二の腕のブツブツを解消するためにはどうすれば良い?

二の腕のブツブツに悩んでいる方は多くいるのではないでしょうか。二の腕のブツブツができていると、半袖やタンクトップを着るときに気になる、二の腕が汚く見えるなどの悩みにもつながります。

この記事では、二の腕のブツブツの原因や解消方法、効果的なアイテムの選び方などをまとめて解説していきます。二の腕のブツブツを解消したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

二の腕のブツブツの原因は?

二の腕のブツブツの対処法を知る前に、まずは原因から見ていきましょう。主な原因は下記の3つです。

  • 角質の詰まり
  • 毛孔角化症
  • 毛孔性苔癬

それぞれ詳しく紹介していくので、見ていきましょう。

角質の詰まり

二の腕のブツブツは、毛穴に角質が詰まってしまることで発生します。角質は本来人の肌に必要なものです。角質があることで皮膚の水分が正常に保てるようになるなど、外部からの刺激に対して皮膚を守る役割があります。

本来、角質が古くなると定期的に新しい角質と入れ替わるターンオーバーというサイクルがあります。しかし、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと、角質がうまく体外に排出されずに毛穴に詰まってしまうのです。

その毛穴に詰まった角質が固くなって、二の腕のブツブツの原因になります。

毛孔角化症

毛孔角化症(もうこうかくかしょう)とは、皮膚が硬くなったりザラザラになる病気です。

角化という意味が、皮膚細胞の再生サイクルを指すため、皮膚になんらかの異常が出た病気の総称として角化症と呼びます。そして、毛孔とは毛穴という意味があるため、毛穴に関する角質のトラブルの大きな括りとして毛孔角化症と呼ぶのです。

毛孔角化症の症状としては、皮膚から剥がれ落ちた古い角質によって毛穴が塞がれてしまうことが挙げられます。それによって、皮膚と同じ色または赤色をした小さな隆起が見えるようになって、二の腕がブツブツするのです。

基本的にかゆみや痛みはありませんが、中には多少のかゆみがあるという人もいます。毛孔角化症が起こるハッキリとした原因は分かっていませんが、遺伝が関与している、アトピー性皮膚炎の人は起こりやすいといわれているようです。

毛孔性苔癬

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は角化症の一種で、皮膚のトラブルとして取り扱われています。発症する年齢の約半数弱が10代とされているため、二の腕のブツブツに悩んでいる10代の方は毛孔性苔癬である可能性が高いです。

特別な治療が必要なほど重篤な病気ではないものの、発症する年齢的に肌を気にするということもあり、角質を除去する効果のあるクリームを使った治療がよく行われます。 

毛孔性苔癬になりやすい人の特徴として、親も毛孔性苔癬である、肥満気質であるという特徴が挙げられることもあるようです。

二の腕のブツブツを解消する方法は?

二の腕のブツブツの原因が分かったところで、具体的にどのように解消すれば良いのかを見ていきましょう。

二の腕のブツブツをなくす方法は、自分自身で気軽にできるものから皮膚科を受診しながら行う治療までさまざまです。ブツブツの症状によっても有効な治療方法は異なります。そのため、下記で紹介する治療法の中から、もっとも始めやすいものから実施してみると良いです。

  • ピーリングなどで角質ケアする
  • しっかりと保湿する
  • 湯船に浸かる
  • 紫外線対策をする
  • 肌に優しい衣類を着る
  • 睡眠時間を確保する
  • 食生活に気を付ける

簡単な方法を試しても改善されないようであれば治療するというように、段階を踏みながら改善を試みましょう。

ピーリングなどで角質ケアする

自分でできる対処法としては、ピーリングを使った角質のケアが挙げられます。ピーリングは古い角質を溶かして取り除いていく方法で、自宅で簡単にケアができるのが魅力です。ピーリング効果のあるクリームやジェルは、ドラッグストアなどで簡単に手に入れられるため、病院に通院したりする手間もありません。

ピーリング効果のあるクリームやジェルには、下記の3つの成分が含まれています。

  • BHA(サリチル酸)
  • AHA(グリコール酸や乳酸、クエン酸など)
  • PHA(グルコノラクトン、ラクトビオン酸など)

これらの成分は油や水に溶けやすく、角質に含ませることで角質ごと取り除きます。

1回のピーリングで取り除ける角質は僅かですが、定期的に行っていくことで無駄な角質がどんどん剥がれ落ち、結果的に二の腕のブツブツが解消されていくのです。

しっかりと保湿する

二の腕の保湿も大切な解消法の1つです。角質の詰まりは肌の乾燥によって起こりやすくなり、肌が乾燥した状態が続くと悪化しやすくなります。

 そのため、お風呂から上がったタイミングなどでしっかりと保湿用のクリームを塗るようにしましょう。肌の水分を逃がさず保湿することで、肌のターンオーバーが正常に働き、角質が詰まりづらくなります。

特に、冬は乾燥しやすく外も寒いため肌の状態が悪くなりがちです。乾燥している時期は、普段以上に保湿に気を使って、お風呂のタイミング以外でも意識的に保湿を行うようにしてください。

湯船に浸かる

お風呂に入る際は、湯船にしっかりと浸かって体を温めるようにしましょう。湯船に浸かることで体の血の巡りが良くなって、ターンオーバーを正常にしてくれる作用が期待できます。

 1人暮らしの人は、お風呂をシャワーだけで済ます人が多いです。わざわざお湯をためるのは水道代やガス代がもったいないと思う人もいるかもしれませんが、曜日を決めるなどして定期的に湯船に浸かって体を暖めると良いでしょう。

紫外線対策をする

紫外線は健康を保つためにある程度は必要ですが、浴びすぎると体に悪影響が出ます。二の腕のブツブツに関しても例外ではなく、太陽から発生する紫外線を浴びすぎることで角質のサイクルが狂い、二の腕のブツブツが悪化してしまうこともあるのです。

また、日焼けは肌が火傷しているような状態なので、ひどく乾燥します。乾燥によってターンオーバーが乱れることもあるため、紫外線を浴びすぎないように対策するようにしましょう。紫外線対策の方法はさまざまですが、お手軽で効果的なのはやはり日焼け止めです。その他にも、薄手の長そでの服を着て直接紫外線を浴びないようにする、日傘をさすといった方法も効果的といえます。

 紫外線は太陽から発生するため、晴れの日だけ対策をすればいいと勘違いしてしまいがちですが、雨や曇りの日にも紫外線は降り注いでいます。天気に関わらず紫外線対策をするようにしてください。

肌に優しい衣類を着る

二の腕のブツブツを解消したいのであれば、衣類に関しても意識して選ぶ必要があります。服が肌に擦れて肌にダメージが与えられたり、通気性がない服を着て汗が蒸発されなかったりすると、乾燥・肌荒れの原因になって角質の詰まりにつながる可能性があるのです。

そのため、二の腕のブツブツに悩んでいる人は、できるだけ通気性の悪い服やピッタリした服は避けて、肌に優しい服を選ぶようにしましょう。

綿や絹でできた素材の服は柔らかく汗なども吸収してくれるため、おすすめできます。

睡眠時間を確保する

ターンオーバーと睡眠時間は関係性が深く、睡眠時間をしっかりと確保できていなければ体のサイクルが狂ってターンオーバーも乱れやすくなります。そのため、二の腕のブツブツに悩んでいる人は、睡眠時間をしっかりと確保するようにしましょう。

睡眠時間の目安は年齢によって違いますが、基本的に20代から50代の間であれば、約6~7時間ほどが理想です。

食生活に気を付ける

食生活の改善も二の腕のブツブツ解消に効果的です。二の腕にブツブツが発生しやすい人の特徴として、肥満気質な人と説明しました。その理由は、食事内容も大きく影響しているからです。脂質や糖質をとりすぎると悪化しやすいため、二の腕のブツブツを改善したい場合、積極的にビタミンAを摂取するように心がけましょう。

ビタミンAはレバーやバター、ニンジン、ホウレンソウなどに多く含まれています。脂質の面から考えれば、できれば野菜からビタミンAをとりたいので、できるだけ野菜をメインにした食事を心がけると良いです。

また、お菓子や肉などの糖分や脂質が多い食べ物を食べ過ぎないようにしましょう。

二の腕のブツブツに効果的な保湿アイテムの選び方

二の腕のブツブツを改善するためには保湿が大切だとお伝えしましたが、何を基準に保湿クリームやジェルを選べばいいのか分からない人も多いはずです。そこで、保湿アイテムを選ぶ際の基準を解説していきます。

製品に含まれている保湿成分を確認する

まず、保湿アイテムに使われている保湿成分を確認しましょう。角質の詰まりにもっとも効果的な成分は尿素です。

二の腕のブツブツの大きな原因に乾燥がありますが、尿素は肌の乾燥を抑える効果が非常に高い成分となっています。また、肌の表面に塗ることで外からの刺激から肌を守るバリア効果も期待できるのです。

その他にも、グリコール酸、サリチル酸、ヒアルロン酸なども効果的とされています。もっとも意識すべき成分は尿素ですが、それ以外の成分も確認しながら保湿アイテムを選ぶようにしましょう。

敏感肌の人は肌に負担の少ない製品を選ぶ

もし肌が荒れやすい敏感肌なのであれば、刺激の少ない保湿アイテムを選ぶ必要があります。先ほど、尿素は二の腕のブツブツに効果的だとお伝えしましたが、尿素は保湿効果が高い反面肌の刺激も強くなりやすい特徴があります。

そのため、肌が弱い方は尿素含有割合が多い保湿アイテムを選んでしまうと、逆に肌荒れの原因になる可能性があるのです。敏感肌の人は敏感肌用の化粧品を選ぶと、肌への負担が少ない成分で構成されているので、安心して使用できるでしょう。

ブツブツが跡になっている人は美肌成分をチェック 

二の腕のブツブツは炎症の度合いや体質などによって跡が残る場合があります。これは、ブツブツになってしまったことで、正常な組織にもダメージを与えてしまうことが原因です。また色素沈着も原因の1つで、メラニンと呼ばれる成分が皮膚にたくさん発生することで色素沈着を引き起こします。

そのため、二の腕のブツブツは解消できたけど跡が残ってしまったという方は、美肌成分をチェックして、できるだけ跡が残らない成分を含んだ保湿アイテムを選ぶ必要があります。

色素沈着に関しては、ビタミンC誘導体やハイドロキノンと呼ばれる成分が効果的です。ブツブツが跡となり残ってしまったのであれば、保湿アイテムに使われている美肌成分をしっかりとチェックして購入するようにしましょう。

二の腕のブツブツ解消には脱毛も効果的

脱毛は二の腕のブツブツを解消するのにも効果的です。腕のムダ毛が気になってカミソリや毛抜き、除毛クリーム、脱毛ワックスなどでムダ毛処理をしている人も多いかと思いますが、これらの自己処理方法は肌への負担がとても大きく、肌が乾燥する原因になってしまいます。また、肌に必要な角質まで取りすぎてしまって、より角質が固くなるリスクもあるのです。

そのため、これらの自己処理方法を採用している場合は、脱毛をして自己処理による肌への負担を軽減させると、二の腕のブツブツの予防・解消にもつながるでしょう。

サロンの光脱毛なら肌への負担が少なく、敏感肌の人でも安心して脱毛ができます。サロンの光脱毛は、ムダ毛に光を照射することで、熱で弱らせてムダ毛を生えなくさせる脱毛方法です。料金が安いというメリットもあるので、脱毛をお考えの人はぜひ参考にしてみてください。

サロンの腕脱毛の基本情報

腕の脱毛は女性に人気の脱毛部位の1つです。腕の脱毛がまとめてセットになっていたり、腕脱毛を安く脱毛できるキャンペーンなどを行っているサロンもあり、夏に水着や半袖を着る際に腕のブツブツや産毛を気にする人におすすめできます。 

しかし、サロンの腕脱毛は、1度利用するだけで脱毛が完了するわけではありません。継続的に脱毛を行うことで毛を弱らせて、ムダ毛が生えてくるのを抑えるのです。腕脱毛をするのであればある程度の費用と時間をかける必要があります。ここでは、どのくらいの回数や期間が必要なのかなどを中心に、サロンの腕脱毛の基本情報を解説していきます。

回数

脱毛に必要な回数は人によって異なります。それは、毛量や毛質、どこまで脱毛したいかが異なるからです。大体の目安としては、自己処理が必要なくなる程度であれば10回程度、完全に産毛もなくしたいなら18回程度必要になるでしょう。

また、毛が濃い人はこれ以上の回数が必要になる場合もありますし、反対に毛が薄ければ少ない回数で住む場合もあります。

期間

基本的にサロン脱毛は毛周期に合わせて行う必要があるため、2〜3ヶ月ほどの期間を空けて次の施術を行います。そのため、脱毛には2〜3年ほどかかるでしょう。最近では、毛周期に関係なく脱毛できる脱毛機を取り入れているサロンもあるので、そういったサロンに通えば1〜2年ほどで脱毛が完了するケースもあります。サロンを選ぶ際には、採用している脱毛機にも注目すると良いでしょう。

範囲

腕脱毛の範囲はサロンによって違いがあります。肘上と肘下が分かれている、どちらもセットになっている、手の甲や指もセットになっているなど、サロンによってさまざまです。安いからといって気軽に選んでしまうと、「実は肘上と肘下で分かれていて、腕全体を契約すると高かった」というケースもあります。二の腕だけ脱毛したいのであれば肘上と肘下が分かれているタイプのほうが良いですが、腕全体を脱毛したいのであればセットの料金が安いサロンを選んだほうが良いでしょう。

腕脱毛に関する注意点

腕脱毛を検討している人は、腕脱毛を受ける際には下記のような点に注意する必要があります。

  • 脱毛中は日焼けをしない
  • 脱毛中は普段以上に保湿に気をつける
  • 施術後の入浴や運動を避ける
  • 施術後は飲酒をしない

肌を日焼けしすぎていたり乾燥しすぎていたりすると施術を断られることもありますし、効果が半減してしまう可能性も高くなります。

また、脱毛の施術によって皮膚に熱がたまるため、体温が上がるような行動をすると熱によって肌が乾燥して肌トラブルにつながってしまう可能性があるのです。そのため、体温が上がる入浴や運動、飲酒は脱毛後はしばらく避けるようにしましょう。

まとめ

二の腕のブツブツは、肌の乾燥やターンオーバーの乱れなどが原因で角質が詰まることで起こります。また、親からの遺伝や本人が肥満体質であることなどから毛孔性苔癬になってしまっていることなども原因として挙げられます。

放置しておいても問題ない病気ですが、適切な対処をすれば二の腕のブツブツを取り除くことが可能です。二の腕のブツブツにお悩みの方は、ピーリングや保湿などを行ってみると良いでしょう。

また、二の腕の脱毛もブツブツの解消に効果的なので、ぜひ検討してみてください。

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