脱毛でよく聞く毛嚢炎はニキビと違いがあるの?原因と対策と処置の仕方

脱毛について調べていたり、脱毛をしていたりする時によく耳にする毛嚢炎(もうのうえん)。でもよく聞くと、毛嚢炎とニキビが似ているような気がしませんか?

毛嚢炎とニキビは違うものなのでしょうか?

今回は脱毛をすると起こる可能性がある毛嚢炎のでき方やニキビのでき方などを見ていきたいと思います。

 

目次

毛嚢炎とニキビとの違いとは

背中ニキビ

毛嚢炎もニキビも、毛穴が赤くはれてしまう症状があります。パッと見るとどちらも毛穴が腫れているのでわかりにくくなってしまいます。

 

【毛嚢炎】

毛嚢炎は、比較的治りやすい毛穴の炎症です。

皮膚の常在菌でもある、表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌が皮膚ではなく毛穴の中で感染してしまうことで起こります。

 

皮膚の表面が毛穴に沿って赤くなるだけでなく、毛穴自体がぷちっと赤くなって膿を含むときもあります。そのため「毛膿炎」「毛包炎」とも呼ばれることがあります。

 

毛の処理をすると毛嚢炎になりやすくなってしまいます。

毛を処理する方法の中でも一番毛嚢炎になりやすいのが、カミソリによる毛嚢炎です。

 

【ニキビ】

ニキビは正式名称を尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)といいます。実はニキビもこの毛嚢炎の一種です。ニキビは毛穴にできる炎症や、炎症が起きる前の状態の総称です。

 

そのためニキビと毛嚢炎はパッと見ではわかりにくくなってしまいます。

ニキビになる理由は主に三種類あります。

 

  • 皮脂腺から分泌された皮脂が毛穴に詰まる
  • 毛穴に細菌などが入り炎症する
  • 毛穴に詰まった皮脂が酸化する

 

しかし、皮脂が毛穴にたまるだけではなく、皮脂が大好きな皮膚の常在菌であるアクネ菌がたまった皮脂に近づこうとして毛穴に入り込むことで炎症を起こしてしまいます。

 

ニキビになる原因は様々です。

 

  • 合わない化粧品を使った
  • 毛穴の汚れが取れていない
  • ホルモンバランスによって皮脂が大量に分泌されてしまった
  • 生活習慣の乱れ(暴飲暴食や睡眠不足)
  • 乾燥している
  • 寝具の汚れ

 

など様々な原因からなります。

 

毛嚢炎とはどういう時になるの?

毛嚢炎

では、毛嚢炎はどういったときになるのでしょうか。

 

毛嚢炎になる原因の一つに毛の処理があります。

これには理由があって、バランスが崩れてしまうことで起こります。

 

普段は皮膚にたくさんの菌がいます。これを常在菌といい、常に皮膚の上で活動している菌です。この菌は肌のバリア機能によって炎症が起こりやすい毛穴や皮膚の奥に行かないようになっています。

しかしカミソリなどで皮膚の表面が傷ついてしまうとダメージを与えられた皮膚は、バリア機能が弱くなってしまいます。

 

すると菌が毛穴などに侵入してしまい、炎症をおこしてしまいます。

 

これが毛嚢炎になってしまう主な原因です。

 

そのため、毛の処理をしている女性では体に出ることが多く、髭の処理をしている男性では顔にできやすくなります。

 

カミソリは男性も女性も多くの方がカミソリで毛の処理を行っているのでなりやすいだけで、毛を抜く行為でも起こります。

また、脱毛を行うことでも毛嚢炎になることがあります。

 

また、枕やシーツといった寝具は汚れが付きやすいため、こまめに洗っていないと菌が繁殖しやすくなります。菌が増えるとバリアすることができなくなって毛穴に菌が入り込んでしまいます。

 

乾燥によっても菌が毛穴に入り込んでしまいます。

肌のバリア機能とは皮脂が主です。しかし何かの拍子にバランスが崩れてしまうと皮脂が多すぎてしまったり乾燥したりしてしまいます。

 

免疫力の低下も引き起こしやすくなってしまいます。

 

ステロイド剤の使い過ぎも肌の免疫力が下がりやすくなってしまうため毛嚢炎になりやすくなります。

 

ニキビに似ているマラセチア毛包炎にも注意

また、毛嚢炎やニキビに似ている症状の一つとして、マラセチア毛包炎があります。

このマラセチア毛包炎の症状はニキビや毛嚢炎に似ています。

マラセチア毛包炎は、皮膚の常在菌が毛穴に入り込んだことによって起こります。ここまでは毛嚢炎と同じなのですが、菌の種類が違います。

 

ニキビはアクネ菌、毛嚢炎はブドウ球菌、マラセチア毛包炎はマラセチア(真菌)です。

汗などで皮膚が濡れやすい、梅雨から夏の時期が多いのですが、皮脂が好きなマラセチアは化粧をしたまま寝てしまった顔にもできてしまいます。

規則正しく赤く小さくはれてしまった場合はマラセチア毛包炎かもしれません。

 

脱毛をして毛嚢炎になってしまったときの処置方法

冷やす

毛嚢炎になってしまったときの対処法は様々ですが、脱毛をして毛嚢炎かな?と思われたときはよく冷やすことをお勧めします。

 

毛嚢炎になっていなくても脱毛し終わった後は冷やすことをお勧めしています。

脱毛サロンでは施術した後にしっかりと体を冷やす時間を設けています。

 

しかし家でも脱毛した部分を冷やすことで炎症が起こりにくくなります。

脱毛をし終わった後はあまりお風呂に入らないようにします。ぬるめのシャワーで体を洗った後、脱毛した個所を冷やします。

氷嚢などで皮膚に負担がかからないように冷やしてくださいね。

 

十分に冷やしたら化粧水を塗り、乳液またはクリームで蓋をして乾燥対策をしていきます。

 

基本的には毛嚢炎は治りやすい炎症です。

痛みやかゆみがない場合は様子を見てもよいでしょう。赤みがない場合や小さい場合も同様です。

痛みがでたり、広がったりする場合は抗生物質を塗って治療していきます。そのときは病院に行くようにしてください。

 

 

【毛嚢炎にならないための対策】

  • シャワーなどこまめに入って清潔を保つ
  • シャンプーやリンス、せっけんなどしっかりと洗い残す
  • 皮膚の表面を強くこすらない
  • 皮膚に刺激を与えないため、紫外線対策もしておく
  • 乾燥させない
  • 生活習慣の改善
  • 通気性がある服を着る

 

まとめ

毛嚢炎とニキビとの違いは、見た目はあまり変わらないことが分かりました。しかし、毛嚢炎は皮膚にある常在菌のブドウ球菌が毛穴に入り込むことで炎症することによって起こっていたんですね。

毛嚢炎にならないためには、皮膚の免疫のバランスが大切です。しかし、自己処理や脱毛などによって毛嚢炎になることはあります。毛嚢炎にならない対策と毛嚢炎になってしまったときの対処をしっかりと覚えて、痛みがあるような毛嚢炎なら病院の支持を仰ぐようにしてくださいね。

 

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