家庭用脱毛器は毎日使用しても良い?適切な使用頻度を紹介

気軽に脱毛を始めたいと考えたときにピッタリなのが、自宅で自由に使える家庭用脱毛器です。家電量販店やネット通販などで気軽に購入できて、脱毛器の種類や価格も幅が広いので、自分に合った商品を選ぶことができます。

そんな家庭用脱毛器ですが、「実際に効果はあるのか」「どのくらいの頻度で使うのが良いのか」などという疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、家庭用脱毛器の適切な使用頻度や正しい使用方法、効果を高めるための注意点などを紹介していきます。家庭用脱毛器の使用や購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

家庭用脱毛器の適切な使用頻度は?

少しでも早く脱毛効果を実感したいという方は多いと思いますが、早く効果を得たいからといって毎日使ってもあまり意味はありません。適切な使用頻度を守るほうが効率的です。

家庭用脱毛器の種類やメーカーによって、推奨されている使用頻度に違いはありますが、総合的に見てみると1週間から2週間に1度のペースが目安とされています。1週間から2週間の間に1回照射するようにしていけば、毛量は減っていきますし毛質も弱くて細い状態に変わっていきます。

家庭用脱毛器を毎日使用するとどうなる?

安全性が高いとされる家庭用脱毛器ですが、毎日のように使っているとさまざまなトラブルが起こる可能性が高まります。脱毛は少なからず肌への負担があるので、連日だと肌にかかる負担がどんどん大きくなってしまうのです。

ここでは、家庭用脱毛器を毎日使用するとどうなるのか、具体的に解説していきます。

  • 肌トラブルが起こる可能性が高まる
  • 効果が高まるわけではない
  • 照射回数や時間が無駄になる

詳しく見ていきましょう。

肌トラブルが起こる可能性が高まる

サロンやクリニックで使用されている業務用の脱毛器と比べると、家庭用脱毛器は使用できる出力も穏やかで、使うときに特別な資格なども必要はありません。それでもムダ毛を生えにくくする力を持っているため、毎日使用すると肌への負担は大きくなります。

1回照射をしただけでは、視覚的な肌のダメージはほとんど分かりません。しかし脱毛の照射によって毛乳頭などの毛を成長させる組織にはダメージが与えられており、高頻度で使用すると周囲の皮膚にも影響をします。

1回の照射ならあまり心配はありませんが、皮膚の細胞が回復する前に連続して照射をすると肌負担が大きくなるため、肌荒れなど問題を起こしやすくなるのです。

効果が高まるわけではない

毎日家庭用脱毛器で照射をしたほうが、早く効果を実感できるのではないかというイメージがありますが、実際のところ脱毛効果が高まることはありません。

体毛には毛周期と呼ばれる毛が生え変わるサイクルがあり、脱毛はこのサイクルの中の成長期の毛だけが効果を得られるのです。全ての毛が常に成長期を迎えているわけではないため、連続して使用しても同じ毛にしかアプローチできません

一定の期間をかけて、生えては抜けるサイクルを繰り返しているので、毛の生え変わり周期に合わせた、定期的な照射をする必要があります。短期的に連日照射を繰り返すのではなく、毛周期を基準に照射するのが賢いやり方です。

照射回数や時間が無駄になる

家庭用脱毛器は基本的に使用可能な照射回数が決められていて、無制限に使えるわけではありません。大体数百回以上は使用できるものの、闇雲に毎日照射をすると、脱毛器の照射回数は無駄になるばかりです。毎日のように家庭用脱毛器を使っていても、思うような効果につながらないばかりか、時間も無駄に費やしてしまいます。

家庭脱毛器を毎日使用しても良いケース

家庭用脱毛器を毎日使用するのは、肌負担が大きくなるので、賢いやり方ではありません。しかし、家庭用脱毛器を連日使用しても大丈夫なケースもあります。

例えば、家庭用脱毛器で全身の脱毛をしたい場合、1日で全身の照射をするのは時間も手間もかかって大変です。しかし、毎日違う部位を少しずつ照射していけば、時間も手間も軽減できます。

毎日でもそれぞれ違う部位に使用しているため、毛周期の問題もありませんし、肌トラブルの心配も少ないです。

家庭用脱毛器の使用方法

使用方法は各メーカーや商品ごとに異なりますが、基本的な使い方は同じです。主な流れは下記のようになります。

  • 処理前までにムダ毛の自己処理を行う
  • 家庭用脱毛器の電源を入れて、肌や毛の状態を確認して照射出力を設定する
  • 保冷剤などで肌を冷やしてから照射
  • 脱毛照射後の肌はクールダウンさせる
  • 化粧水やクリームで保湿ケアをする

肌トラブルのリスクを軽減させるためには、照射前後のクールダウンと保湿ケアが重要です。

家庭用脱毛器の効果を高めるための注意点

家庭用脱毛器は安い買い物ではありませんし、せっかく使うなら高い効果を実感したいですよね。ここからは、家庭用脱毛器の効果を高めるための注意点について解説していくので、参考にしてみてください。

  • 毛周期に合わせて照射する
  • 常に紫外線対策を行う
  • 事前にムダ毛処理をしておく
  • 保湿を徹底する

4つの注意点について、それぞれ見ていきましょう。

毛周期に合わせて照射する

脱毛効果を順調に出していくためには、毛周期に合わせて照射することが大切です。毛周期には、成長期と退行期に休止期という、大きく分けると3段階のステップがあります。常に一定の毛量と長さをキープしているムダ毛ですが、実は生まれては抜けるという生え変わりのサイクルがあるのです。

家庭用脱毛器が強力にアプローチできるのは成長期の毛のみで、他の時期だとほとんど効果がありません。全体で見たときの成長期の毛の割合は10%から15%ほどです。毛が生え変わる周期は大体2〜3ヶ月で、サロンなどで脱毛する際はその周期に沿って脱毛に通います。

しかし、脱毛器はサロン脱毛などと比較すると効果が弱いため、1週間〜2週間に1回ほどの頻度で脱毛を繰り返していくと良いでしょう。ムダ毛が薄くなってきたらだんだんと頻度を減らしていくと良いです。

常に紫外線対策を行う

家庭用脱毛器を使い脱毛するなら、常に紫外線対策を行うことも大切です。基本的に脱毛器はムダ毛の黒いメラニン色素に反応して効果を発揮しています。日本人の体毛は黒く、毛乳頭もメラニン色素の黒色なので、脱毛器による効果が得られるのです。

しかし、日焼けした肌が黒くなる現象もメラニン色素によるものなので、日焼けをしていると思うような効果が得られなくなってしまいます。脱毛器は高性能ではありますが、毛乳頭などの組織の黒と、日焼けした肌の黒色を識別できるわけではありません。

紫外線対策をしないまま日焼けした肌に照射をすると、肌負担が大きい上に火傷のリスクも高まります。さらに、毛根まで光が届きにくくなって効果も得にくくなるのです。日焼けをしていると脱毛の効果が得られず肌トラブルのリスクのみが上がってしまうため、日ごろからの紫外線対策は欠かせません。

事前にムダ毛処理をしておく

ムダ毛が長いままで家庭用脱毛器を使用すると、脱毛効果を得にくくなり、火傷のリスクも高まります。先ほども解説した通り、家庭用脱毛器は黒いメラニン色素に反応して脱毛する仕組みなので、毛が長いままでは肌表面のムダ毛にばかり反応して、肝心な根元部分へ反応がしにくくなります。狙うべきなのは毛を成長させる組織なのに、長い毛が邪魔をしてしまうのです。

保湿を徹底する

家庭用脱毛器は熱を利用する方法なので、照射をすると肌はこれまでよりも乾燥しやすくなります。肌が乾燥したまま放置していると、毛周期が乱れる、脱毛の効果を得にくくなる、肌のバリア機能が低下して照射時の痛みが強くなる、肌の回復が遅くなって肌トラブルのリスクが高まるなど、さまざまな問題が起こりかねません。家庭用脱毛器の脱毛効果を高めて、肌も良い状態で維持するためにも、徹底した保湿ケアを意識するようにしてください。

高い脱毛効果を得るならサロン脱毛もおすすめ

自分のペースで時間も場所も関係なく脱毛できるのが、家庭用脱毛器の大きなメリットです。しかし、家庭用脱毛器はどうしても出力が弱く、その分だけ完了までには長い時間が必要になります。

高い脱毛効果を求めるのであれば、サロン脱毛をするのがおすすめです。サロンで導入しているのは業務用脱毛器なので、出力パワーが強く脱毛効果も家庭用より高くなります。照射口も広く、広範囲の照射もパパッと終わらせられるでしょう。コツコツと家庭用脱毛器で照射するより、1回の施術を短時間で終わらせられます。早く脱毛効果を実感できる、プロが照射してくれるので照射漏れなどのリスクが少ないといった点が、サロン脱毛の魅力といえるでしょう。

サロンの光脱毛の方法

サロンでは、光脱毛という方法で脱毛を行っています。しかし、光脱毛には主に3つの種類があり、利用をするサロンによってどの方法を採用しているかが異なります。自分に合ったサロンを選ぶためにも、それぞれの脱毛方法の特徴を把握しておくことが大切です。

ここでは、3つの光脱毛の特徴やメリットデメリットなどを解説していきます。

  • IPL脱毛
  • SSC脱毛
  • SHR脱毛

サロン脱毛を検討している、光脱毛の方法に興味があるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

IPL脱毛

全国にある脱毛サロンで採用されている光脱毛の1つがIPL(インテンス・パルス・ライト)脱毛で、3つの中でも特にポピュラーな方法といえます。波長が長いのが特徴で、ムダ毛の黒い部分に反応してアプローチをする脱毛方法です。

メリット

波長が長いという特徴があるため、濃くて太い毛に対して抜群の脱毛効果を発揮します。多くの人が脱毛したい、脇やデリケートゾーンのVIO脱毛などにも強いです。また、IPL脱毛は照射口が広く、広い部位の脱毛も短時間で終わらせやすいというメリットもあります。

デメリット

黒く太い毛に効果を発揮するのがメリットですが、逆に産毛などの色素が薄くて細い毛に対して脱毛効果が弱いのはデメリットです。そのため、顔や背中などの産毛の多い場所の脱毛にはあまり向きません。黒い色素に反応をするので、日焼けした黒い肌への照射もできないという点に注意が必要です。

また、3つの光脱毛の方法の中では、比較的痛みが強い方法とされています。光脱毛はクリニックのレーザー脱毛と比較すると痛みが弱いですが、痛みに弱い人は、IPL脱毛は光脱毛の中では比較的痛みを感じやすい方法ということを頭に入れておくと良いでしょう。

さらに、毛周期に合わせて脱毛を行う必要があるため、1回照射をしたら2〜3ヶ月ほど期間を開ける必要があります。

SSC脱毛

ビーンズジェルとクリプトンライトを使うのがSSC(スムース・スキン・コントロール)脱毛です。抑毛や制毛効果がある特殊なジェルと併用して使用することで、高い効果を発揮する脱毛方法となっています。他の2つの脱毛方法とは異なり、施術を行う前に施術部位にジェルを塗布してから照射をするのが特徴です。

メリット

脱毛をする際に照射時の刺激が気になるという人も多いと思いますが、SSC脱毛はほとんど痛みを感じません。事前にジェルを塗布することで、光が肌に直接当たらないため、最小限の肌負担で施術ができるので、デリケートな肌質の人でも脱毛ができます。

また、SSC脱毛はムダ毛をすっきりさせたい人だけでなく、肌を綺麗にしたい人にもおすすめです。ビーンズジェルは豊富な保湿成分が含有されており、美肌効果も期待できます。

さらに、SSC脱毛はジェル自体に抑毛効果があるため、濃い毛でも薄い毛でも効果を発揮するという点も、大きなメリットといえるでしょう。

デメリット

SSC脱毛も毛周期に合わせて施術を行う必要があるため、完了まである程度長めの時間が必要です。また、SSC脱毛は他の脱毛方法と違ってジェルを塗布するという一手間があるので、1回当たりの施術時間も長くなりがちというのもデメリットといえます。冬場はジェルが冷たくて施術をしていると冷えてしまうという口コミもあるため、冬に脱毛に通う際には注意が必要です。

また、SSC脱毛も、日焼けをした黒い肌やシミ・ホクロ部分へ照射できません。日焼け肌や色黒肌の人にはあまり向いていないでしょう。

SHR脱毛

SHR(スーパー・ヘアー・リムーバル)脱毛は、脱毛方法として比較的まだ新しいです。毛根や毛乳頭にダメージを与えるIPL脱毛やSSC脱毛とは異なり、毛の生える種となるバルジ領域に働きかけることで脱毛効果を得る方法となっています。バルジ領域は毛根や毛乳頭よりも皮膚の浅いところにあるため、波長が短い光でも届きやすく、肌への負担が少ない方法として、現在注目されています。

メリット

IPL脱毛やSSC脱毛と違ってバルジ領域に働きかける方法なので、ムダ毛の生え変わりサイクルとなる毛周期に合わせて照射をする必要がありません。2〜3週間に1回という高頻度で施術を行うことも可能です。これまでの脱毛はメラニン色素へ働きかけて脱毛効果を得るのがポピュラーな方法でしたが、SHR脱毛はそれらとは一線を引いたやり方といえるでしょう。

メラニン色素に影響されないため、これまで思うように脱毛効果を得られなかった白髪や産毛、金髪でも照射をすることが可能です。シミやホクロなどの色素の濃い部分を避ける必要もないため、脱毛でありがちな照射漏れもほとんどありません。

さらに、肌への負担が少ないことから、敏感肌やアトピー肌の人でも脱毛できる可能性が高いです。他の脱毛方法で施術を断られてしまった方も、SHR脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。

デメリット

他の脱毛方法は、施術後1週間ほどで毛が抜け落ちていくのが目に見えて分かりますが、SHR脱毛はだんだんと毛を弱らせていく方法なので、ムダ毛がすぐ抜け落ちていくわけではありません。そのため、最初は効果を実感しにくいというデメリットがあります。

また、脱毛方法として最新ともいえる方法なので、採用するサロンがまだ少ない、長期的な効果が保証されていないといった点に注意が必要です。

まとめ

家庭用脱毛器の適切な使用頻度としては、1週間から2週間に1度のペースが目安とされています。毎日使っても肌トラブルのリスクが高まるだけで効果が高まることはないので、適切な頻度を守って使用するようにしましょう。

家庭用脱毛器の効果を高めたいのであれば、「毛周期に合わせて照射する」「常に紫外線対策を行う」「事前にムダ毛処理をしておく」「保湿を徹底する」といった方法が有効です。

その他にも、早めに効果を実感したい、綺麗に脱毛をしたい、肌トラブルなどのリスクを軽減したいという方は、サロン脱毛もおすすめできます。

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