脂性肌のスキンケア方法は?原因から詳しく解説

顔の全体がベタつく、テカリやすい、化粧崩れしやすいなどのお悩みがある人は、脂性肌の可能性があります。脂性肌の人が間違ったスキンケアを続けてしまうと、ますます肌の状態が悪化する原因になるので注意が必要です。

この記事では、脂性肌のスキンケアの方法について解説していきます。脂性肌の特徴や脂性肌になる原因、スキンケア用品の選び方なども合わせて紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

脂性肌の特徴

脂性肌とは、顔全体に油分と水分が過剰に分泌された肌のことです。脂性肌の人は肌のツヤとうるおいは十分にあるものの、ベタつきやテカリが気になってしまう方が多いでしょう。メイク崩れや、ニキビ、毛穴の目立ちなどの肌トラブルが多いのも脂性肌の特徴です。

混合肌との違い

脂性肌と混合肌の違いは「肌全体がベタついているか」「部分的にベタついているか」です。脂性肌の場合は皮脂と水分の量がどちらも多いため、顔全体がベタベタしやすいという特徴があります。一方で、脂性肌はうるおいと弾力が十分に感じられる肌質でもあります。

一方、混合肌の場合は水分量が少なく、保湿力を補うために皮脂を過剰に分泌している状態です。そのため混合肌は、部分的にカサカサしていたり、ベタついているのにごわごわしているのが特徴です。

脂性肌と混合肌は水分量の違いから、肌の質感が異なります。

脂性肌の原因

脂性肌の原因はさまざまです。間違った方法でケアを行っているなど、脂性肌の原因となる行動は普段の生活の中に潜んでいます。ここでは脂性肌の原因を5つ紹介するので、日々の生活に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

肌の乾燥

脂性肌の1つ目の原因は、肌の乾燥です。肌が乾燥すると、肌のうるおいを保つために皮脂を過剰に分泌して、ベタつきなどが起こるのです。また、日焼けも肌を乾燥させる原因になります。紫外線にあたると肌のバリア機能が失われて、乾燥を引き起こすので、日焼けをしたら肌をしっかりと保湿しましょう。このように、肌は水分不足になることで、脂性肌になることがあります。

間違ったスキンケア

脂性肌の2つ目の原因は、間違ったスキンケアです。洗浄力が強い洗顔料を使ったり、ゴシゴシ強くこすったり、1日に何度も洗顔をしたりする行為は、肌の乾燥を引き起こします。間違った洗顔は、必要な皮脂まで取ってしまうため、ますます皮脂を分泌させてしまうのです。肌を綺麗にするためといって頻繁にピーリングをするのも、肌を乾燥させる原因になるため、おすすめできません。

また、ベタつきを嫌って保湿を控えるのも逆効果です。保湿剤が不足すると、乾燥から脂性肌につながります。

ホルモンバランスの乱れ

脂性肌の3つ目の原因は、ホルモンバランスの乱れです。男性ホルモンでは「テストステロン」、女性ホルモンでは「プロゲステロン」が皮脂の分泌を促す物質です。テストステロンは思春期、プロゲステロンは生理前に多く分泌されます。ホルモンが通常時よりも多く分泌されることによって、脂性肌を引き起こすこともあるのです。

生活習慣の乱れ

脂性肌の4つ目の原因は、生活習慣の乱れです。普段の食生活が乱れると、脂性肌を引き起こします。甘いものや炭水化物の取りすぎは、血糖値を上昇させインスリンを多く分泌します。インスリンは皮脂腺を刺激するため、皮脂が多く出て肌がベタついてしまうのです。

また、睡眠不足もホルモンバランスを乱し、皮脂の過剰分泌を引き起こすことがあります。このように、生活習慣の乱れは皮脂を多く分泌させる原因です。

ストレス

脂性肌の5つ目の原因は、ストレスです。ストレスはホルモンバランスを乱す原因になります。ストレスを過度に感じると、皮脂の分泌を促し脂性肌を引き起こすため、注意が必要です。

脂性肌の人がしてはいけないこと

ここからは、脂性肌の人がしてはいけない生活習慣を5つ紹介します。うっかりやりがちな習慣も含まれているので、ぜひチェックしてみてください。

肌をこする

脂性肌の人はベタつきが気になるため、洗顔時にゴシゴシと肌を必要以上にこすってしまう人も少なくありません。しかし、肌をこする行為は肌が乾燥しやすくなり、ますます皮脂を分泌させる原因になるのです。

洗顔後のタオルも強くこすると摩擦になり、肌に負担がかかります。脂性肌の人はできるだけ肌をこすらないように、優しく触るのがポイントです。

皮脂の分泌を放置する

皮脂が出たまま放っておくと、皮脂と汗が混ざりテカリやすくなります。長時間放置すると皮脂が毛穴に詰まり、ニキビや肌荒れを引き起こすこともあります。毛穴の黒ずみの原因は、皮脂汚れが酸化したものです。汚れを放置しないために、汗をかいたらこまめに拭いて、常に肌の清潔を保ちましょう。

脂っこいものや甘いもの摂りすぎ

油分の多いものや甘いものを食べ過ぎると皮脂を多く分泌します。特にバター、マーガリン、肉類、ファストフードは食べ過ぎに注意しましょう。甘い食べ物や、パン、炭水化物も糖質が多いため、脂性肌につながります。脂っこいものや甘いものを過度に取りすぎないようにしましょう。

メイクをしたまま寝る

うっかりメイクをしたまま寝るのは危険なのでやめましょう。就寝中に出る皮脂がメイクと混ざり、毛穴に詰まってしまうからです。メイク汚れが毛穴に詰まると、毛穴の黒ずみやニキビを引き起こします。メイクは必ず落として寝ることをおすすめします。

あぶらとり紙

脂性肌の人はあぶらとり紙を使いたくなりますよね。しかし、あぶらとり紙は必要以上に皮脂を取りすぎて、乾燥を引き起こすことがあります。乾燥はさらに皮脂を分泌させる原因になるため注意しましょう。

脂性肌向けのスキンケアアイテムの選び方のコツ

脂性肌の人がスキンケアアイテムを選ぶとき「ベタベタしたくない」「ニキビが出ないか不安」などと悩んでしまうことは少なくないでしょう。ここでは、脂性肌向けのスキンケアアイテムの選び方のコツを紹介していきます。化粧水、クレンジング、洗顔でそれぞれ選ぶポイントを解説していくので参考にしてみてくださいね。

化粧水

化粧水を選ぶポイントは、下記の3つです。

  • 保湿力
  • オイルコントロール
  • テクスチャー

それぞれ詳しく見ていきましょう。

保湿力がある

脂性肌は保湿力が高い化粧水を選ぶのがポイントです。ベタつきが嫌で保湿を怠ってしまいがちですが、水分不足は乾燥を引き起こし、ますます皮脂を多く分泌させます。ヒアルロン酸、アミノ酸、セラミド、コラーゲンなどの保湿成分が配合されたものがおすすめです。

オイルコントロールができる

脂性肌の人が化粧水を選ぶときは、オイルコントロールできるものを選ぶのもポイントの1つです。皮脂のコントロールに有効な成分はライスパワー®No.6、ビタミンB6誘導体、10-ヒドロキシデカン酸、ピリドキシンHCIなどです。オイルコントロールできる化粧水を選んで、皮脂が過剰に分泌されるのを防ぎましょう。

 

テクスチャーが軽い

脂性肌の人が化粧水を選ぶときは、テクスチャーが軽いものを選ぶのも重要なポイントです。しっとりタイプの化粧水を選ぶと、ベタつきが気になり十分に保湿できない可能性があります。

使用感の良いテクスチャーの化粧水を選ぶことで、継続して使い続けられ、十分な保湿ができます。しっとりタイプでもさっぱりタイプでも保湿力には大きな差が出ないので、好みのテクスチャーで化粧水を選びましょう。

クレンジング

クレンジングは、ミルクタイプかジェルタイプのものがおすすめです。皮脂が多くベタついていると、オイルクレンジングを選びがちですが、オイルタイプのクレンジングは必要以上に皮脂を取ってしまい、乾燥を引き起こします。

ミルクタイプやジェルタイプの洗浄力がマイルドなものを選ぶと、肌の負担が少なく済みます。

洗顔料

洗顔料は、洗浄力が強すぎないマイルドな洗い上がりのものを選びましょう。洗顔料は、毛穴の汚れや角質は取り除き、必要な皮脂は落とさないタイプを選ぶのがポイントです。アミノ酸や、ヒアルロン酸などの保湿成分が入っているものが乾燥しにくくおすすめです。

脂性肌の人向けのスキンケア方法

脂性肌の人におすすめのスキンケア方法をご紹介します。正しいスキンケアを心がけると、肌への負担が少なくなり、肌質の改善が期待できます。クレンジング、洗顔、保湿のそれぞれのポイントをおさえておきましょう。

クレンジング

クレンジングは、洗浄力がマイルドなミルクタイプかジェルタイプのものを使いましょう。適量のクレンジング剤を手に取り、手の平で温めます。量が少なすぎると肌をこする原因になるため、十分な量を使用してください。

Tゾーン、Uゾーンの順に優しくなでるようにクレンジング剤をなじませます。必要以上にこすらないのがポイントです。

洗い流すときは、38℃くらいのぬるま湯でよく洗い流しましょう。すすぎ残しがあると、毛穴づまりや洗顔料が泡立たない原因になるので注意してください。

洗顔

洗顔時は、洗顔料をよく泡立てましょう。しっかりと泡立てることで肌への摩擦を防げます。泡立てた泡をTゾーンからおき、優しく毛穴汚れを洗います。次にUゾーンも優しく泡立てましょう。

顔の上に泡を乗せている時間は、1分間を目安にしましょう。長い時間洗っていると、肌が乾燥しやすくなります。

洗い流すときもぬるま湯で「優しく丁寧に」がポイントです。38℃以下のお湯でゆっくりすすぎ残しのないように洗い流してください。タオルで拭くときも、摩擦は厳禁です。ゴシゴシこすらずに、優しくおさえて水分を取りましょう。

保湿

洗顔後はできるだけ早く保湿をしましょう。脂性肌の人はベタつきが気になるため、保湿を控える傾向がありますが、逆効果です。化粧水はたっぷりと量を使い、浸透させるのがポイントです。化粧水を塗るときも、肌をこすらないように十分注意してください。両手で押さえ込むように優しく化粧水を浸透させましょう。

化粧水のあとは、乳液やクリームで蓋をします。しっとりタイプが好きな方は良いですが、濃厚なテクスチャーのものはベタついてしまう原因になりやすいので、しっとりタイプのテクスチャーが気になる方はサラリとした使用感の良いものを選ぶと良いでしょう。乾燥を感じていなくても、乳液やクリームでのスキンケアは必ず行ってください。

スキンケア以外のアプローチは?

スキンケア以外でも、脂性肌の改善にアプローチできる方法があります。ここでは、スキンケア以外のアプローチ方法を2つ紹介していくので、見ていきましょう。

生活習慣の改善

脂性肌の改善には、生活習慣を見直すことが必要です。食事面では、バランスの取れた食事を心掛けましょう。ビタミンB1、B2、Cは皮脂の分泌をおさえたり、コントロールする効果があるといわれています。積極的に食事に取り入れましょう。

良質な睡眠をとり、ストレスを溜めない生活も大切です。ホルモンバランスが整い、脂性肌の改善につながります。脂性肌にお悩みの方は、普段の生活習慣が乱れていないか、一度振り返ってみましょう。

美容皮膚科での治療

脂性肌は美容皮膚科で治療できます。光治療で皮脂腺を破壊する方法、内服薬による治療などがあります。「スキンケアも生活習慣も改善したのに効果が出ない」という人は、一度美容皮膚科を受診してみるのもおすすめです。

脂性肌の人が化粧をするときの注意点は?

脂性肌の人は化粧が崩れやすかったり、ニキビができてしまったりと、化粧の仕方についてもお悩みが多いですよね。脂性肌の人が化粧をするときの注意点を2つ紹介します。毎日のメイクに取り入れてみてください。

脂性肌向けの化粧下地を使う

脂性肌の人は、脂性肌向けの化粧下地を使いましょう。さらりとしたテクスチャーで、保湿力の高い下地がおすすめです。油分の多いものを使用すると、皮脂と混ざりすぐに化粧崩れになってしまいます。

脂性肌には、オイルコントロールできる脂性肌用の下地が適しています。Tゾーンなど、毛穴が目立つ部分だけ、テカリを抑える化粧下地を使うと、さらに化粧崩れしにくくなるでしょう。

パウダータイプのファンデーションを使う

脂性肌の人は、パウダータイプのファンデーションを使いましょう。リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションは、油分が多く皮脂と混ざって毛穴に詰まる可能性があります。毛穴詰まりになると、化粧崩れやニキビにつながるため、脂性肌の人が使うときは注意が必要です。

パウダータイプのファンデーションであれば、皮脂を吸着してナチュラルな肌に仕上がります。リキッドタイプ、パウダータイプどちらにせよ、厚塗りするとメイクが崩れやすくなることを覚えておきましょう。

化粧直しのときは、浮いてきた皮脂を優しくティッシュでおさえ、皮脂吸着パウダーの入ったプレストパウダーを重ねると、綺麗によれを直せます。

脂性肌の改善にはサロン脱毛もおすすめ

脂性肌の改善にはサロン脱毛もおすすめです。サロン脱毛とは、脱毛サロンやエステサロンで行う光脱毛です。サロン脱毛は、専用の光脱毛機を使います。脱毛器の光を照射し、ムダ毛の毛根にダメージを与え、毛の発育を抑制する脱毛方法です。

サロン脱毛は、継続して行うことで毛が薄くなる、細くなるといった脱毛効果を発揮します。また、痛みが少ないため、継続しやすいという嬉しいポイントもあります。

サロン脱毛の光は、美肌効果が期待できるのもメリットの1つです。保湿効果が高まったり、毛穴づまりの改善が期待できたりするため、脂性肌の人におすすめしたい脱毛方法です。

毛がなくなり保湿効果が高まる

顔のサロン脱毛をすると、顔に密集して生えている産毛がなくなります。今まで産毛にはじかれて浸透しなかったスキンケア剤が、産毛がなくなると浸透・密着しやすくなるため、保湿効果が高まります。

サロン脱毛は肌が乾燥しにくくなり、皮脂の過剰分泌を防ぐ効果が期待できるので、脂性肌の人におすすめです。

毛穴づまりの改善が期待できる

サロン脱毛をするとムダ毛がなくなるため、毛穴が引き締まります。毛穴に汚れが詰まりにくくなり、毛穴づまりによるニキビなどの肌トラブルの改善につながりますよ。

また、サロン脱毛に使われる光脱毛は、肌の新陳代謝をアップさせる効果が期待できます。血行を促し、毛穴の黒ずみを改善する効果を得られる可能性があるのも、サロン脱毛の魅力です。

脂性肌による毛穴づまりや、肌トラブルに悩んでいる人にはサロン脱毛を検討してみましょう。

まとめ

脂性肌は、顔全体の皮脂と水分の量が多く、ベタついている状態です。混合肌の原因は、生活習慣や間違ったスキンケア方法など、日々の生活で改善できることも多いので、チェックしてみましょう。

脂性肌のスキンケア方法は、皮脂を必要以上に取りすぎず、優しく行うのがポイントです。テクスチャーが好みの使いやすいものを選びましょう。

メイクのときは、パウダータイプのファンデーションを使ったり、脂性肌用の化粧下地を使うことで、化粧崩れを防げます。化粧直しには、プレストパウダーを使うのがおすすめです。

サロン脱毛は、脂性肌の改善にも効果が期待できます。脱毛をご検討の際は、ぜひサロン脱毛をチェックしてみてください。

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