妊娠中は脱毛しても良い?脱毛が胎児に与える影響とは

脱毛を契約していたけど妊娠していることが分かってしまったなど、妊娠中に脱毛をしても良いのか気になってしまう方もいるでしょう。

「妊娠中は脱毛しても良いのか」「脱毛中だけど妊活を始めたい」「妊娠していることに気が付かずに脱毛をしてしまった」といった不安や悩みを抱えている人に向けて、今回は妊娠中の脱毛について解説していきます。

妊娠中の脱毛がNGな理由や妊娠中に脱毛してしまった場合の胎児への影響、妊娠前に通うのに適している脱毛方法などを詳しく紹介していくので、妊娠中の脱毛について不安をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

妊娠中の脱毛はNG!その理由とは

妊娠中の脱毛は基本的に、ほとんどの脱毛サロンでNGとされています。妊娠中の脱毛が良くない理由は次の4つです。

  • ホルモンバランスが変化する
  • 肌トラブルのリスクが高くなる
  • 施術中の体勢が負担になりやすい
  • 体調が安定しない

1つずつ詳しく解説していきます。

ホルモンバランスが変化する

妊娠をきっかけに「エストロゲン」と「プロゲステロン」という女性ホルモンのホルモンバランスが大幅に変化します。そのため、体調やメンタル面にも影響がおよび、体調不良になったり情緒不安定になったりします。そういった妊娠中のホルモンバランスの変化は、脱毛に悪影響になることが多いです。

妊娠中に毛が濃くなるのはホルモンバランスが原因

毛の成長サイクルは女性ホルモンのバランスで決まります。妊娠によって「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つの女性ホルモンのバランスが変化するため、毛周期が乱れやすくなるのです。そのため、妊娠をきっかけに体毛が濃くなったり、場合によっては多毛症を招いてしまったりします。

毛周期が乱れて毛がいつもより濃くなっている時期に脱毛をしても、脱毛効果を感じられない可能性があるので、妊娠中の脱毛はおすすめできません。

肌トラブルのリスクが高くなる

妊娠中はホルモンバランスの変化、運動不足、栄養不足などの要因が重なって、肌がデリケートな状態になりやすいです。そのため、妊娠中に脱毛をすることで、以下のような肌トラブルのリスクが考えられます。

  • シミそばかすなどの色素沈着
  • 乾燥によるかゆみ
  • ニキビや湿疹

また、妊娠中は胎児への影響を考えると、薬の服用が難しい時期です。万が一脱毛を受けた後に肌トラブルが起きたとしても、十分な治療ができない可能性があります。

施術中の体勢が負担になりやすい

脱毛の施術中は、長時間同じ体勢で過ごすことになります。脱毛部位によってはうつぶせの姿勢も取らなくてはいけません。お腹が大きくなってくると、同じ体勢を長時間続けることで体調が悪くなったり、胎児に悪影響を与えてしまtたりする可能性も考えられます。

妊娠中の女性にとって脱毛時の体勢は、とても大きな負担になってしまうので、妊娠中の方は注意してください。

体調が安定しない

妊娠中は女性ホルモンのバランスの変化や栄養不足によって、貧血などの体調不良を起こしやすいです。施術中に使用するタオルの匂いなど、普段なら気にならないようなことで、気分が悪くなることも考えられます。

また、妊娠中のメンタルはとてもデリケートで、施術中の室温、照射の痛みや照明の明るさなどの小さなことがストレスの原因になることもあるでしょう。些細なことで体調を崩す可能性が高い妊娠中は、脱毛は避けるべきです。

妊娠が分かる前に受けた施術の胎児への影響は?

「妊娠していることに気付かずに脱毛をしてしまった」と不安になっている方もいるのではないでしょうか。妊娠中に脱毛を受けていても、胎児や子宮に影響することはないので、安心してください。なぜなら、光脱毛やレーザー脱毛は肌の表面にあるメラニン色素にしか反応しないためです。

しかし、胎児への影響がないからといって脱毛をしても、妊娠中の脱毛は毛周期が乱れていることから効率が悪い上に、肌トラブルなどのリスクも高い行為です。ほどんどの脱毛サロンやクリニックでは、妊娠中の施術を断っているので脱毛を検討している方は注意してください。

脱毛中に妊娠が分かったらどうすれば良い?

脱毛は1度通い始めると、長期間通う必要があります。そのため、脱毛中に妊娠が発覚したら脱毛その間脱毛を休止しなければいけません。もし脱毛中に妊娠が分かったときは、すぐに脱毛サロンやクリニックに連絡を入れましょう。

サロンや契約中のコースによって、休会できるのか、解約しなければいけないのかが変わります。契約書を確認した上で、脱毛サロンと妊娠期間中の対応について相談をしてください。ここでは、それぞれの対応について見ていきましょう。

休会制度を活用する

休会制度や契約期間の延長制度がある場合は、サロンに連絡を入れて必要な手続きをすることで、保証期間を伸ばせる可能性があります。

出産後、また脱毛に通えるようになった頃に、脱毛を再開しましょう。休会の手続きを早めにできるように、妊娠が分かったらすぐにサロンに連絡を入れてください。妊娠の予定がある人は、休会制度や保証期間の延長の制度があるサロンを選ぶのがおすすめです。

解約をする

休会制度がないサロンの場合は、解約することになるでしょう。サロンによっては、まだ施術を受けていない分の費用を返金してくれる場合があります。自分が通っているコースの契約書をきちんと確認してから、一度サロンに問い合わせてみましょう。

脱毛のコースには有効期限がある可能性もあり、有効期限が切れていると返金されません。

まだ有効期限が切れていない場合は、解約のために必要な手続きを行い解約をします。有効期限が切れないうちに、早めにサロンに連絡を入れることが重要です。

出産後はいつから脱毛を再開して良い?

出産後脱毛を再開できるタイミングは通っているサロンによって違いますが、出産後すぐに施術を行えるサロンもあります。

しかし、出産後もホルモンバランスが不安定なので、あまりおすすめはできません。特に、産後・授乳中の脱毛の際には、授乳への影響を考え胸の周り、脇、背中を避けて脱毛を行う必要があります。

脇の脱毛などを行いたい場合は、授乳期が終わり、生理が再開して体調が安定してきた頃に脱毛を再開するのがおすすめです。

妊娠中の自己処理の方法は?

妊娠中は肌がデリケートで肌トラブルが起きやすい時期です。そのため、妊娠中は自己処理も控えるようにしてください。

しかし、妊娠中は毛が濃くなることもあり、どうしても自己処理をしたい場合があるでしょう。その際には電気シェーバーを使用しましょう。電気シェーバーは刃が直接肌に当たらない作りになっているため、肌への負担が1番少ない処理方法です。

カミソリは肌の表面も一緒に削ってしまうので、肌荒れを起こすリスクがあります。

また、毛抜きやワックスなどを使用すると、毛穴に負担がかかり細菌が侵入して毛嚢炎などの炎症を引き起こす可能性があります。できるだけ電気シェーバー以外では、自己処理をしないようにしましょう。

脱毛は妊娠前に終わらせておくのがおすすめ

脱毛は妊娠前に終わらせておくのがおすすめです。特に、妊娠前にVIO脱毛を済ませておく「妊活脱毛」を行っている人も多く、妊活脱毛を行っておけば出産時に多くのメリットがあります。妊活脱毛をする主なメリットは下記の3つです。

  • 妊婦健診でのストレスが減る
  • 会陰切開のケアがしやすい
  • 産後のデリケートゾーンを衛生的に保てる

ひとつずつ見ていきましょう。

妊婦健診でのストレスが減る

妊婦健診では、診察のときに医師や看護師にアンダーヘアを晒すことになります。アンダーヘアを整えていないと視線が気になり、何度もある妊婦健診がストレスに感じてしまうこともあるでしょう。しかし、妊活脱毛をしておけば、安心して診察に臨めます。

また、妊娠中はおりものが出たり、出血したりとショーツの中が蒸れた状態になりやすい時期です。アンダーヘアが密集していると、においやかぶれの原因になりますが、妊活脱毛をしておけばデリケートゾーンが清潔に保てて、検診時に不安に感じることが少なくなるでしょう。

会陰切開のケアがしやすい

出産時に会陰の進展が悪いと皮膚が裂ける恐れがあるため、裂ける前に会陰切開を行うことがあります。VIO脱毛をしていると、会陰切開の処置がしやすくなるのです。また、会陰切開の傷口に細菌が繁殖し、炎症が起きるのを防ぐ効果も期待できます。

産後のデリケートゾーンを清潔に保てる

産後すぐに、悪露と呼ばれる生理に似た分泌液が排出されます。個人差がありますが、悪露は6週間以上続くことも珍しくありません。この期間は、毎日産褥パットやナプキンを使用するため、デリケートゾーンが蒸れやすく、細菌が繁殖しやすくなります。VIO脱毛していれば蒸れにくくなって不快感を軽減できるでしょう。

産後は肌がデリケートになっており、些細なことで肌トラブルにつながるため、VIO脱毛をしていると安心です。

このように、妊娠前に妊活脱毛をしておくことで、出産時のメリットがあります。

また、産後は育児で忙しく、自由に脱毛に行く時間を確保できない可能性があるため、妊娠前の身軽な時期に脱毛を完了させておくのがおすすめです。

妊娠前に通うならどの脱毛方法が良い?

脱毛には医療クリニックで受ける脱毛と、脱毛サロンで受ける脱毛の2種類があります。

医療クリニック

  • アレキサンドライトレーザー
  • ダイオードレーザー
  • ヤグレーザー

脱毛サロン

  • IPL脱毛
  • SHR脱毛
  • SSC脱毛
  • HHR(ハイブリッド脱毛)

それぞれの脱毛方法の特徴について詳しく解説していきます。どの方法が自分に合った脱毛方法かを決めるための参考にしてみてください。

医療クリニック

医療クリニックで受ける脱毛は、医療脱毛と呼ばれます。医療脱毛は脱毛専用のレーザーを使い、毛母細胞を破壊して毛を生えなくさせる脱毛方法です。医療脱毛はサロン脱毛に比べると痛みが強いですが、医療行為に当たるためパワーが強く、脱毛回数が少なくて済むのが特徴です。また、効果が強い分1回あたりの施術の料金が高くなります。

 

医療脱毛で使われるレーザーは主に下記の3つです。

  • アレキサンドライトレーザー
  • ダイオードレーザー
  • ヤグレーザー

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは、多くの脱毛クリニックで採用されている定番の脱毛レーザーです。レーザーの波長が短くメラニン色素によく反応します。アレキサンドライトレーザーのメリットは、VIOや毛の濃い人に効果が高いことと、美肌効果を期待できることです。

デメリットは、照射時の痛みが比較的強い、産毛などの細い毛へのアプローチが弱いという点です。また、アレキサンドライトレーザーは、日焼けした肌には使用できないので、日焼けしている人は注意してください。

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーは、レーザーの波長が中間の脱毛レーザーです。照射面積が広くスピーディーな施術ができます。ダイオードレーザーは、細い毛から太い毛まで形質を問わずに使用できる、比較的痛みが少ないというのがメリットです。

デメリットはアレキサンドライトレーザーと同様に、日焼けした肌には使用できないことがあげられます。

ヤグレーザー

ヤグレーザーは3つの脱毛器の中で1番レーザーの波長が長く、他では届かない深い毛根にもアプローチできる脱毛レーザーです。ヤグレーザーは、肌表面のメラニン色素にはあまり反応しないのも特徴で、日焼けした肌や色素沈着の箇所にも照射できます。

また、剛毛の人にも高い効果が期待できるのがメリットです。デメリットとしては、痛みを感じやすいことと、火傷や炎症などのリスクが高いことが挙げられます。

脱毛サロン

脱毛サロンで行っている脱毛をサロン脱毛といいます。サロン脱毛は光を照射し、毛の育成を抑制する方法です。

医療脱毛に比べると痛みが弱いのが特徴で、サロン脱毛は脱毛期間が長期間になりますが、費用が安く済む脱毛方法でもあります。

ここからは、脱毛サロンで行われる4つの脱毛方法について見ていきましょう。

  • IPL脱毛
  • SHR脱毛
  • SSC脱毛
  • HHR(ハイブリッド)脱毛

IPL脱毛

IPL脱毛は「インテンス・パルス・ライト」という、メラニン色素に反応する光を照射して毛の発生を抑制する脱毛器です。

太い毛への効果が高い、広範囲の照射が可能なためスピーディーに施術が終わるというメリットがあります。デメリットは、サロン脱毛の中では痛みが強い、火傷のリスクを防ぐために日焼けした肌やほくろへの照射はできないという点です。

SHR脱毛

SHR脱毛は表皮近くの発毛を促す組織「バルジ領域」に作用し、脱毛を促す蓄熱式脱毛です。

SHR脱毛は毛包部分に反応するため成長期、休止期、退行期のすべての毛に効果があります。また日焼けした肌にも使用可能です。

新しい概念の脱毛方法で、最近ではSHR脱毛を導入するサロンが増えてきています。

SSC脱毛

SSCは「ビーンズジェル」という抑毛効果があるジェルを肌に塗って光を照射することで、ジェルを角質層に浸透させて、ムダ毛の成長を抑える脱毛方法です。

ビーンズジェルには、黒ずみを解消したり、毛穴を引き締める美肌効果が期待できます。SSC脱毛は毛の太さを問わずに施術できますが、発毛組織に直接アプローチする方法ではないため、脱毛効果が出るまでに時間がかかるのが特徴です。

HHR(ハイブリッド)脱毛

HHR(ハイブリッド)脱毛は蓄熱式の脱毛方法で、毛根・毛包のどちらにも作用します。HHR(ハイブリッド)脱毛は、すべての毛質や肌質に適していて、産毛などの細い毛や、日焼けした肌にも使用できます。また、痛みを感じにくいのも特徴です。

脱毛時期を毛周期に合わせる必要がないため、2週間〜1ヶ月に1回のペースで施術を受けられ、脱毛期間が短く済むというメリットもあります。

まとめ

今回は妊娠中の脱毛について解説しました。妊娠中の脱毛は、ホルモンバランスが変化する、肌トラブルのリスクが高くなる、施術中の体勢が負担になりやすい、体調が安定しないなどの理由からNGとされています。

妊娠中に脱毛してしまったとしても、胎児に悪影響を及ぼすことはありませんが、万が一に備えて控えておくようにしましょう。

脱毛中に妊娠が分かった場合はすぐにサロンに連絡して、早めに休会か解約の手続きをするようにしてください。出産後に脱毛を再開する時期は授乳期が終わり、生理が再開して体調が落ち着いた頃が良いでしょう。

妊娠中にムダ毛が気になる場合は自分で処理をすることになりますが、肌への負担を間んが得て、電動シェーバーで処理をするのがおすすめです。

妊娠中は脱毛ができず、出産後も育児があるため脱毛に時間を割くのが難しくなるかもしれません。脱毛を検討している方は、妊娠前に脱毛を完了させておくと安心です。

無料カウンセリング予約 一部店舗でオンラインカウンセリング実施中