スキンケアのライン使いは美肌に効果的?メリットデメリットを紹介

「スキンケアのライン使いは肌に効果的なのか」「スキンケアのライン使いをするメリットはあるのか」など、美容について研究している女性の方や、そうでない女性の方でも、スキンケアのライン使いの方法について、疑問に思ったことがあるでしょう。

そこで今回は、スキンケアのライン使いは美肌に効果的なのかを紹介します。この記事を読めば、スキンケアのライン使いのメリットデメリットを把握できるので、より自分に合ったスキンケアを見つけられるでしょう。スキンケアにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

スキンケアのライン使いとは

スキンケアのライン使いとは、化粧水や美容液、クリームなどのスキンケアで使う基礎化粧品を、同じブランドで使うことです。同じ化粧品を使用するため、組み合わせによって相性が合わないなどのデメリットがなく、非常に便利です。

こういった理由から、多くのスキンケア商品は、ライン使いが推奨されています。ただし、ライン使いをしなければ効果が出ないなんていうことはありません。自分の肌の悩みに合わせて化粧品を選び、正しく使用することが大切です。

スキンケアアイテムをライン使いするメリット

スキンケアアイテムのライン使いには、下記の3つのメリットがあります。

  • 適切な成分が効率良く肌に届く
  • 自分の肌悩みに合わせて選びやすい
  • より適切な使い方ができる

それぞれ見ていきましょう。

適切な成分が効率良く肌に届く

スキンケアアイテムをライン使いするメリットとして、適切な成分が効率良く肌に届くことがあります。スキンケアアイテム同士の成分が、邪魔しあうことなく肌に浸透するため、高い効果を期待できるでしょう。

スキンケアアイテムのほとんどは、ライン使いすることを想定して開発されています。そのため、足りない成分を補いながら、肌に必要な成分をバランス良く与えられるのがメリットです。

また、ライン使いをすれば、相性の悪い組み合わせになることがありません。スキンケアアイテムには、弱酸性やアルカリ性のものがあり、中には相性の良くない組み合わせもあるでしょう。しかし、ライン使いをすれば、各アイテムの相性が考慮されているため、深く考えなくても安心して使うことができるでしょう。

自分の肌悩みに合わせて選びやすい

スキンケアアイテムのライン使いは、自分の肌悩みに合わせて選びやすいというメリットもあります。スキンケアアイテムによって、保湿ケア、ニキビケア、エイジングケアなど、さまざまな肌悩みに合わせた成分の配合になっているため、使用する際には、それぞれのスキンケアがどのような肌悩みに効果があるのかを確認する必要があります。

しかし、ライン使いをする場合は、1つ1つのアイテムがどのような効果があるのかを把握する必要がなく、目的に合わせたスキンケアがしやすいです。迷わずに肌質や肌の悩みに合ったスキンケアが始められます。

より適切な使い方ができる

スキンケアアイテムをライン使いするメリットとして、より適切な使い方ができるというのも挙げられます。なぜなら、ライン使いが推奨されているアイテムは、効率良くケアができるベストな使い方を、ホームページなどで確認できることが多いからです。

バラバラのブランドアイテムを組み合わせると、使用する量や、使用する順番の調整が難しくなってしまいます。使い方に悩むことなく、効率良くスキンケアしたい方には、ライン使いがおすすめです。

スキンケアアイテムをライン使いするデメリット

次に、スキンケアアイテムをライン使いするデメリットを3つ紹介します。

  • バラバラに買うよりもお金がかかる可能性がある
  • 必ずしも全てが肌に合うとは限らない
  • 他のアイテムに挑戦しにくい

それぞれ見ていきましょう。

バラバラに買うよりもお金かかる可能性がある

スキンケアをライン使いすることで、バラバラに買うよりもお金がかかる可能性があります。

ライン使いをすると、化粧水や乳液、美容液と、多くのアイテムを買い揃える必要があります。個人でスキンケアアイテムを自由に選んで使用する場合は、どのアイテムを揃えるのかは個人の自由ですが、ライン使いではそうもいかないでしょう。

肌の悩みが大きくないのなら、全て揃えるのではなく、1つか2つくらいお気に入りのブランドのものを使うことをおすすめします。

季節によって、使うアイテムを変えるのも、お金を抑えるためには有効です。例えば、夏であれば化粧水とクリームだけを使い、冬であれば、化粧水や美容液、保湿クリームの3つを使うなどです。

必ずしも全てが肌に合うとは限らない

スキンケアアイテムをライン使いするデメリットの1つが、必ずしも全てが肌に合うとは限らないという点です。例えば、化粧水と乳液は肌に合うのに、美容液だけは肌に合わないといったケースが考えられます。

同じメーカーのアイテムでも、配合成分や使用感が違うため、全てのアイテムが自分の肌に合うとは限らないことは覚えておきましょう。

他のアイテムに挑戦しにくい

スキンケアアイテムをライン使いするデメリットとして、他のアイテムに挑戦しにくいことがあります。スキンケアアイテムを同時に購入しても、アイテムごとの使用量が異なるため、使い切るタイミングがバラバラになってしまいます。

化粧水だけを変えたいと思っても、乳液が余ってしまう場合があり、なかなか他のアイテムに挑戦しにくくなるでしょう。他のアイテムに挑戦しようと思っても、成分などを確認するのは面倒ですよね。

このように、ライン使いは他のアイテムに挑戦しにくいことがあります。

ライン使いするスキンケアの選び方

スキンケアアイテムのライン使いのメリットデメリットについて見たところで、次はライン使いをするスキンケアの選び方を紹介します。ライン使いを検討している方は、参考にしてみてください。

肌質や肌悩みに合うか確認する

肌質や肌悩みは個人によって異なります。これはライン使いする場合に限った話ではありませんが、それぞれの肌に合わせたスキンケアを選ぶようにしましょう。

  • 乾燥肌
  • 敏感肌
  • 脂性肌
  • 混合肌

順番に解説していきます。

乾燥肌

乾燥肌の方は、保湿ケアに特化したスキンケアを選ぶのがおすすめです。乾燥肌は、肌がカサついたり、かゆみや痛みを伴ったりします。外部からの刺激に敏感になる場合もあるため、低刺激のスキンケアアイテムを選ぶと、より安心です。特に、皮膚の薄い口元や目の周りは乾燥しやすいため、こまめなスキンケアが大切といえます。

敏感肌

敏感肌の方は、添加物が少なく、保湿効果が期待できるスキンケアアイテムを選ぶと良いです。敏感肌の方は、ちょっとした刺激でも、痛みやかゆみ、赤みが出てしまいます。保湿効果が期待できるスキンケアアイテムには、下記のような成分が含まれていることが多いので、成分表も確認してみてください。

 

保湿成分 効果
ヒアルロン酸 肌のハリや弾力を保つのに優れており、保湿性が高いのが特徴
セラミド 肌の奥から潤いに満ちて、ふっくらとキメが整った肌になる

バリア機能も働くので乾燥対策にも効果的

コラーゲン 肌の弾力や伸縮性が上がり、シワやたるみを防いでくれる
グリセリン 外部からの水分を引き寄せ、蒸発するのを抑える効果がある

肌のバリア機能があり、潤いをもたらしてくれる

 

このような、保湿成分の多いスキンケアアイテムを使うと良いでしょう。紫外線も肌への刺激となるため、紫外線対策のできるスキンケアアイテムを活用するのもおすすめです。

脂性肌

脂性肌の方は、皮脂コントロールができる成分が含まれているスキンケア商品を選ぶと良いでしょう。脂分の少ないさっぱりアイテムがおすすめです。

脂性肌は、毛穴の目立ちやニキビなどの肌トラブルが起きやすく、季節や湿度に関係なく、皮脂が必要以上に分泌してしまい、テカリやベタつきも発生します。ただし、ベタつきやすいからといって、保湿をしないのは良くありません。水分を補うために、さらに皮脂を分泌してしまう可能性があります。保湿力のあるアイテムを忘れずに取り入れましょう。

混合肌

混合肌の方は、肌の内側が乾燥しているため、保湿を重視したアイテムを取り入れるのがおすすめです。混合肌の方は、乾燥肌の部分と脂性肌の部分がある肌質のことで、日本人に多くいます。

どうしてもベタつきが気になる部分は、脂分の少ないスキンケアアイテムを使うのも良いですが、保湿を重視したアイテムを取り入れることを忘れてはいけません。

使用感をチェックしておく

ライン使いするスキンケアの選び方として、使用感をチェックするのも重要です。自分の肌悩みや好みにあっていて、毎日使い続けられるものかをチェックしましょう。

  • ベタつきが少ないか
  • 香りはどうか
  • 容器の使いやすさはどうか

こういった点を確認してみましょう。使用感が合っていないものを毎日使うのは大変です。毎日ストレスなく使用できるか、しっかりと確認してみてください。

トライアルやサンプル品を試してみる

ライン使いをするスキンケアを選ぶ際には、トライアル品やサンプル品を試してみると良いです。自分の肌に合うか、使用感が好みかなどを確認できます。最初からライン使いをするためのスキンケアアイテムを全て買い揃えると、自分の肌に合わなかった場合に残りを全て使うのは大変ですし、捨ててしまうのももったいないです。

しかし、サンプル品なら気軽に購入しやすいですし、人気アイテムや高価なアイテムなどのなかなか手が出ないアイテムにも挑戦しやすいでしょう。使い切りやすく持ち運びも便利なので、旅行やレジャーなど、あらゆる場面で使うことができます。

継続して使える価格帯かを調べる

ライン使いするスキンケア選びでは、継続して使える価格帯かどうかも重要です。先ほども解説した通り、スキンケアのライン使いはお金がかかりやすいというデメリットがあります。スキンケアは毎日行うものなので、ライン使いするアイテムを購入し続けられるかを確認するようにしましょう。高額なスキンケアアイテムを購入したものの、継続して使えないとなると、効果は落ちてしまいます。

ライン使いのスキンケアの効果を高める使用方法は?

ライン使いのスキンケア効果を高めたいという場合は、メーカーやブランドが推奨するスキンケアの手順を守ることが大切です。各メーカーやブランドは、スキンケアアイテムの適切な使用量やライン使いの手順を決めています。ホームページで使用方法を公開しているところも多く、販売店で使い方の解説をしてくれるところもあるでしょう。スキンケアアイテムの使用量や手順を守って使用することで、ライン使いのスキンケア効果を高められるでしょう。

スキンケア以外で美肌になる方法

美肌になるためには、スキンケア以外のポイントにも目を向けてみると良いです。ここでは、スキンケア以外で美肌になる方法を解説していきます。

  • 食生活に気をつける
  • 睡眠時間を確保する
  • 適度な運動をする
  • 日焼け対策をしっかりする
  • 入浴方法に気をつける
  • ムダ毛処理をする

この6つを意識して行動すれば、スキンケアとの相乗効果で、さらに美肌に近づけるでしょう。

食生活に気をつける

スキンケア以外で美肌になる方法として、食生活に気をつけることが挙げられます。食べすぎたりバランスの取れていない食事ばかりしていたりすると、キレイな肌には近づけません。

ダイエットのためなどの理由で食事を抜くのは良くないので、3食きっちりと食べることが大切です。バランスの取れた食事をするには、炭水化物を抜いたり断食をするのでなく、さまざまな栄養素を摂取するように意識してください。

また、水分不足になると、老廃物の循環が悪くなって、肌のターンオーバーの乱れにつながります。水分不足にならないためにも、こまめに水分を補給しましょう。

睡眠時間を確保する

スキンケア以外で美肌になる方法としては、睡眠時間を確保することが大切です。睡眠中には、「成長ホルモン」と「メラトニン」の2つのホルモンが分泌されています。

成長ホルモンは、新陳代謝を促して日中に浴びた紫外線や外気などのダメージを修復してくれる、入眠3時間前に分泌されているホルモンです。

メラトニンは、睡眠ホルモンと呼ばれており、成長ホルモンの分泌を促す作用を持っています。メラトニンには、シミやシワなどの肌トラブルを抑える強い抗酸化作用があり、ビタミンCやビタミンE以上の効果があるのも特徴的です。

睡眠は美肌効果を高めるため、質の高い睡眠を心がけることを意識しましょう。質の高い睡眠をするためには、3つの方法がおすすめです。

  1. 就寝前の2時間〜3時間前に40度前後のぬるいお湯に、15分〜20分程度浸かる
  2. 就寝前には、カフェインやアルコールを避ける
  3. 寝る時間をある程度決めておく

適度な運動する

スキンケア以外で美肌になる方法として、運動をすることも挙げられます。運動をすると血行が良くなるので、顔色が悪い、肌のくすみ、目の下のくまなどの肌トラブルを解決してくれる効果が期待できるでしょう。

 

また、運動をすることでストレス発散になり、自律神経が整います。ストレスにより自律神経が乱れると、ターンオーバーや肌のバリア機能が低下して、肌の不調を引き起こします。運動を行えば、精神を安定させる「セロトニン」が分泌され、ストレスを和らげてくれる効果が期待できるのです。ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動を取り入れてみてください。

日焼け対策をしっかりする

スキンケア以外で美肌になる方法として、日焼け対策をしっかりすることも挙げられます。紫外線は、シミやシワなどの肌トラブルを引き起こすため、適切な対策が必要です。日差しが強い日だけでなく、雨の日や曇りの日にも紫外線は降り注いでいるため、1年を通して紫外線対策を行いましょう。

入浴方法に注意する

スキンケア以外で美肌になる方法として、入浴方法に注意することがあります。お風呂に入るだけでも効果がありますが、さらに美肌効果を高めるなら下記の3つの点を意識してみてください。

 

38℃〜40℃くらいのお湯に浸かる 暑すぎるとあたたまる前にのぼせてしまうため、少しぬるいお湯に浸かるのがポイント
リラックスするために入浴剤を使う 炭酸ガス入りの入浴剤を使うことで、血流を促したり自律神経を整えたりしてリラックスできる
15分〜20分の入浴を心がける 長く浸かりすぎると乾燥するので、肌の潤いを保つために15分〜20分の入浴がおすすめ

ムダ毛処理をする

スキンケア以外で美肌になるためには、脱毛をするのもおすすめです。脱毛をしてムダ毛がなくなると、毛穴が締まっていくので、毛穴詰まりなどの肌トラブルが起こりにくくなります。自己処理による肌への負担などもなくなるので、色素沈着などのリスクも軽減できて、肌がキレイになるでしょう。

自己処理が原因で肌トラブルが起きたことがある方などは、脱毛も検討してみてください。

まとめ

スキンケアのライン使いは、化粧水や美容液、クリームなどのスキンケアで使う基礎化粧品を、同じブランドで使うことです。

スキンケアのライン使いには、適切な成分が効率良く肌に届く、自分の肌悩みに合わせて選びやすい、より適切な使い方ができるなどのメリットがあります。しかし一方で、バラバラに買うよりもお金がかかる可能性がある、必ずしも全てが肌に合うとは限らない、他のアイテムに挑戦しにくいというデメリットもあるので注意が必要です。

また、スキンケアのライン使い以外にも、美肌になる方法があるので、肌の悩みを抱えている方はぜひ取り入れてみてください。

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