太ももの毛を剃るとできる赤いブツブツの解決方法は?対処法も解説

太ももの毛を剃ったときに赤いブツブツができてしまう、肌荒れが気になるという方もいるでしょう。この記事では、太ももの毛を剃ったときに赤いブツブツができてしまう4つの原因について解説していきます。

ブツブツができてしまったときのための3つの対処法や、ブツブツができない自己処理方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

太ももの毛を剃ることで起こる症状

太ももの毛を剃ったときに起こる肌トラブルとしては、下記のような症状が挙げられます。

  • かゆみ
  • 赤いブツブツ
  • ニキビ
  • 色素沈着・黒ずみ

どの症状もカミソリ負けによるもので、肌が敏感な方だけでなく、誰にでも起こる可能性があります。剃毛は毛を綺麗になくすことができる自己処理方法の1つですが、剃った後の肌が荒れていたり黒ずんだりしてしまっては、元も子もありません。

以下では剃毛によってカミソリ負けが起こる原因を解説しますが、その前に、剃毛で悩まされやすい4つの症状について詳しく紹介していきましょう。

かゆみ

太ももの毛を剃ると、かゆみを感じてしまうケースがあります。剃毛直後からかゆみを感じることもあれば、2〜3日後の毛が生えてくる頃にかゆくなるケースもあるようです。

かゆみが出てしまう原因は、剃毛で傷ついた肌から水分が蒸発して、乾燥が進んで肌が敏感な状態になってしまうためです。衣類が触れるなどの摩擦でかゆくなったり、汗をかいたり入浴をしたりして肌の乾燥が進んだ状況でもかゆく感じやすい傾向にあります。

また、毛が生え始めた時期には、毛のチクチク感によってかゆみを感じてしまうこともあるでしょう。

赤いブツブツ

赤いブツブツも、剃毛後に起こりやすい症状の1つです。赤いブツブツができてしまう原因の1つには、間違った剃毛処理で毛が引っ張られることにより、毛穴に負担がかかって炎症してしまうケースが考えられます。

また、肌が荒れている状態で剃毛をしたことで、盛り上がっている毛穴に刃が当たって炎症を起こしてしまうケースもあるでしょう。他にも、剃毛によるダメージで過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まったり、剃毛で傷ついた肌に雑菌が入ったりと、赤いブツブツができる原因はさまざまあります。

ニキビ

剃毛処理を行うと、ニキビができてしまうこともあります。ニキビができる原因は、ダメージを受けることで過剰分泌された皮脂が毛穴に詰まり、その皮脂をエサにアクネ菌が増殖してしまうためです。

正しい方法で剃毛していても、肌や剃毛アイテムが不衛生な状態で、雑菌が増えやすい状況だとニキビができやすいともいわれています。

ニキビの厄介なところは、悪化しやすく治りにくいため、一度できてしまうとなかなか綺麗な肌に戻らないことです。また、悪化させると、症状が治まってもニキビ跡が残りやすい点にも注意しなくてはいけません。

色素沈着・黒ずみ

色素沈着や黒ずみも、カミソリ負けで起こる症状の1つです。原因は、カミソリや電気シェーバーによる刺激から肌を守ろうとして、メラニン色素の生成が促されるためです。ちなみに、メラニン色素の生成は肌を守る機能としてあらゆる場面で起こり得ますが、通常は肌のターンオーバーとともに排出されるので、気になることはほぼありません。

では何が問題かというと、剃毛処理を繰り返すことです。肌は繰り返しダメージを受けると、ターンオーバーが乱れやすくなるとされています。メラニン色素が排出されずに残ってしまうと、色素沈着や黒ずみとなって悩まされてしまいます。

カミソリ負けが起こる原因

カミソリ負けの症状が起こる原因を紹介してきましたが、そもそもなぜカミソリ負けが起こるのでしょうか。その原因と考えられるのは、下記の4つです。

  • 清潔なカミソリを使っていない
  • 剃る力が強すぎる
  • 肌の滑りが悪い状態で剃っている
  • 正しい剃り方ができていない

太ももの剃毛に悩んでいる方や不安に感じている方は、当てはまる点がないかの確認に役立ててみてください。

清潔なカミソリを使っていない

カミソリ負けが起こる原因の1つには、カミソリが清潔ではない点が挙げられます。剃毛処理を行うと、カミソリの刃には剃った毛や皮膚組織が付着します。

ペンタイプのカミソリなら拭き取ったり洗い流したりすることで手軽に毛を落とせますが、3枚刃や5枚刃のカミソリとなると、入念に処理をしないと毛や皮膚が詰まって残りやすいです。

また、刃に水分が残ったままキャップをしてしまったり、浴槽に置きっぱなしにしてしまったりすると、サビやカビが発生します。毛や皮膚の付着、サビ、カビに気付けていないと不潔な状態となり、剃毛処理でカミソリ負けを起こしてしまう原因となってしまうでしょう。

剃る力が強すぎる

剃る力が強すぎる点も、カミソリ負けにつながってしまう原因の1つとなっています。なぜ剃る力が取り上げられるのかというと、肌に強くカミソリを押し当てると傷をつけるリスクが高くなる他、摩擦で大きな負担をかけてしまうためです。

特に太ももは処理する範囲が広いことから、少しでも多くの毛を剃りたい、早く剃毛を終わらせたいという気持ちから力が入ってしまいやすい点に注意しなくてはいけません。

もう1つ力が入ってしまう原因を挙げるとすれば、カミソリの刃の切れ味が悪くなっている点が挙げられるでしょう。刃の切れ味が悪くなっているとスムーズに毛を剃ることができず、ついつい力が入ってしまいます。

肌の滑りが悪い状態で剃っている

太ももの剃毛処理で、シェービング剤やクリームを使用していない人は要注意です。ドライな環境で剃毛をすると肌の滑りが悪いため、刃が引っかかりやすく肌に大きな負担をかけてしまいやすいためです。

中には浴室でソープを使用して剃毛をしている方がいるかもしれませんが、肌の滑りは良くても、ソープの成分によって肌の乾燥が進みやすく肌トラブルにつながりやすいです。

また、浴室は雑菌が多い点にも注意しなくてはいけません。

正しい剃り方ができていない

間違った方法で剃毛処理をしていると、カミソリ負けを起こしやすいです。剃毛処理で行ってしまいがちな方法といえば、毛の流れに逆らって剃毛をしてしまう点が挙げられるでしょう。深剃りできる方法ではありますが、カミソリ負けを起こしやすいためおすすめはできません。

その他、カミソリを長く走らせて多くの毛を剃ろうとする、チクチクな毛が生えてきたらすぐに剃毛処理をする方法も正しい剃毛方法とはいえず、カミソリ負けを起こす原因となってしまいます。

カミソリ負け以外で太ももにブツブツができる原因

剃毛でカミソリ負けを起こすとかゆみや赤いブツブツ、ニキビ、色素沈着などの症状が出ますが、カミソリ負け以外でも太ももにブツブツができてしまうことがあります。その原因とされるのが、下記の3つです。

  • 毛のう炎
  • 埋没毛
  • 皮脂欠乏性湿疹

症状の特徴やできてしまう原因を解説するので、剃毛したタイミングでは無いときにブツブツに悩まされている方は、1つの参考にしてください。

毛のう炎

剃毛をしたタイミングではないのに赤いブツブツができてしまう場合は、毛のう炎を発症しているかもしれません。毛のう炎ができる原因は、毛穴の奥に黄色ブドウ球菌といわれる細菌が入り込んでしまうためです。赤くブツブツした見た目だけでなく、中心に白い膿をもっていたり軽い痛みを伴ったりする特徴があります。

埋没毛

もし、太ももに黒いボツボツができているなら、埋没毛が原因かもしれません。埋没毛とは、皮膚の外に出れず皮膚の下で成長してしまう毛のことで、角質が分厚くなることが原因といわれています。角質が分厚くなる原因は、肌のターンオーバーが乱れてしまうことです。毛抜きやワックス脱毛などによる刺激や紫外線によるダメージ、肌の乾燥がターンオーバーの乱れにつながりやすいといわれています。

皮脂欠乏性湿疹

かゆみを伴う赤いポツポツは、皮脂欠乏性湿疹かもしれません。亀甲状の赤みや円形の赤みが肌に表れてかゆみも伴うのが特徴です。皮脂欠乏性湿疹が起きる原因は、肌の乾燥です。剃毛をはじめ、入浴時の洗いすぎやスキンケア不足といった、肌の乾燥を進めてしまう状況を作ってしまうと起こりやすいといわれています。

また、空気の乾燥など外部環境が原因となることもあるようです。

太ももに赤いブツブツができてしまったときの対処法

上記ではさまざまな症状を紹介してきましたが、太もものかゆみ、赤いブツブツ、ニキビ、毛のう炎に効果が期待できる対処法としては、下記の3つが挙げられます。

  • 患部を冷やして保湿をする
  • 市販薬を使用して症状の悪化を防ぐ
  • 皮膚科を受診して医師に薬を処方してもらう

患部の冷やし方やその後のアフターケア、どのような症状の場合に薬の使用や皮膚科の受診を検討すべきかにも言及しますので、ぜひ参考にしてください。

患部を冷やして保湿をする

赤いブツブツができてしまった場合は、まず患部を冷やしてください。範囲が狭ければ、保冷剤にガーゼなどを巻いて患部に当てて冷やします。範囲が広い場合は、冷水で冷やしたタオルを患部に当てると良いでしょう。

もし患部にガーゼやタオルが触れるのを避けたい場合は、冷たいシャワーで冷やすのがおすすめです。弱めの水圧に調節して、患部の上部から冷水を流すようにして冷やすと良いでしょう。

十分に冷やした後は、肌が乾燥しないようにワセリンやクリームを使用して保湿してください。

市販薬を使用して症状の悪化を防ぐ

赤いブツブツの症状がひどく、ヒリヒリ感やかゆみが伴う場合は、市販薬を使用して症状を抑えます。まずは患部を冷やして炎症をある程度抑えてから、市販薬を塗布しましょう。市販薬は炎症を抑える抗菌薬を選ぶ必要がありますが、種類が多く選べない場合はドラッグストアの薬剤師に相談するのがおすすめです。

皮膚科を受診して医師に薬を処方してもらう

赤いブツブツの症状がひどく化膿などがみられる場合は、皮膚科を受診します。また、どの市販薬を使用したら良いのかが分からない場合や、市販薬を使用しても症状が治まらない場合も皮膚科を受診してください。

皮膚科では、太ももに起きている症状を治療する薬を処方してもらえる他、保湿剤も出してもらえます。薬の使用方法なども指導してもらえるので、正しい方法で素早く治すことができるでしょう。

太ももに赤いブツブツができない自己処理のポイント

太ももに赤いブツブツができないように毛を剃れるポイントは、以下の4つです。

  • 電気シェーバーを使用する
  • シェーバーや肌を清潔にする
  • シェービングクリームを使用する
  • 処理をした後は肌を保護する

太ももを出したファッションを楽しみたいなら、適当な自己処理は厳禁です。それぞれのポイントについて注意したい点にも言及するので、自己処理を行う際の参考にしてください。

電気シェーバーを使用する

太ももの毛の自己処理は、電気シェーバーを使って行ってください。電気シェーバーは刃が肌に直接当たらない構造なので、肌トラブルを起こすような負担をかけない剃毛ができます。ボディ用の電気シェーバーを用意すると刃に長さがあるため、広い部位でもストレスを感じずに剃毛処理を行えます。

シェーバーや肌を清潔にしてから剃る

シェーバーや肌を清潔にしてから剃るのも、赤いブツブツをつくらないための重要なポイントです。目に見えていなくても肌は汗や皮脂で汚れており、ちょっとした刺激で雑菌が入り、肌トラブルにつながる可能性があります。

電気シェーバーも目に見えるような毛が付いていなくても、使っていくうちに内部に細かい毛が挟まっていきます。分解できるモデルが多いため、内部が綺麗になっているかを確認してから使用するようにしましょう。

シェービングクリームを使用して処理をする

剃毛時にシェービングクリームを使用すると肌滑りが良くなり、肌を傷つける心配がなくなります。クリームがクッションとなるため、摩擦を最小限に抑えた優しい剃毛が行えるのもメリットです。

シェービングクリームを使用すると、剃毛した部分と剃毛してない部分を区別しやすくなり、二度剃りしてしまうミスを少なくできるのもメリットの1つといえるでしょう。

シェービングクリームを選ぶ際には、含まれている成分をチェックしてシェービングクリームを選ぶという点に注意してください。肌に潤いを与えてくれるアロエエキスやヒアルロン酸などが配合されていれば、しっとりとした触り心地の肌に仕上げられるはずです。

処理をした後は肌を保湿する

剃毛処理が完了したら、すぐに保湿ケアを行ってください。剃毛処理で肌の皮脂膜や角質層に傷が付いたり剥がれたりすると、バリア機能が低くなるためです。保湿をすることでバリア機能の低下をフォローできる他、ダメージを受けた肌の回復もサポートできます。

保湿に使用するアイテムとしては、化粧水やローション、乳液、ボディクリームなど、どれを使用しても構いません。ただし、化粧水やローションを使用した際には、与えた潤いを閉じ込められる油分配合の乳液やクリーム、ワセリンなどを使用する点に注意してください。

太もものカミソリ負けが不安な方は脱毛もおすすめ

剃毛でも太ももの毛を綺麗になくすことはできますが、続ける限りカミソリ負けのリスクは伴います。もし剃毛のたびにカミソリ負けをしないかが不安な場合は、脱毛という選択肢を選んでみるのも良いのではないでしょうか。

以下では太ももの毛を脱毛するメリットを紹介していくので、ぜひ脱毛を検討する際の参考にしてください。

サロンの太もも脱毛をするメリット

サロンの太もも脱毛をする大きなメリットは、脱毛を完了させることで、自己処理をほとんどしなくて済むという点です。自己処理が必要なくなるため、かゆみ、赤いブツブツ、ニキビ、色素沈着・黒ずみといったカミソリ負けによる症状に悩まされることがなくなります

ムダ毛も肌トラブルもない綺麗な太ももが手に入るため、ショートパンツや水着など足を出したファッションも思い切り楽しめるようになるでしょう。施術時の痛みが少ない、料金が安いサロンで、太もも脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。

サロンの太もも脱毛については、「太ももの脱毛は何回で完了する?回数・期間や施術の流れを解説」の記事をご参照ください。

まとめ

太ももの毛を剃ったときにできる赤いブツブツは、以下の4つのポイントを守ることで解決できます。

  • 電気シェーバーを使用する
  • シェーバーや肌を綺麗にしてから自己処理を行う
  • シェービングクリームを使用して処理をする
  • 処理後にしっかり保湿する

もし赤いブツブツができてしまった場合は、すぐに患部を冷やして保湿をしましょう。必要な場合は市販薬を使用することや皮膚科の受診を検討してください。自己処理をするたびにできる赤いブツブツが気になるなら、この機会にサロンで太もも脱毛を検討してみるのも良いのではないでしょうか。

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