家庭用脱毛器で効果が出る使い方は?注意点と合わせて解説

家庭用脱毛器は手軽さから人気を集める一方で、効果を実感できないという人も少なくありません。今回は、家庭用脱毛器で効果を実感するために、正しい使い方や注意点を紹介します。サロンの光脱毛の種類やメリットも解説するので、効果が実感できる脱毛方法を知りたいという方はぜひ参考にしてください。

目次

家庭用脱毛器の正しい使い方は?

家庭用脱毛器は自宅で気軽に脱毛ができるため、忙しい方や人に見られるのが恥ずかしいという方に人気です。しかし、正しく使わないと効果を実感できないばかりか、肌を傷めることになりかねません。

ここでは、家庭用脱毛器の正しい使い方をご紹介します。肌を守るためにも、正しい使い方を押さえておきましょう。

使用前の準備

家庭用脱毛器を使う際には、使用前の準備が必要です。まず、脱毛をする予定の前日までにシェービングをしましょう。

カミソリだと肌を傷付ける恐れがあるため、電気シェーバーの使用をおすすめします。肌に傷があると脱毛のときに痛みを強く感じたり、脱毛器の光でさらに傷付ける恐れがあります。

そのようなことにならないよう注意しつつシェービングしましょう。シェービングで肌が荒れやすいという方は、2〜3日前の実施でも構いません。

照射パワーやモードを調整

家庭用脱毛器の多くは、照射パワーやモードの調整ができるようになっています。使い始めは一番低いパワーに設定しましょう。

パワーが強いと痛みを感じる方もいます。痛みを感じたら無理せず低いパワーで脱毛しましょう。

また「連続モード」「手動モード」などを選べる脱毛器の場合、説明書をよく読んで使い方を知っておくとスムーズです。使用の際には使いやすいモードに調整してください。脱毛器によっては「美肌モード」がついているものもあります。購入前に搭載されているモードをチェックするのも良いでしょう。

肌に当てて照射

脱毛器の準備ができたら、保冷剤や付属の冷却材などを用いて照射する部位を冷やします。肌が乾いている状態であることを確認してから、照射口を肌に当てて照射しましょう。最初は痛みを感じることもありますが、徐々に慣れてくることが多いです。もし強い痛みや刺激を感じたら、無理に続けず様子をみましょう。

また、照射する部位は1ショットごとに変えるようにしてください。同じ部位に当てると刺激が強く肌を傷めることになりかねません。

冷却・アフターケア

照射が終わったら、脱毛した部位を冷却します。脱毛後は肌が敏感になっているため、ローションやクリームなどで保湿をしましょう。脱毛をした当日は、紫外線に当たったり激しい運動で汗をかいたりするのも避けたほうが良いです。肌に刺激を与えないようにしてください。

家庭用脱毛器を使用する際の注意点

家庭用脱毛器の使い方が分かったところで、次は使用する際の注意点をご紹介します。注意点を知らずに脱毛をすると、肌に悪影響を及ぼしてしまうことがあります。注意点を押さえて、安全に脱毛器を使用してください。

照射は1週間程度の期間を空けて行う

脱毛器による照射は、1週間程度の期間を空けて行うようにしましょう。毎日照射すればそれだけ効果が得られるというわけではありません。むしろ脱毛器の刺激で肌を傷めるリスクがあるのです。

はじめは1週間に1~2回の頻度で脱毛し、徐々に間隔を空けていきます。脱毛していくうちにムダ毛が生えてくるスピードが遅くなります。ムダ毛があまり生えなくなってきたら、1か月に1回、1〜2か月に1回と間隔を空けましょう。

家庭用脱毛器は自宅で気軽に脱毛ができるものの、永久脱毛できるわけではありません。つまり、ムダ毛が生えるスピードは遅くなりますが、また生えてくるということです。ムダ毛は毛周期という周期で生えて成長するため、周期に合わせて脱毛することになります。2か月に1回の頻度を目安に脱毛すると効果を実感できるでしょう。

ホクロやシミを避けて照射する

脱毛器を使う際には、ホクロやシミを避けて照射するように注意してください。光がホクロやシミに反応し、やけどするリスクがあるからです。

しかし、ホクロやシミがあっても脱毛できないわけではありません。ホクロやシミを隠すためのシールやコンシーラーを使ってカバーしましょう。色のついたシールや絆創膏は光が反応することがあるため、シールを使用する際は白いものをおすすめします。

もし隠すのが難しいようなら、その部位は避けておきましょう。万が一直接照射してしまった場合は肌の様子をみて、痛みや強い赤みがあるようなら皮膚科に相談してください。

日焼けしている肌への照射は控える

脱毛サロンでも家庭用脱毛器でも同じことがいえますが、日焼けしている肌への照射は控える必要があります。日焼けした肌は、やけどと同じ状態です。

脱毛器の光は毛の色に反応するのですが、日焼けした肌の色にも反応する可能性があります。日焼けでやけどした肌に、さらなるダメージを与えかねません。

脱毛期間中は日焼けを避けるように注意しましょう。もし日焼けするような外出やイベントなどがあるのであれば、日焼け止め・帽子・日傘・UVカットの上着などで肌を守ることをおすすめします。

照射をした当日はシャワーで済ませる

照射をした当日は、湯船に浸からずシャワーで済ませるようにしましょう。脱毛で照射する光によって、肌には少なからず負担をかけることになります。軽いやけどのような状態になったり肌が火照ったりする場合もあります。そのような状態で湯船に浸かると、刺激として肌にダメージを与えかねません

また、湯船には雑菌が含まれていることも多く、ダメージを受けた肌にとってリスクが高いです。シャワーのみなら大丈夫ですが、身体を洗うときはボディソープをよく泡立ててやさしくなでるようにしましょう。決してゴシゴシと擦ってはいけません。ボディソープが肌に残らないように、しっかりと流すことも大切です。

生理期間中は照射を避ける

生理期間中は肌が敏感になりやすいため、照射を避けることをおすすめします。敏感になっている肌に照射すると、いつもより痛みを感じたり火照ったりすることがあるからです。普段から生理期間中の肌荒れが気になるという方は、特に避けた方が良いでしょう。

VIOはVIO専用の脱毛器を使用する

家庭用脱毛器でVIOの脱毛をしたいという方も多いでしょう。脱毛サロンだと恥ずかしいという方も、自分で照射するならハードルが下がります。しかし、VIOはとても繊細な部分なので、VIOにも対応している脱毛器でなければなりません。購入する際には、VIOに対応しているかどうかを必ず確認してください。

家庭用脱毛器よりも効果を得るならサロン脱毛がおすすめ

家庭用脱毛器の脱毛では、効果を実感できる人もいれば「効果が得られない」と残念に思う人もいます。また、「もっと効果のある脱毛をしたい」と考える人も多いのではないでしょうか。

家庭用脱毛器よりも効果を得たいのであれば、サロン脱毛を検討してみてください。サロン脱毛で行う光脱毛にはさまざまな種類があります。代表的な光脱毛の種類を3つご紹介します。

IPL脱毛

IPL脱毛は、サロンの光脱毛の中でも広く使われている方法です。照射する光はメラニン色素に反応し、ムダ毛のたんぱく質を変性させます。それによってムダ毛の発育を抑え、徐々に生えにくくなるのです。IPL脱毛の光は黒い毛より反応するため、太くて濃い毛に効果を発揮しやすく、ワキやVIOの脱毛に向いています。

反対に、お腹や背中のように色が薄い産毛の脱毛にはあまり向いていません。また、メラニン色素に反応することから、日焼け後の肌やホクロに照射できないという点に注意してください。

多くのサロンで使われているIPL脱毛ですが、痛みは比較的強いといわれています。ゴムではじかれたような感覚が特徴で、痛みの程度には個人差があります。

SSC脱毛

SSC脱毛は、クリプトンライトという名の光と、ビーンズジェルを使った脱毛方法です。脱毛する部分にビーンズジェルを塗り、そこにクリプトンライトを照射することで制毛・抑毛効果を発揮します。

ビーンズジェルにはフィニリーブという成分が含まれており、クリプトンライトを照射されるとフィニリーブが毛穴に浸透するのです。

IPL脱毛は太くて濃い毛により効果を発揮しますが、SSC脱毛はムダ毛の太さや濃さは関係ありません。光ではなくジェルに含まれる成分が制毛・抑毛効果を生み出すため、産毛にも同様の効果が期待できます。

ジェルによる美肌効果も期待できて、肌への負担が少ないのがメリットです。さまざまな毛のタイプに対応できるSSC脱毛ですが、濃い肌の色や日焼けした肌には対応できない可能性があります。それは、SSC脱毛で使う光がメラニン色素に反応するからです。

また、SSC脱毛を導入しているサロンがあまり多くないことにも注意しましょう。SSC脱毛を希望するのであれば、まずは扱っているサロンを探す必要があります。

SHR脱毛

SHR脱毛は、光をバルジ領域という発毛を促す毛包にあてて抑毛効果を出す方法です。蓄熱式脱毛とも呼ばれ、毛包に60〜70℃程度の熱を溜めるのが特徴です。

IPL脱毛やSSC脱毛と異なり、メラニン色素には反応しません。そのため、日焼け肌やホクロがある部分にも照射できます。

痛みはほとんど感じないのがメリットで、蓄熱式脱毛と呼ばれることから想像がつくように、脱毛の際には温かみを感じることが多いです。ワキ・VIO・ヒゲのような、黒くて濃い毛にも効果を発揮します。痛みがなくさまざまな部位に対応できるため、痛みが苦手な人にとって脱毛のハードルが下がるのではないでしょうか。

光脱毛で効果が実感できる回数や期間

サロンの光脱毛には、IPL脱毛・SSC脱毛・SHR脱毛の3種類があるとご紹介しました。それぞれの特徴が分かったところで、3種類の光脱毛で効果が実感できる回数や期間について見ていきましょう。

【IPL脱毛】

IPL脱毛は光脱毛の中でも効果を実感するのが早く、4〜5回といわれています。脱毛の間隔は、毛周期に併せて1〜2か月に1回くらいのペースです。

7~8回ほどで、ムダ毛の処理が楽になると感じる人もいます。全体としては12回程度の照射が必要で、1年半~2年ほどの期間になります。

【SSC脱毛】

効果が実感できる回数は、5〜6回ほどです。ムダ毛が生えてこないと実感できるまでには12回ほどの照射が必要になります。

1〜3か月ほど間隔を空けてSSC脱毛を行うため、全体で1〜2年はみておきましょう。

【SHR脱毛】

効果が実感できるのは、3〜6回ほど脱毛してからになります。SHR脱毛の期間は最短2週間からで、1〜3か月ほど空けて脱毛を受ける人が多いです。

1か月に1回脱毛したとすると、効果を実感できるまでの期間は3〜6か月になります。ただし、ワキ・VIO・ヒゲのような太くて濃い毛の場合は、それより長くなることが多いです。

脱毛回数でいうと12回、期間は1年以上はみておいた方がよいでしょう。

サロンの光脱毛のメリット

サロン脱毛にはさまざまなメリットがあります。ここでは、サロンの光脱毛もメリットを5つ紹介していくので、ぜひ脱毛の選択肢としてサロンの光脱毛を検討してください。

  • 照射漏れの心配が少ない
  • 全身脱毛ができる
  • 肌トラブルのリスクを軽減できる
  • サロン独自のアフターケアを行っている
  • SHR脱毛なら日焼け肌でも脱毛できる

それぞれのメリットについて見ていきましょう。

照射漏れの心配が少ない

サロンの光脱毛は、照射漏れの心配がないというメリットがあります。家庭用脱毛器で脱毛する際に、照射漏れがないように気を付けていても、光があたっていない場所が出てしまったり、うまく照射口をあてられなかったりすることも少なくありません。自分でも気付かないところで、照射漏れが起きているということも考えられるのです。しかし、サロンの光脱毛はプロが行うため、適切な場所に漏れなく照射してくれます。

全身脱毛ができる

サロンなら全身脱毛ができます。家庭用脱毛器でもマシンが対応している範囲なら脱毛が可能ですが、背中や腰などの手が届きにくい部位は自分で照射をするのが難しいでしょう。また、前述したようにVIOの脱毛をしたい場合は、対応している家庭用脱毛器を購入しなければなりません。

サロンでの光脱毛であれば、家庭用脱毛器では手が届きにくい場所・対応できない場所にも脱毛が可能です。全身のムダ毛を効果的に脱毛できるのは、サロンの光脱毛の大きなメリットといえます。

肌トラブルのリスクを軽減できる

脱毛サロンでなら、肌トラブルのリスクを軽減できるのもメリットです。脱毛のために照射する光は、肌にとってとても刺激が強いです。脱毛直後はひりひりしたり、赤くなったりすることもあります。脱毛はそれだけ肌に負担をかけているのです。

家庭用脱毛器でもサロンの光脱毛でも、肌に負担をかけることに違いはありません。しかし、サロン脱毛ならプロの目で判断して適切な照射ができます。

照射のレベルの調整や「この場所には照射しない方が良い」といった判断をしてもらえます。家庭用脱毛器を使って自分でやろうとすると「効果を出すためにレベルをあげよう」と思って肌に負担をかけることがあります。

また、ホクロのある部分に照射してしまったり、「これくらいなら」と思って日焼け後に脱毛をしたりするケースもあります。これらは全て、やけどのリスクにつながるのです。サロンで光脱毛をすれば、このようなリスクを避けることができます。

サロン独自のアフターケアを行っている

サロンによっては、独自のアフターケアを行っていることもあり、より肌にやさしい光脱毛を希望する人にとってメリットとなるでしょう。アフターケアの内容はサロンによって異なりますが、主に「保湿」です。前述したように、脱毛後はしっかりと保湿をして肌を労わる必要があります。

サロンによるアフターケアは脱毛後に必要なケアを熟知したもののため、肌トラブルの回避につながるだけでなく、スベスベの肌に近づくことができるでしょう。

SHR脱毛なら日焼け肌でも脱毛できる

光脱毛の多くは日焼け肌に行えません。それは、前述したように日焼けした肌の色に光が反応し、やけどする恐れがあるからです。IPL脱毛やSSC脱毛の光はメラニン色素に反応するため、日焼け後の脱毛はリスクを高めます。

一方で、SHR脱毛の光はメラニン色素に反応するのではなく、毛包に熱を与えることで効果を発揮します。日焼け肌であっても影響がなく脱毛が可能ということです。

日焼け肌や肌の色で光脱毛を諦めていた人も、SHR脱毛なら安心ではないでしょうか。家庭用脱毛器にはSHR脱毛ができるものがないため、SHR脱毛を希望するのであればサロン脱毛という選択になります。

まとめ

今回は、家庭用脱毛器で効果が出る使い方や注意点をご紹介しました。家庭用脱毛器は好きなときに気軽に脱毛でき、サロンに行く手間がないのがメリットです。忙しくてなかなかサロンに通えない人や、恥ずかしいという人に人気を集めています。

家庭用脱毛器は手軽とはいっても、正しい使い方を知り注意点を守って使用しようすることが大切です。使用方法や頻度を守らないと、効果が出ないどころか肌を傷付けることになりかねません。

もし家庭用脱毛器で効果を実感できない、より効果を実感できる脱毛をしたいというのであればサロンの光脱毛がおすすめです。光脱毛には、IPL脱毛・SSC脱毛・SHR脱毛の3種類があり、それぞれ特徴や通う頻度、効果を実感できるまでの回数が異なります。

光脱毛のプロに任せることで、肌への負担を軽減し、より効果を実感できるでしょう。肌トラブルを回避しながら効果的な光脱毛をするなら、ぜひ脱毛サロンをご検討ください。

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