家庭用脱毛器に副作用はある?副作用が起きたときの対処法を紹介

自分の好きなタイミングで、手軽に脱毛できる家庭用脱毛器。最近では「おこもり美容」なんて言葉も流行っており、家で美容を楽しむ時代です。しかし、「家庭用脱毛器を使用したいけど副作用はないのか」と不安に思ってしまう方もいますよね。

この記事では、そんな不安を抱えている方のために、家庭用脱毛器の副作用や副作用が起きたときの対処法を詳しく紹介していきます。

目次

家庭用脱毛器によって起こりうる副作用は?

サロン脱毛や医療脱毛に通うのが面倒な人でも、自宅で簡単に脱毛できるのが家庭用脱毛器です。家庭用脱毛器であれば、自分の好きなタイミングで好きな部位を脱毛できます。また、サロンでスタッフに施術部位を見られることがない、比較的安価で脱毛できるなどといったメリットから、10代後半~20代の女性から人気です。

しかし、家庭用脱毛器は誤った使い方をしたりアフターケアを怠ったりすることで、副作用がおこる場合があります。家庭用脱毛器で起こりうる副作用としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • 赤み
  • やけど
  • 硬毛化
  • 毛嚢炎
  • 打ち漏れ
  • 埋没毛

それぞれの症状がみられるのか、その原因は何なのかなど、詳しく説明していきます。

赤み

脱毛器を使用した後は肌に赤みが出やすいですが、稀になかなか赤みが収まらないことがあります。原因としては、照射してはいけない部位に照射した、脱毛前後に日焼けをした、敏感肌・乾燥肌などが挙げられるでしょう。顔やVIOなどの皮膚が薄く粘膜に近い部分の脱毛はプロでも慎重に施術を行うため、素人が脱毛するとトラブルが発生しがちです。

また、家庭用脱毛器の多くは、毛に含まれるメラミン色素にライトを反応させることで脱毛します。日焼けした肌にもメラミン色素が含まれているため、脱毛器が日焼けした肌のメラニンに反応すると肌に赤みが出てしまうのです。脱毛前後はできるだけ日焼けをしないように紫外線対策を徹底する、万が一日焼けをしてしまった場合は保湿・冷却し、日焼けした部分を避けて脱毛するなどの対策をする必要があります。

日焼けをしていなくても、敏感肌・乾燥肌の方は脱毛器の強い照射に耐えられない可能性があります。心配な場合は、事前にパッチテストをして肌へのダメージを確かめるようにすると良いでしょう。

やけど

家庭用脱毛器の使用後、数日間肌の赤みが引かない、色素沈着のような黒ずみが発生した場合は、軽度のやけどを起こしている可能性があります。原因として、脱毛器の照射パワーが強い、脱毛前後に日焼けをしてしまった、そもそも脱毛器自体に不良があったなどが挙げられるでしょう。

先ほども解説した通り、皮膚が薄い顔や、粘膜に近いVIOなどは肌トラブルを起こしやすく、脱毛器の照射によってやけどをしてしまう可能性があります。自分で脱毛する場合は照射パワーを弱くする必要があるでしょう。

また、日焼けをすることで肌に熱を帯び、そこに脱毛器の照射でさらに熱が加わってしまうと、やけどをするリスクが高まります。サロンで脱毛を受けた後にやけどのような症状が出た場合は、通っているサロンで応急処置をしてもらえますが、自宅ではそうはいきません。自宅で家庭用脱毛器によってやけどをした場合は、すぐにその部分を冷やして症状が悪化しないようにすることが重要です。それでも症状が良くならない、やけどの状態がひどい場合は、皮膚科または美容クリニックに相談しましょう。

むくみ・腫れ

むくみや腫れも家庭用脱毛器の使用後によく見られる副作用です。赤みややけどと同様に、脱毛器の照射パワー、脱毛前後の日焼けが原因として考えられます。特に日焼けをしている肌に脱毛器を照射すると、肌に含まれるメラミン色素が脱毛器の光を吸収し、むくみや腫れが出やすいとされています。紫外線対策や肌の冷却などの日焼け対策はもちろん、脱毛器を照射した後の火照った肌を冷やすなどの対策を取ると症状が出にくくなるでしょう。対策をしても、むくみや腫れが気になる場合は皮膚科や美容クリニックに相談して、適切な応急処置を受けてください。

硬毛化

脱毛施術を受けた後に毛が太くなる現象を硬毛化といいます。カミソリや脱毛クリームによる無理な自己処理でもよく見られる状態です。はっきりとした原因は分かっていませんが、毛の再生組織の破壊が中途半端だったことで毛の成長が促進された、脱毛器の照射により毛周期の退行期と休止期でも毛が成長を続けた、などが一説として考えられているようです。

硬毛化は体質や肌状態によって、誰でも起こりうる現象であり、具体的な予防策はありません。また、硬毛化は自分で判断するのが難しく、間違った応急処置をすることで悪化してしまう可能性があります。気になる場合は皮膚科や美容クリニックといった専門的な機関に相談しましょう。適切な改善策を提案してくれるはずです。

毛嚢炎

ニキビのような炎症が見られ、肌がブツブツした状態になることを毛嚢炎といいます。原因として、毛穴に雑菌が入り込み炎症を起こしていることなどが考えられます。炎症がひどい場合はヒリヒリと痛みを感じる場合もあるようです。皮脂の分泌が盛んで、蒸れやすい場所によく見られます。おでこや背中、脇、VIOなどのざらつきが気になるという場合は毛嚢炎である可能性が高いです。

カミソリや除毛クリームを使った無理な自己処理、家庭用脱毛器の照射による皮膚へのダメージが毛嚢炎につながります。脱毛器の照射によって肌のバリア機能が低下し、毛穴に雑菌が入り込んでしまうのです。赤みや痛みが出ていないのであれば自然となくなることがほとんどですが、間違った応急処置をすることで悪化してしまう可能性があります。気になる場合は、皮膚科や美容クリニックに相談しましょう。

打ち漏れ

脱毛器を照射する角度や間隔が不適切な場合、打ち漏れが発生することがあります。脱毛後2週間程度経過しても、毛がポロポロと抜け落ちてくる感覚がない場合は、打ち漏れの可能性が高いでしょう。凹凸がある部分などは特に打ち漏れが発生しやすく、顔や脇、VIOはより丁寧に脱毛器を照射する必要があります。

サロン脱毛で打ち漏れがあった場合は、相談すると再照射で対処してくれます。しかし、これはプロが行ってくれるから良いのです。自分で再照射しようとすると逆に照射部位が被ってしまい、短期間で照射したことによる肌へのダメージが別の肌トラブルにつながりかねません。無理に対処をしないように注意してください。

埋没毛

皮膚の中に埋もれて表面に出てこない毛を埋没毛といいます。カミソリや毛抜きを使った自己処理で起こりやすい肌トラブルの一つですが、家庭用脱毛器の副作用としても見られることが稀にあります。原因として、毛を抜く・焼くタイプの脱毛器を使った、照射NGな部分に脱毛器を照射した、アフターケアが不十分、脱毛前後に日焼けをしたことなどが考えられるでしょう。

カミソリや毛抜きを使った自己処理の場合は、毛穴を無理に開いたことで傷が付き、かさぶたになって毛が表面に出てこられなくなったために埋没毛になります。家庭用脱毛器ではこういったことがほとんどないため、過度に心配する必要はないでしょう。

副作用が起きてしまったときの対処法は?

家庭用脱毛器は使用方法を守り、使用後のアフターケアをきちんと行えば副作用のリスクを軽減できます。では、副作用が出てしまった場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。

  • 赤み・やけどなどはクーリングをして保湿
  • 硬毛化や打ち漏れなどは再照射
  • 症状がひどい場合は病院に行く

対処方法を詳しく見ていきましょう。

赤み・やけどなどはクーリングして保湿

脱毛後は肌に赤みが出やすいですが、ほとんどの場合すぐに収まります。しかし、赤みとともに痛みも感じる、やけどをしているような状態になっている場合はクーリングして保湿しましょう。

そもそも、脱毛後に赤みややけどといった症状が見られるのは、脱毛器が照射する高温のライトが肌や毛穴に蓄積しダメージを与えることが原因です。保冷剤、濡れたタオルを冷蔵庫で冷やしたものを患部に当てることで溜まった熱がなくなり、赤み・やけどを軽くすることができます。また、保湿することで肌が潤い、新陳代謝が向上してダメージを修復する効果が期待できるでしょう。

特に皮膚が薄い顔や脇、粘膜に近いVIOは赤みが出やすい部分です。放置してしまうと症状が悪化してしまうため、早めに対処することが大切です。

硬毛化や埋没毛は再照射

硬毛化や埋没毛は、再照射することで改善される可能性がありますが、自己判断で再照射すると悪化する場合があります。サロン脱毛であれば、脱毛器の出力を調整する、脱毛方法を変えることができますが、家庭用脱毛器の場合はなかなか難しいでしょう。一週間から二週間ほど間隔を開けてから照射する、もしくは一度皮膚科や美容クリニックへ相談してから再照射することをおすすめします。

また、埋没毛は抜く人が多いですが、無理やり抜くと毛穴が開き、傷が付いて炎症を起こすリスクがあるので、無理に抜かずに様子を見ましょう。肌を保湿する、水分を取ることで新陳代謝が向上すれば肌のターンオーバーが促進され、古い角質が押し出される際に塞がった毛穴が開くことがあります。出口である毛穴が開くと埋まっていた毛が表面に出てくるので、埋没毛が解消されるでしょう。無理に引き抜くのではなく、しっかりと保湿をして自然に出てくるのを待つと良いです。

症状がひどい場合は病院に行く

家庭用脱毛器の副作用がひどく、自分で対処するのが難しい場合は病院に行きましょう。皮膚科や美容クリニックで適切に対処してくれます。その際に自宅でできるケア方法を聞いて、それを継続していけば早く副作用が収まるでしょう。特に、やけどや埋没毛は痕が残ったり黒ずみになったりしやすいですが、ケアを継続していけばこういった事態を防ぐことができるでしょう。

家庭用脱毛器の副作用を避けるためのポイント

家庭用脱毛器の副作用を避けるためには、以下の点に気を付けましょう。

  • 使用方法を守って使う
  • 脱毛前後にしっかりと保湿する
  • 照射期間中は日焼け対策を徹底する
  • 生理期間中や体調不良のときは使用を避ける

それぞれのポイントについて解説していきます。

使用方法を守って使う

使用方法を守って使用すれば、副作用のリスクを軽減することができます。照射方法だけでなく、照射頻度なども肌トラブルに影響するため、しっかりと使用方法を確認するようにしてください。

使用方法を守っていて、クーリングや保湿・日焼け対策もしっかり行っているのに副作用があった場合は、そもそも脱毛器自体が故障している可能性もあるので、メーカーへ問い合わせしてみましょう。

脱毛前後にしっかりと保湿をする

脱毛前後にしっかりと保湿することで、副作用を抑えられるのはもちろん、脱毛効果が高くなる、照射時の痛みを軽減できるといったメリットがあります。肌が潤って新陳代謝が向上し、脱毛器を照射した際に肌に熱がこもるのを防いでくれるのです。肌が乾燥していると敏感になりやすく、肌トラブルや照射時の痛みの原因になります。脱毛前後は、肌が乾燥しないようにいつも以上に保湿に力を入れましょう。

照射期間中は日焼け対策を徹底する

ここまで何度も「脱毛前後の日焼けは禁止」とお話しているように、脱毛期間中は日焼け対策を徹底してください。脱毛器のライトはメラミン色素に反応するため、日焼けした肌にも反応してしまう可能性がありますし、高温を帯びた肌は赤み・やけどにつながりやすいです。脱毛後の熱を帯びている肌が日焼けをしても、同じような症状が出るリスクがあります。

プロが施術するサロンであっても、日焼けした肌への施術を断っているため、家庭用脱毛器の場合は、尚更日焼け対策が重要です。夏場や晴れの日でなくても、しっかりと日焼け対策を行ってください。

生理期間中や体調不良のときは使用を避ける

生理中は、ホルモンバランスの影響で普段より肌が敏感になっています。それによって、生理期間ではないときと比較すると痛みを感じやすく、脱毛後肌が乾燥しやすい状態になっているのです。「照射力の弱い家庭用脱毛器であれば使用しても問題ないのでは」と思われがちですが、サロンの脱毛器同様に肌への刺激となるため、使用は控えたほうが良いでしょう。体調不良のときも生理期間中と同じく、家庭用脱毛器の使用は避けるようにしてください。

家庭用脱毛器の副作用のリスクを軽減するには?

家庭用脱毛器の副作用のリスクを抑えたいのなら、サロン脱毛がおすすめです。サロン脱毛であれば、プロが肌状態を見た上で丁寧な施術をしてくれるため、副作用のリスクを軽減できます。ここでは、サロン脱毛がおすすめな理由について、さらに詳しく見ていきましょう。

肌状態に合わせて照射パワーを調節してくれる

サロンにある脱毛器は、照射パワーを何段階にも調節できるため、肌状態に合わせた適切な照射パワーで施術を受けることが可能です。家庭用脱毛器の場合、そもそもの調節段階が少ない、肌状態に合わせた適切なパワーがどのくらいか分からないといった問題が起こりえますが、プロが調節を行ってくれるサロンでは安心して脱毛施術を受けられるでしょう。

施術後に赤みや乾燥などの肌トラブルが気になった場合は、照射パワーを下げてもらう、脱毛方法を変えてもらうなどの対処をしてもらえます。

プロの施術で打ち漏れの可能性が低い

凹凸があるパーツなどは打ち漏れが発生しやすいと前述しました。セルフで照射をする家庭用脱毛器の場合、特に打ち漏れが発生しやすく、思うように脱毛効果を感じられないこともあるでしょう。

しかしサロンでは、これまで何人もの脱毛施術を経験しているプロのスタッフが照射してくれるため、打ち漏れの可能性が極めて低いです。 自分では目に見えにくい背中やVIOの打ち漏れの心配が少ないというのは、大きなメリットでしょう。脱毛後に打ち漏れが発覚した場合は、再照射を無料で行ってくれるサロンもあるので、安心して任せられます。

アフターケアも万全に行ってくれる

サロン脱毛では、施術中に美容成分が含まれているジェルやクリームを使用してくれる、施術後にアフターケアとしてサロン独自のローションを塗布してくれるなど、万全なケアを受けられます。これによって、肌へのダメージや肌トラブルのリスクを軽減できるのです。脱毛と同時に美肌を目指したいという方は、サロン脱毛をおすすめします。

まとめ

いつでも手軽で簡単に脱毛できる家庭用脱毛器ですが、使用方法を守らなかったり、アフターケアを怠ったりすることで副作用につながってしまうリスクがあります。使用の際には、しっかりと使用方法を確認して、施術前後の保湿や日焼け対策などを怠らないようにしてください。

家庭用脱毛器の副作用が不安な方は、サロン脱毛がおすすめです。プロが肌状態などを見ながら施術を行ってくれるため、脱毛による副作用のリスクを軽減できます。万が一副作用が出たときのために保証サービスなどを行っているサロンもあるので、ぜひ検討してみてください。

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