのため、同じ日に受けてしまった場合は、症状の有無に関係なく施術した部位を冷やしておくと良いでしょう。

冷水で冷やしたタオルやタオルを巻いた保冷剤を使用するのがおすすめです。タオルの素材が刺激とならないよう注意する他、保冷剤を使用する際は冷やし過ぎによる凍傷にも注意してください。

保湿を徹底して行う

脱毛と同じ日にエステをすると、エステによる血行促進や基礎代謝のアップによる発汗促進と、脱毛施術による火照りが同時に起こるため、肌が水分不足になっているでしょう。そのため、同じ日に受けてしまった場合はすぐに保湿を行う他、施術日以降も意識して保湿を継続してください。

水分補給をしっかりと行う

肌の水分不足をケアするために保湿ケアが重要と紹介しましたが、水分補給も同時に行いましょう。というのも、エステと脱毛を同時に受けた肌は敏感になっているだけでなく熱がこもっているため、皮膚から十分な水分量を補えない可能性があるためです。

また、水分補給には体温を下げる効果を期待できます。体の火照りによって起こりやすい肌トラブルのリスクも減らせるでしょう。

サロンに相談してみる

脱毛とエステを同じ日に受けてしまった際は、焦りから何から取り組むべきかに迷ったり、対処法を忘れたりするかもしれません。そんなときはサロンに相談してください。サロンならどのような施術を行ったかを把握しているため、ケアの仕方や通院など、的確なアドバイスをしてもらえるでしょう。

もし医療機関と提携しているサロンなら、医療機関を紹介してもらえます。どこを受診するかに悩まされることがなく、素早く治療に励むことができるでしょう。

エステと脱毛の施術に関する質問

最後に、エステと脱毛施術に関する質問を2つ取り上げて紹介します。

  • 脱毛前のエステがダメならセルフエステは良い?
  • マッサージ以外に注意すべき行動は?

どちらも肌トラブルのリスクを減らす大事なポイントとなるので、ぜひ参考にしてください。

脱毛前のエステがダメならセルフエステは良い?

エステがダメならセルフエステは良いのかという点ですが、結論からいえばセルフエステも脱毛前に行うのは避けるべきです。もちろん、セルフエステを行ってから脱毛をするのも好ましくありません。

理由は、脱毛と同じ日のエステがおすすめできない理由と同じです。脱毛施術を受ける予定があるなら、セルフエステは脱毛施術日から1〜3週間程度あけて行うようにしましょう。

マッサージ以外に注意すべき行動は?

マッサージ以外に注意すべき行動は、飲酒、入浴、運動、日焼けなどがあげられます。脱毛と同じ日のエステがNGの理由として、肌が敏感になっている状態、血行が促進されている状態、汗、制汗剤の4つを取り上げましたが、上記の4つの行動はどれもNGの理由に該当するためです。

飲酒は施術日から前後12時間、入浴は施術日当日、運動は3日間は避けたほうが良いといわれています。日焼けに関しては、脱毛をはじめてから完了するまでの期間、日焼け対策に注意しなくてはいけません。

それぞれの注意点については「フェイシャルエステと脱毛の順番は?どっちを先に行うべきかを紹介」の記事をご参照ください。

まとめ

エステと脱毛を並行して行いたい場合、ピーリングとイオン導入なら脱毛施術と同じ日に受けられます

フォトフェイシャルとラジオ波、マッサージ・痩身エステは、肌への負担が大きく、体が熱を持ってしまいやすい特徴があります。脱毛後の肌との相性が悪いので、脱毛と同じ日には受けられません。

同じ日にするのがNGのエステを受けたい場合、脱毛と並行して行えないのかというと、脱毛施術日の翌日や数週間の間隔をあければ受けることは可能です。エステと脱毛のカウンセリング時に相談し、スケジュール管理をしっかり行いながら、エステと脱毛を並行して美肌を目指してみてはいかがでしょうか。

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