マタニティフォトの撮影時にお腹の毛の処理は必要?体験談を紹介

妊娠をしたときに、記念としてマタニティフォトを撮りたいと思う方は多いのではないでしょうか。しかし、「マタニティフォトでお腹を見せるとなるとムダ毛が気になる」という方もいますよね。

この記事では、マタニティフォトの撮影時はお腹の毛を剃っても良いのか、脱毛をしても良いのかという内容について解説していきます。お腹の毛を自分で処理する場合の正しいやり方や準備するもの、注意点なども紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

マタニティフォトの撮影時期にムダ毛に悩む人は多い

マタニティフォトを撮影するときに、多くの女性を悩ませているのがお腹のムダ毛です。妊娠中はお腹の毛が濃くなりやすく、普段は全く気にならないのにマタニティフォトを撮影する時期に限って濃くなってしまうというケースもあります。

毛が濃いと撮影時に恥ずかしい思いをしますし、かといって剃るのは、肌や赤ちゃんに悪影響があるのではと悩まされることもあるでしょう。ここではまず、なぜ妊娠中に毛が濃くなるのかについて解説をしていきます。

妊娠中は毛が濃くなる

妊娠中に毛が濃くなったと感じやすい理由としては、ホルモンバランスが深く関係しています。女性は、妊娠をきっかけに女性ホルモンの分泌量が増えるといわれますが、このときに刺激を受けるのがメラノサイトです。妊娠によってメラニン色素の生成が活発に行われるようになり、これが毛が濃くなる原因となるのです。

ちなみに、妊娠がきっかけの場合はお腹の毛が濃くなりやすいといわれていますが、手や足の毛が濃くなるケースもあります。

濃くなった毛は産後に少しずつ薄くなっていく

濃い毛が生えているとストレスに感じてしまいますが、これは妊娠期中に限った話で、出産後には少しずつ薄くなっていきます。成長サイクルの過程で抜け落ち、以後、新しく濃い毛が生えてくる心配はありません。

個人差はありますが、産後半年ほど経った頃には妊娠前の毛の状態に戻った、と実感している女性が多いです。これは、産後は女性ホルモンの分泌量が徐々に落ち着き、妊娠前のホルモンバランスに戻ることが理由として挙げられます。

濃い毛が生えるのは女性にとって悩ましいポイントですが、産後には元に戻るため不安になることはありません。そのため、マタニティフォトを撮るタイミングだけが、特に気になりやすい時期なのです。

マタニティフォトの撮影をするときにお腹の毛は剃る?

マタニティフォトの撮影をする際にお腹の毛を剃るか剃らないかは、人によって意見が異なります。例えば、剃って撮影に挑んだ女性の意見は以下の通りです。

  • 一生の思い出になるマタニティフォトなので、綺麗な状態で撮影してもらいたくて、毛を剃って保湿もしっかりとやりました。
  • マタニティペイントをしてもらうため、スタッフさんに見られるのが恥ずかしくて事前に毛を剃っていきました

一方、剃らないで撮影に挑んだ女性の意見は以下の通りです。

  • 撮影時のフラッシュで飛んで毛は目立たないと思ったので、特に処理はしませんでした
  • 妊娠の思い出写真なので、お腹の毛もそのままに、ありのままの状態で撮影してほしくてそのままにしていました
  • 毛を剃るとさらに毛が濃くなってしまわないかと心配で剃れませんでした

このように、マタニティフォトの撮影をするときにお腹の毛を剃るかどうかは、個人の意見によって異なります。

妊娠中は毛を剃っても大丈夫?

妊娠中でもムダ毛の剃毛処理は可能です。毛を剃る処理によって赤ちゃんに悪影響が出ることはありません。

ただし、妊娠中はホルモンバランスに変化があることから、肌に与えるダメージが大きい点には注意が必要です。上記でも紹介したように、妊娠中は女性ホルモンが増加することによって、メラニン色素の生成が活発になっています。

肌に刺激を与えることで、くすみやシミといった色素沈着を起こす可能性は高いでしょう。肌トラブルを避けるなら、妊娠中は毛を剃らず、自然体でいるのがおすすめです。どうしても剃毛処理が必要な場合は、保湿などの肌ケアに注意しながら行ってください。

妊娠期間中は脱毛ができないので注意が必要

妊娠期間中は、剃毛などの自己処理はできても脱毛はできません。脱毛の光やレーザーが赤ちゃんに影響を与えることはありませんが、万が一の事態を想定して、妊娠中の脱毛を断っているサロンやクリニックがほとんどです。

ここでは、妊娠中に脱毛できない理由や脱毛期間中に妊娠をしてしまった場合の対処法について見ていきましょう。

妊娠中に脱毛できない理由

妊娠中に脱毛できない主な理由としては、下記の3つが挙げられます。

  • 体調が安定していない
  • 肌トラブルが起こりやすい
  • 毛周期に影響がある

妊娠中の脱毛は、妊娠中の体をいたわるためだけでなく、今後の脱毛計画をスムーズに進めるためにもおすすめできません。脱毛できない3つの理由を取り上げて、妊娠中の脱毛が体に与える影響や脱毛を控えるべき理由を解説します。

体調が安定していない

妊娠をするとホルモンバランスに変化があり、体調が安定しません。そんな中で脱毛施術を受けると、普段は何も感じなくても長時間同じ体勢をしていることで辛くなったり、光やにおいに反応して気持ち悪くなったりすることもあるでしょう。

脱毛をすると肌に熱を持ってしまいやすい、脱毛方法によっては脱毛前に使用するジェルで体が冷えてしまいやすいという点も、体調不良につながるかもしれません。このように、脱毛がきっかけで体調不良を起こすリスクがあることから、妊娠中の脱毛は行ってはいけないとされています。

肌トラブルが起こりやすい

妊娠中に脱毛をすると、肌トラブルが起こりやすくなるといわれています。理由は大きく分けて2つあります。

1つは、妊娠をきっかけとした女性ホルモンの増加が、メラニン色素の生成を促しているためです。脱毛による肌への刺激によって、くすみやシミといった色素沈着の肌トラブルにつながってしまうリスクがあります。シミやくすみが増えると、肌に関する悩みが増えるだけでなく、脱毛を再開したときの施術に影響が出るかもしれない点にも注意が必要です。

もう1つは、妊娠中は肌が乾燥しやすいという点が挙げられます。妊娠をすると毛細血管が拡張して水分が蒸発しやすくなるだけでなく、つわりでも水分や栄養不足になりやすいです。乾燥している肌に脱毛施術を行うと、痛みが強く出やすい他、かゆみや赤みといった肌トラブルにもつながりやすくなってしまうので、おすすめできません。

毛周期に影響がある

妊娠中は毛周期が変化しやすいというのも、脱毛できない理由の1つに挙げられます。毛周期は毛が生えるサイクルのことで、一般的な脱毛はこの毛周期に合わせて施術を行います。妊娠をすると、ホルモンバランスの変化によって毛周期が変わってしまうことがあるため、脱毛施術を行っても、いつも通りの脱毛効果が得られるとは限りません。

せっかく施術をしたのに効果を得られず、施術1回分にかかる料金が無駄になってしまうともったいないです。妊娠後の脱毛の周期にも影響が出てしまう可能性があるため、妊娠期間中の脱毛の施術は避けたほうが良いでしょう。

脱毛期間中に妊娠をしてしまったら?

もし脱毛期間中に妊娠をしてしまったら、脱毛を中止しましょう。まずは通っているサロンやクリニックに連絡を入れて、妊娠が分かった旨を伝えてください。その後の対応は、通っているサロンやクリニックによって異なりますが、基本的には休会もしくは途中解約のどちらかになります。

出産後、もう一度脱毛を始める場合は休会でも良いでしょう。サロンやクリニックによりますが、無期限で対応してくれるケースがほとんどです。

もし、出産後も育児などで再開できるか分からない場合は、途中解約が良いかもしれません。残っている施術回数にもよりますが、返金してもらえるケースがあります。サロンやクリニックに、解約時の条件を確認してみてください。

お腹の毛を処理する際の注意点

お腹の毛を処理する際の注意点は6つです。

  • シェービングクリームを使用する
  • 正しい方向でムダ毛を剃る
  • 一人で処理をしない
  • 電気シェーバーを利用する
  • アフターケアをしっかりと行う
  • お腹の毛だけでなく指毛の処理もしておく

妊娠中は体調が安定しにくく、肌はトラブルを起こしやすい敏感な状態になっています。そのため、いつも通りにムダ毛の処理を行うと、思わぬ事態に発展してしまう可能性があるのです。

気持ち良くマタニティフォトの撮影日を迎えられるよう、妊娠中のお腹の毛の処理方法についての注意点を詳しく解説します。

シェービングクリームを使用して剃る

シェービング専用のクリームを使用して毛を剃ると、肌への摩擦を減らすことができ、カミソリ負けなどの肌トラブル軽減につながります。シェービングクリームには毛を柔らかくする成分や肌を保湿する成分が配合されているものもあり、利用することで肌に優しいシェービングが行えます。

ちなみに、シェービング剤には泡やジェルのタイプもありますが、乾燥しやすい妊娠中の肌にはクリームタイプがおすすめです。保湿成分が配合されているだけでなく、油分が多く伸びが良いので塗りやすく、シェーバーも動かしやすくなるでしょう。

正しい方向でムダ毛を剃る

シェービングをする際は、毛の流れと同じ方向で剃ってください。毛の流れと逆の方向に剃毛すると、シェーバーの刃が毛に引っかかり、毛穴を引っ張ってしまうためです。肌に与える刺激が強くなり、赤みなどの肌トラブルにつながります。

お腹の毛の流れは一定方向ではなく、渦を巻いていたり下から上に向かって生えていたりとさまざまです。よく確認してから剃り始めると良いでしょう。

一人で処理をしない

妊娠中のお腹の毛の処理は、一人で行ってはいけません。必ずパートナーや両親、友人など、人の手を借りて行いましょう。普段であればお腹は自己処理をしやすいですが、妊娠をしているお腹となると話は別です。

お腹が大きいので下のほうが目視できませんし、下を覗き込んだり体をひねったりする動作も辛くなります。いつも通りに処理をしているつもりでも。気持ち悪くなったりお腹が張ってしまったりすることもあるでしょう。

このように、妊娠中はさまざまなリスクがあるため、人の手を借りるのが一番です。剃り残しのない綺麗なツルツル肌に仕上げられるというメリットがあるという点でも、人の手を借りて処理をするのがおすすめです。

電気シェーバーを利用する

ムダ毛の処理には、電気シェーバーを利用してください。電気シェーバーもカミソリと同様に刃を使用して毛を剃る方法ですが、構造の特徴上、刃が肌に当たらないようになっています。

肌に傷がつく心配が少なく、肌への刺激も最小限に抑えた状態でムダ毛を処理できます。電気シェーバーを持っていない場合は購入する必要がありますが、3,000円程度あれば手に入るでしょう。

他の部位のムダ毛処理にも使えるため、お腹の毛の処理をきっかけに1つ持っておくのも良いのではないでしょうか。

アフターケアをしっかりと行う

肌に優しい処理方法を選んでも、ムダ毛の処理は少なからず肌にダメージを与えており、乾燥しやすくもなっています。乾燥していると肌トラブルを起こしやすくなるので、アフターケアをしっかりと行ってリスクを抑えなくてはいけません。

ムダ毛の処理が終わったら、まずはシェービングクリームと剃った毛を拭き取ります。このとき、温かいタオルを用意しておくと気持ち良く処理を行えるでしょう。

肌を綺麗にした後は、シェービング用のアフターローション、もしくは普段使用している保湿成分配合のローションやクリームを使用して、たっぷりと保湿してあげてください。

お腹の毛だけでなく指毛の処理もしておく

マタニティフォトの撮影を予定している方が忘れがちなのが、指毛の処理です。お腹に手を添えるポーズを撮る際に、指の毛が生えているとバッチリ写ります。お腹の毛の状態は妊娠時特有のものとして受け入れてもらいやすいですが、指の毛に関しては処理のし忘れ感が強く出てしまいます。

撮影時に見られる恥ずかしさがあるだけでなく、思い出として振り返ったときに、指毛が写っていると気落ちしてしまうかもしれません。お腹の毛を処理するときに一緒に処理をしておきましょう。

マタニティフォトやお腹の毛に関するよくある質問

最後に、マタニティフォトやお腹の毛に関する、よくある質問を4つ取り上げて紹介します。気になっている疑問がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

マタニティフォトのおすすめの週数は?

マタニティフォトのおすすめ週数は24〜35週で、月でいうと妊娠7〜9ヶ月です。週数24〜35週が良いとされる理由としては、つわりがおさまりやすい時期であることと、お腹が十分大きくなって丸みが綺麗になる時期であることが挙げられます。

体調も心も安定しやすい時期なので、剃毛の自己処理も行いやすく、マタニティフォト撮影にも万全な状態で対応できるでしょう。よりベストなタイミングを選ぶなら、妊娠後期に入る前の7ヶ月目がおすすめです。

お腹を出さないマタニティフォトもできる?

マタニティフォトは、お腹を出さない衣装で撮ることも可能です。お腹を出さないスタイルであれば、お腹のムダ毛が濃くても変な生え方をしていても見られないので、安心して撮影に挑めます。

処理をするかしないかに悩まされることがありませんし、肌トラブルに悩まされる心配もなくなるでしょう。お腹の毛や濃さ、処理方法にストレスを感じてしまうなら、お腹を出さないスタイルでマタニティフォトを撮るのがおすすめです。

3Dマタニティペイントって何?

3Dマタニティペイントとは、絵具を使ったペイントだけでなく、造花やデコパーツ、押し花などを使用して立体的に仕上げるマタニティアートのことです。

お腹全体を絵具で仕上げるアートに比べると負担が軽く、作業時間も5〜15分程度と短縮できます。デコパーツなどは肌に優しい落としやすいグルーを使用するため、お湯で簡単に処理しやすく、外すときに痛みが伴うなどの心配もありません。

ムダ毛の処理を丁寧にしていれば、こういったペイントを行う際にムダ毛が気になってストレスになってしまうこともないでしょう。

マタニティペイントをするときの注意点は?

マタニティペイントをするときの注意点は、体調を第一に考えて無理をしないことです。ペイントには30〜1時間ほどの時間がかかりますし、フォトスタジオまでの移動を考えると負担が大きいことが想像できます。

マタニティフォトは記念すべき一大イベントですが、体調が優れない、なんとなくでも不安に感じる場合は、延期をするのがおすすめです。妊娠期は何が起こるか予想ができないため、デザインをシンプルなものにするという選択も、マタニティフォトを成功させるポイントとなるでしょう。

まとめ

マタニティフォトの撮影時は、お腹の毛を必ず処理する必要はありません。ありのままの状態を残すのも記念になりますし、お腹を出さないスタイルを選択することも可能です。もし、お腹を出して肌を整えた状態で撮りたい、マタニティペイントを楽しみたい場合は、お腹の毛を処理するのも良いでしょう。

妊娠をしているときは、脱毛施術はできませんが電気シェーバーによる自己処理は可能です。しかし、無理をして体調を崩してしまっては大変なので、人の手も借りながら無理のない範囲で行うようにしましょう。

お腹の毛がどうしても気になって脱毛したいという方は、出産をしてから検討するようにしてください。

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