二の腕脱毛は効果ないって本当?効果を高めるポイントを紹介

二の腕脱毛についてネットで調べると「効果がない」といわれていることがあります。そのような情報があると、検討している人にとっては「本当に効果がないのか」「脱毛をしても無駄なのか」と不安に思ってしまいますよね。

結論からいうと、二の腕脱毛にはちゃんと効果があります。この記事では、二の腕脱毛の効果やメリットデメリット、二の腕脱毛の効果を高めるためのポイントまで詳しく解説していくので、二の腕脱毛の施術を悩んでいるという人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

二の腕脱毛の範囲は?

二の腕脱毛の範囲は「ひじ関節から『肩峰』という肩の出っ張っている部分まで」のことをいい、簡単にいうと「ひじから上の上腕部分」のことを指します。

そのため、二の腕脱毛をする際には「ひじ上脱毛」と表現されることが多く、サロン・クリニックの施術名にもそのように記載されていることが大半です。ただし、二の腕脱毛では脇や肩、ひじは施術範囲に含まれません。自分の通うサロンの二の腕脱毛の施術範囲はどこからどこまでなのか、事前にしっかりと確認するようにしましょう。

二の腕脱毛は効果ない?

二の腕脱毛の情報を集めていると「効果がない」といわれていることがあるのは事実です。

結論からいうと、二の腕脱毛は効果がありますが、効果が出にくいと感じる人もいます。では、なぜ効果が出にくいと感じるのかというと、原因は以下の4つが考えられるでしょう。

  • 二の腕には産毛が多い

脱毛サロンやクリニックで使用する脱毛機は、毛の黒い色素である「メラニン色素」に反応して脱毛する仕組みになっています。よって、二の腕に生えているような細くて薄い産毛には、太い毛よりもメラニン色素が少ないために脱毛効果が出にくいという特徴があります。

  • 脱毛後すぐに毛が生えなくなるわけではない

二の腕の脱毛施術を受けても、毛がポロポロと抜け始めるまでには約2週間~3週間は掛かるのが普通です。また、個人差もあり効果が出にくいと感じられる人もいるでしょう。

  • レーザーや光を照射した毛の毛周期が成長期でなかった

脱毛効果が最も表れやすいのは、毛の生え変わりサイクルである「毛周期」の内「成長期」の毛です。成長期の毛は脱毛機が反応しやすい「メラニン色素」が多く含まれているため、効果が高まるといわれています。

  • 毛が細くて減ったことの実感が薄い

二の腕の毛は、脇のような毛が太く量も多い部位よりも薄くて細いため、減ったことに気が付きにくい場合もあります。

 

いずれの場合も、施術回数を重ねていけば改善される可能性が高いです。もし脱毛を始めて数回程度しか施術をしていないのであれば、「効果がない」とサロンに通うのをやめてしまうのは勿体ないので、サロン・クリニックのスタッフに相談しつつ施術を根気強く続けてみましょう。

二の腕脱毛の効果

二の腕脱毛は効果がないといわれることもありますが、そんなことはありません。ただし、効果が出てくるまでにはある程度の回数・期間が必要です。ここでは、サロンで二の腕脱毛をした場合にどのくらいの回数・期間がかかるのかを解説します。

回数

サロンでの二の腕脱毛の効果を実感し始めるのは、3〜4回程度の施術を受けた後だといわれています。また、二の腕に毛がほとんどないスベスベな状態になるには約10回は施術が必要となる場合が多いでしょう。

さらに自己処理が必要なくなる(産毛がなくなる)状態になるには、合計施術回数は12〜15回はみる必要があります。

期間

通常、サロン脱毛では約2〜3ヶ月に1回の頻度で施術を行う場合がほとんどです。よって、2ヶ月おきにサロンに通ったとすると、二の腕脱毛の効果を実感するには約6~8ヶ月、毛がほとんどないスベスベな状態になるには約20ヶ月、産毛がなくなり自己処理が不要になるには2年以上はかかるでしょう。

二の腕脱毛で効果を高めるポイント

二の腕脱毛をすると当然自己処理をするよりもコストがかかってしまいます。せっかくお金をかけて二の腕を綺麗にするなら、施術効果をなるべく高めたいものですよね。ここでは、二の腕脱毛の効果を高めるためのポイントをご紹介します。ぜひ実践して、ツルツルで綺麗な二の腕を手に入れましょう。

照射の出力を上げる

時折、二の腕脱毛の施術後も毛が抜けないという人がいますが、その場合は、もしかすると脱毛機の出力不足の可能性があります。

脱毛機の光やレーザーは、毛に含まれている「メラニン色素」に反応します。メラニン色素は毛が太いほど多いため、細くて薄い産毛が生える二の腕には脱毛機が反応がしづらく、効果が低くなることもあるのです。

施術の際に痛みを避けるために照射の出力を抑えてもらっている人などは、脱毛機の出力を上げれば脱毛効果が高まるでしょう。

脱毛方法を変えてもらう

二の腕脱毛の効果を高めるためには、「脱毛機の種類」と「照射方法」などに注目して、自分の毛質・肌質に合った脱毛方法に変えてもらうと良いでしょう。

サロンで使われている脱毛機は、毛の黒い色素「メラニン色素」に反応する仕組みのものが主流です。しかし、脱毛機にはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。二の腕は細くて薄い産毛が多く生える部位なので、産毛脱毛に向いている脱毛機を選択しましょう。

サロンによっては複数の脱毛方法を採用しているところもあるので、施術を受けてもあまり脱毛効果を感じられなかった人は、スタッフに相談してより自分に適した脱毛機に変えて貰うと、脱毛効果を実感しやすくなるでしょう。

サロンの脱毛方法

サロン脱毛では、メラニン色素に反応する特殊な「光」を照射し毛根にダメージを与えることで抑毛・減毛します。そのため、サロンでできる脱毛のことを、一般的には「光脱毛」と呼びます。

光脱毛の主な種類は、濃いムダ毛にアプローチできる「IPL脱毛」、色素の薄い金髪や産毛にも反応する蓄熱式の「SHR脱毛」、ジェルを塗布して産毛のように細くて薄い毛にも効果を発揮する「SSC脱毛」、毛周期に関係なく脱毛できる蓄熱式の「ハイパースキン脱毛」の4つがあります。

IPL脱毛は濃いムダ毛にアプローチできる特徴があります。

SHR脱毛は「蓄熱式」とも呼ばれる脱毛方法で、日焼けした肌にも照射ができ、色素の薄い金髪に反応する特徴があるため、産毛の脱毛にも効果的。

SSC脱毛はIPL脱毛から進化した脱毛方法で、ジェルを塗布した毛に光を照射するため痛みが少なく、また産毛のように細くて薄い毛にも効果が期待できるという特徴があります。

ハイパースキン脱毛は、生えてくる前(毛の休止期)の状態の毛穴に光を照射し、発毛するために必要な細胞分裂を止めてしまうので、産毛にも効果的な脱毛方法です。

二の腕のサロン脱毛を検討する際、どんな脱毛方法が良いのか迷ったら、「SHR脱毛」や「ハイパースキン脱毛」ができるサロンを検討してみると良いでしょう。

サロンの脱毛方法の種類については、「脱毛にはどんな種類がある?それぞれの特徴を比較しながら解説」の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご参照ください。

肌の状態を整える

二の腕脱毛の効果を高めるためには、肌の状態を整えるのもポイントです。具体的には、肌を保湿した状態にすることが大切です。

肌は乾燥が続くと、皮膚が硬くなるため毛が抜けにくくなります。つまり、乾燥した肌に脱毛機の光を照射しても毛が抜けにくいため、脱毛効果が落ちるということです。そのため、保湿ケアを日頃からして肌の状態を整えて、皮膚が硬くなるのを予防できれば脱毛効果が高まることが期待できるでしょう。

また、保湿して状態の整った肌には、ニキビなどの肌荒れもできにくくなります。ニキビの状態が酷いと、脱毛施術を断られる可能性もあるため、肌の状態を整えておくことは重要なのです。

自己処理方法を見直す

脱毛効果を高めたいならば、自己処理方法を見直すのもポイントです。どんなに肌を保湿したり、自分の毛質・体質に合った優れた脱毛機を使用したり、日焼け対策をしたりしても、間違った自己処理方法をしていれば脱毛効果は低くなってしまいます。

脱毛施術を受ける前には自己処理をする必要がありますが、その際は「電気シェーバー」を使用し、毛抜きや脱毛ワックス、除毛クリームなどは使用しないでください。毛と一緒に肌を強く引っ張ったり、毛を溶かす成分が肌荒れを引き起こしたりすると、肌にダメージが蓄積されて脱毛効果が落ちる恐れがあります。

日焼け対策を徹底する

脱毛効果を高めるために、日焼け対策は必須です。そもそも、日焼けをしていると施術を断られる可能性もあるため、脱毛期間中は日焼けしないように注意しましょう。対策を怠って肌が日焼けすると、「やけどなどの肌荒れになるリスクが上がる」と「肌にも光が反応し脱毛効果が低くなる」可能性があります。

日焼けとは簡単にいうと肌がやけどした状態です。やけどしている肌に光を照射すると照射の熱でさらに肌がダメージを受けて、それに伴って、やけどしたりかぶれたりするリスクが高まります。

また、脱毛機の光はメラニン色素に反応しますが、メラニン色素は日焼けした肌にもたくさん含まれているため、日焼けしていると光が肌にも反応し、脱毛効果が分散されてしまう可能性もあるのです。

脱毛効果を高めるためには、日焼け対策を徹底して肌を守ることが重要といえます。

二の腕脱毛をするメリット

二の腕脱毛には効果があると分かって興味を持っても、「服で覆われていることの多い二の腕を脱毛するのは、本当に必要なことなのか」と、あと一歩を踏み出せないという人は少なくないでしょう。

ここでは、二の腕脱毛することによる嬉しいメリットを3つ解説します。ぜひしっかりと確認して、二の腕脱毛を検討するための参考にしてください。

自己処理の手間がなくなる

二の腕のムダ毛を自己処理しようとすると、特に自分では見えづらい外側に剃り残しができやすいでしょう。剃り残しにならないように丁寧に自己処理しようとすると、時間もかかってなかなか手間がかかります。

しかし、二の腕脱毛の施術を受ければ、自己処理がほとんど必要なくなります。結果として、自己処理をするためにかかっていた手間も時間もかからなくなり、その上ムダ毛のない綺麗な二の腕になれるので、脱毛前より二の腕が見えるようなファッションにもチャレンジしやすくなるでしょう。

肌への負担を軽減できる

自己処理による肌への負担を軽減できる点も、二の腕脱毛のメリットとして挙げられます。直接刃を肌に当てるカミソリや、ムダ毛ごと肌も強く引っ張られる脱毛テープや毛抜きなどによる自己処理は、肌へのダメージが大きく場合によっては炎症・かゆみなどの肌トラブルを生じるおそれも。

しかし、脱毛施術を受ければ自己処理がほとんど必要なくなるため、それに伴う肌への負担も軽減できるでしょう。

毛穴が締まって肌が綺麗になる

二の腕脱毛をすると、毛穴が引き締まって肌が綺麗に見えるようになるというのもメリットとして挙げられます。

毛穴はその名の通り、皮膚の表面にある毛の生えている小さな穴のことで、ムダ毛が生えているとき毛穴は当然開いた状態です。

しかし、脱毛すると毛がほとんど生えてこなくなるため、毛穴が自然と閉じていき、結果として毛穴が目立たなくなります。また、脱毛をするとムダ毛があることで溜まりやすくなっていた皮脂などの汚れが落ちるため、毛穴が引き締まって綺麗に見えるようになるのです。

二の腕脱毛をするデメリット

手間のかかる自己処理がほとんど不要になり、肌も綺麗になる嬉しい効果のある二の腕脱毛ですが、デメリットもあるので注意が必要です。ここでは二の腕脱毛をすることによるデメリットを2つ紹介します。

硬毛化・増毛化する可能性がある

二の腕脱毛をすると、ムダ毛をなくすために施術を受けたのにもかかわらず、稀に硬毛化・増毛化する可能性があるため注意が必要です。

現在、脱毛することで毛が硬くなったり逆に毛が増えたりする原因は、医学的に解明はされていません。しかし、硬毛化・増毛化は産毛の多い部位で起こるリスクが高いといわれています。そのため、産毛の多い二の腕は硬毛化・増毛化する可能性がより高いことを認識しておきましょう。

ただ、過度に心配はしなくても追加で照射し施術を重ねれば、硬毛化・増毛化は改善される可能性が高いです。もしどうしても不安な場合は、「硬毛化保証」のあるサロンを選ぶと良いでしょう。

人によっては痛みを感じる

光脱毛の出力には上限があり、医療脱毛よりも出力が低いため、痛みは少ない傾向があります。しかし、皮膚の薄い二の腕は人によっては痛みを強く感じることもあるでしょう。

敏感肌の人や毛深い人は、特に痛みを感じやすいといわれています。ただ、施術を繰り返すうちに慣れてくる場合も多いため、それほど心配することはないでしょう。それでも施術で痛いと感じる人は、我慢せず出力を調整してもらったり、痛みの少ない脱毛方法を採用しているサロンでの脱毛がおすすめです。

二の腕脱毛でよくある質問

ここまで、二の腕脱毛のメリット・デメリットを解説してきましたが、ここでは二の腕脱毛に関してよくある質問を紹介します。二の腕脱毛をしたいと思っている人は、よく確認して少しでも不安を解消しましょう。

二の腕がブツブツしていても脱毛はできる?

二の腕が荒れてブツブツができてしまっている状態(毛孔性苔癬)であっても、脱毛はできますし、むしろ脱毛することで症状が改善されることもあります。しかし、ブツブツがニキビの場合は、皮脂汚れやアクネ菌などが炎症を引き起こしている状態のため悪化するおそれがあり、症状が酷い場合は施術できないことがあるので注意してください。

二の腕のブツブツに悩んでいる人は、「二の腕のブツブツを解消するためにはどうすれば良い?」の記事で解消方法について解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

二の腕脱毛をする際の流れは?

二の腕脱毛の基本的な流れは以下の通りです。

  • カウンセリング
  • 肌の状態チェック
  • 施術
  • アフターケア
  • 次回予約

二の腕のみを脱毛する場合は、二の腕さえ露出できる服装なら問題ない場合が多いでしょう。ただ、サロンでは専用の施術着が用意されていることが大半です。心配な人は事前にサロンにどのような服装で行けばよいか確認するようにしましょう。

また、二の腕脱毛は、アフターケアを含めて30分程度になることが多いです。

まとめ

二の腕は春から夏にかけて、薄着になる季節には気になりやすい部位です。しかし、ムダ毛が気になっても、二の腕は皮膚が柔らかく外側は目視しづらいため、自己処理が難しい部位でもあります。

脱毛を考えても、「二の腕脱毛は効果ない」との口コミもあって迷ってしまいますよね。二の腕脱毛は、効果がなかなか出にくいという人もいますが、施術回数を重ねればしっかりと脱毛効果を実感できるでしょう。

さらに、自己処理の手間がなくなったり、毛穴が引き締まって綺麗に見えるようになったりと嬉しいメリットが多くあります。二の腕のムダ毛に悩んでいる人は、ぜひ脱毛サロンやクリニックに通って、ツルツルで綺麗な二の腕を手に入れてください。

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