オイリー肌の人によくある悩みは?スキンケア方法と合わせて紹介

オイリー肌は皮脂量と水分量の多い状態の肌のことで、うるおいはあるものの、ベタつきやテカリなどさまざまな悩みを引き起こしやすいです。では、その悩みを解決するためにはどうすれば良いのでしょうか。

この記事では、オイリー肌のよくある悩みや原因、やってはいけないこと、スキンケア方法などを紹介していきます。オイリー肌に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

目次

オイリー肌(脂性肌)とは

オイリー肌(脂性肌)とは、その名の通り皮脂の多い状態の肌のことです。肌の状態はオイリー肌の他に、普通肌・乾燥肌・混合肌があります。その中でもオイリー肌は皮脂・水分ともに多いのが特徴です。

そして、オイリー肌と混同されることが多い肌質としては、インナードライ(隠れ乾燥肌)が挙げられます。

インナードライは皮脂が多いものの水分が少ない状態の肌のことです。肌がベタつくという面でオイリー肌と思われがちですが、水分量の面で違いがあります。

オイリー肌は水分もしっかりある肌のため、乾燥しにくいのが特徴です。しかし、皮脂が多いためさまざまな肌トラブルや悩みを引き起こしてしまいます。

オイリー肌のよくある悩み

オイリー肌のよくある悩みとして、肌のベタつき・テカリ・ニキビなどがあげられます。ベタつきやテカリは、特にTゾーン・鼻・あごで起こりやすいです。ベタつきやテカリは夏の暑い時期に出やすい症状ですが、オイリー肌の人は季節を問わず悩むことも珍しくありません。

また、皮脂が毛穴に溜まってアクネ菌が増殖しニキビになることもあります。毛穴につまった汚れがそのままになり角栓として残ると、さらに酷くなってしまうでしょう。ニキビや角栓といったトラブルは毛穴の開き・たるみを引き起こすこともあります。

オイリー肌の原因

さまざまな肌トラブルや悩みを引き起こすオイリー肌ですが、なぜオイリー肌になるのかご存じでしょうか。ここでは、オイリー肌の主な原因を7つ紹介していきます。

  • 肌の乾燥
  • 間違ったスキンケア
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 生活習慣の乱れ
  • ストレス
  • 湿度や暑さ
  • エアコンによる乾燥

オイリー肌に対処するためにも、あなたのオイリー肌の原因を知っておきましょう。

肌の乾燥

オイリー肌の原因として、肌の乾燥が挙げられます。肌には皮脂や水分が含まれており、それらがバリア機能を果たしていますが、皮脂や水分が足りないと肌を守ることができません。そのため、肌が乾燥すると皮脂をたくさん分泌して肌を守ろうとします。そして、皮脂が過剰に分泌されると、オイリー肌になってしまうのです。

間違ったスキンケア

間違ったスキンケアが、オイリー肌の原因になることもあります。前述した肌の乾燥にもつながる部分があります。「皮脂は肌の敵」と捉えて、皮脂を取り除くためのスキンケアをする人も珍しくありません。

しかし、皮脂は肌のバリア機能として必要なものです。皮脂を取り除きすぎてしまうと、肌は「皮脂が足りない」と判断してたくさん分泌しようとしてしまいます。

その結果、オイリー肌を引き起こす・なかなか改善しないという状況に陥りやすくなるのです。

ホルモンバランスの乱れ

肌はホルモンの影響を受けることが多く、ホルモンの乱れもオイリー肌の原因になります。ホルモンの中でも、オイリー肌の原因になるのが男性ホルモンの「テストステロン」や女性ホルモンの「プロゲステロン」です。テストステロンは思春期やストレスなどの影響を受けやすく、プロゲステロンは生理の影響を受けやすいです。

これらのホルモンが乱れると、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。生理前は肌トラブルが起こりやすい人は、ホルモンの乱れが関係している可能性が高いでしょう。

生活習慣の乱れ

皮膚にはターンオーバーというものがあり、周期的に新しく生まれ変わります。しかし、生活習慣が乱れるとターンオーバーがうまくいかず、それが原因でオイリー肌になってしまうこともあるのです。

特に、睡眠不足や食生活の乱れには注意しましょう。脂っこい食べ物や甘い物は、皮脂をたくさん分泌しやすいです。オイリー肌でお悩みの場合は、生活習慣を見直してみてください。

ストレス

ストレスはホルモンバランスの乱れを引き起こし、オイリー肌の原因になることがあります。強いストレスを感じたときやストレスで眠れないときなどに、肌に出やすいという人も多いのではないでしょうか。

ストレスは睡眠不足を引き起こしたり、食生活の乱れにつながることも珍しくありません。ホルモンバランスの乱れだけでなく、さまざまなリスクを引き起こす可能性があることを押さえておきましょう。

湿度や暑さ

湿度や暑さがオイリー肌につながることがあります。湿度と暑さによって汗と皮脂が大量に出た状態のまま、汗や皮脂をそのままにしておくと、皮脂汚れや角質の原因になります。これらはターンオーバーの乱れを引き起こしたり、オイリー肌を悪化させたりすることもあるため、タオルやハンカチなどでやさしく押さえるように拭き取りましょう。

エアコンによる乾燥

エアコンによる乾燥も、オイリー肌の原因となりえます。暑い時期はエアコンがなければ熱中症のリスクもあるため、エアコンは必需品といっても過言ではありません。そんなエアコンですが、快適な空調を維持できる一方で乾燥対策が必要ということをご存じでしょうか。

エアコンによって肌が乾燥すると、肌はバリア機能を高めるために皮脂を分泌しようとします。その結果、皮脂量が増えてオイリー肌になってしまうのです。

オイリー肌の人がやってはいけないこと

オイリー肌に悩み、さまざまな対策を試しているという人も多いのではないでしょうか。しかし、オイリー肌には「やってはいけないこと」があります。それを知らずに対策を続けても、効果が見られないどころかオイリー肌が悪化してしまう事態になりかねません。

ここでは、オイリー肌の人がやってはいけないことを4つ紹介していきます。

1日に何度も洗顔をする

肌のベタつきやテカリが気になるからといって、1日に何度も洗顔をするのは避けましょう。オイリー肌は皮脂がたくさんある状態なので、それを洗い流した方が良いのではないかと思う人は多いです。

しかし、1日に何度も洗顔をするのは、必要な皮脂や水分を落とすリスクがあります。それは肌を乾燥させてしまう一因です。前述したように、肌の乾燥は皮脂の過剰分泌につながるため、洗顔は朝と夜の2回を目安にしてください。

熱いお湯や冷水で顔を洗う

洗顔の際には、洗い流すときの温度にも注意が必要です。熱いお湯で顔を洗うと、皮脂を落としすぎてしまう可能性があります。また、肌にとって熱いお湯は刺激が強いため、温度にも気を付けてください。

また、ベタつきやテカリが気になるオイリー肌では、冷水で洗ってすっきりしたいという人も少なくありません。洗いあがりはすっきり感があるかもしれませんが、冷水も肌にとっては刺激的です。

なるべく刺激が強くないように、人肌程度のぬるま湯で顔を洗うようにしましょう。

洗顔のときにゴシゴシ擦る

洗顔のときにゴシゴシ擦るのも避けてください。オイリー肌でお悩みの場合、どうしても「しっかり洗おう」とゴシゴシ擦ったり洗顔時間が長くなったりすることがあります。

しかし、ゴシゴシ擦ることで角質や皮脂を取りすぎてしまう可能性があります。また、気付かないうちに肌を傷付けてしまっていることもありえるのです。

余分な皮脂や汚れは洗顔で洗い流す必要がありますが、バリア機能として必要なものまで落としてしまうのはオイリー肌を加速させる要因になります。

また、ピーリングや洗顔シートの使用にも注意しましょう。ピーリングは古い角質を落とせますが、擦りすぎや使いすぎはかえって肌に負担になってしまいます。洗顔シートもつい強く擦ってしまいがちですが、やさしく拭き取る位が丁度良いのです。オイリー肌の人の洗顔方法については、この後詳しくご紹介します。

紫外線対策をしていない

オイリー肌の人にとって紫外線対策はとても重要です。紫外線は日焼けだけでなく、皮脂の分泌を促進させるといわれています。紫外線を浴びると肌が乾燥し、肌を守るために皮脂を分泌するのです。

また、紫外線は皮脂を酸化させるという点にも注意しましょう。皮脂が酸化すると、毛穴の詰まりやダメージの原因になります。

紫外線の強い時期はもちろんのこと、秋・冬も紫外線対策をするのがおすすめです。日焼け止めを直接塗る方法だけでなく、日傘・紫外線カットの衣類なども検討してみてください。

オイリー肌の人のスキンケア方法

ここまでは、オイリー肌の原因ややってはいけないことを紹介してきました。それでは、オイリー肌を改善したい場合には、どのようなスキンケアをすれば良いのでしょうか。オイリー肌でお悩みの人に向けて、ここではスキンケア方法を詳しく解説していきます。

生活習慣を整える

オイリー肌を改善したいのであれば、生活習慣を整えるようにしましょう。前述したように、生活習慣の乱れは肌のターンオーバーの乱れにつながります。ストレスがホルモンバランスに影響することもあるため、十分な休息をとってストレスを回避してください。

また、適度な運動習慣を作ることでストレス発散や新陳代謝の促進につながるケースも少なくありません。さらに、食生活にも意識を向けてください。脂質や糖質を多く含む食べ物は、皮脂の分泌を促進させてしまいます。間食の習慣がある人は、特に見直してみましょう。

洗顔やクレンジング方法を見直す

オイリー肌を改善するためには、スキンケア方法がとても大切です。しかし、良かれと思ってやっていたスキンケアが、実は肌にダメージを与えていたということもあります。まずは、現在行っている洗顔やクレンジング方法がオイリー肌にとって本当に良いのかどうか見直してみましょう。

先ほど「オイリー肌の人がやってはいけないこと」で紹介した洗顔をやっている人は要注意です。1日に何度も洗顔をしたり、ゴシゴシ擦ったりしているという人は、肌のために洗顔方法を変えることをおすすめします。

洗顔もクレンジングも、やさしくなでるように馴染ませるのがポイントです。皮脂や汚れを落とそうと強く擦る必要はありません。

洗顔の場合は、よく泡立てて泡で洗うことを意識してください。そして、洗い残しがないようにしっかりと流すようにしてください。洗いあがりは吸水性のあるタオルで、ゴシゴシこすらずやさしく押さえるように水分を拭き取りましょう。

スキンケアの際の注意点

オイリー肌にはさまざまな原因がありますが、対策や改善策の基本はスキンケアです。そんな肌にとって重要なスキンケアをする際には、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。ここでは、スキンケアの際の注意点を3つ紹介します。ぜひ、毎日のスキンケアにお役立てください。

 

皮脂を取りすぎない

オイリー肌の人にとっては、「皮脂=大敵」という印象がありますよね。ベタつきやテカリの原因になるため、しっかり取り除きたいと思うのも無理もありません。

しかし、肌にとって皮脂はバリア機能を担うものであり、決して悪いものではないのです。また、皮脂や水分が足りないと乾燥肌になり肌荒れを引き起こしてしまいます。肌のうるおいのためには、ある程度の皮脂が必要ということです。皮脂を取りすぎると、肌を守るために皮脂がたくさん分泌されます。

そのようなことにならないよう、洗顔やクレンジングの際に皮脂を取りすぎないことが大切です。その他にも、あぶら取り紙を頻繁に使ったり、洗顔シートでゴシゴシ拭き取ったりするのも皮脂を取りすぎる可能性があります。

肌に刺激を与えない

肌に刺激を与えないことも、スキンケアをする際に重要です。肌への刺激と一言でいっても、紫外線のような自然のものからスキンケアのような人の手によるものまでさまざまあります。

前述したように、紫外線対策はオイリー肌の人には積極的に取り入れてほしいケアです。目には見えない紫外線ですが、肌にとってとても刺激になることを押さえておきましょう。

また、古い角質を取り除こうとピーリングをやりすぎたり、剥がすタイプの角質取りの使いすぎたりしないように注意が必要です。角質を剥がすときに、どうしても肌に刺激が加わってしまうので、使いすぎることのないよう、使用方法に書かれている頻度を守るようにしてください。

肌への刺激としては、ムダ毛の処理にも注意しましょう。頻繁なムダ毛の処理は肌に傷を付けてしまったり、角質を無理に剥がしたりする危険があります。オイリー肌の人に限らず、健やかな肌を保つためにはできるだけ刺激を与えないようにしましょう。

スキンケア用品の選び方に気をつける

スキンケア用品の選び方に気を付けることも、スキンケアをする際に大切です。オイリー肌の人は肌のベタつきやテカリを気にして「さっぱりタイプ」のスキンケア用品を選ぶケースも少なくありません。ベタつきが気になるからと保湿をしない人も多いのではないでしょうか。

しかし、肌が乾燥しやすい環境にいたり乾燥する時期の場合は、保湿が不十分であることによって皮脂の分泌が過剰になる場合があります。エアコンによって肌が乾燥することもあるため、夏だからといって保湿が不要というわけでもないのです。

ただし、肌のために保湿は必要ですが、「さっぱりタイプ」「しっとりタイプ」に関わらず油分の多いスキンケア用品は避けましょう。油分を多く含むスキンケア用品は肌に余分な油をのせてしまいます。適切なスキンケア用品を選択するためにも、成分表を見て選ぶと良いでしょう。

どのようなスキンケア用品が良いか迷うという人は、相談できる化粧品専門店などがおすすめです。肌のプロに相談しながら、オイリー肌に合ったスキンケア用品を選択しましょう。

オイリー肌の人には脱毛もおすすめ

オイリー肌の人が健やかな肌を保つ方法として、脱毛という選択肢もあります。前述したようにムダ毛の処理は肌への刺激が強いです。しかし、人に見られることの多い顔のムダ毛・産毛を処理しないわけにはいきません。

自己処理は頻度や方法によっては刺激が強く、処理後にしっかりと保湿をしないと肌にダメージを与えたままになってしまいます。その結果、オイリー肌が改善しなかったり、皮脂汚れや角栓の原因になったりするのです。

サロンの顔脱毛であれば、肌への刺激を抑えながらムダ毛・産毛の処理ができます。脱毛はアフターケアも重要ですが、サロン脱毛ならスキンケア用品の相談も可能です。

また、顔のムダ毛・産毛を脱毛することで、毛穴がキュッと引き締まるという効果も期待できます。オイリー肌の人が悩みがちな毛穴のトラブルを解消できるかもしれません。

まとめ

ベタつきやテカリが気になるオイリー肌ですが、肌の乾燥や生活習慣などさまざまなことが原因で起こります。そんなオイリー肌を改善したいのであれば、正しいスキンケア方法を知っておくことが大切です。

皮脂を取りすぎると肌の乾燥につながるため、洗顔やクレンジングの際には注意しましょう。紫外線対策や保湿をしっかりと行うこともオイリー肌の人におすすめです。

また、顔のムダ毛や産毛の処理によって肌に刺激を与えないことも重要です。肌への刺激を抑えつつムダ毛・産毛の処理をしたいという人は、サロンでの顔脱毛を検討してみてください。

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