脱毛の後にマッサージは行ってはいけない理由とは?

マッサージ

体の凝りや筋肉痛を改善したり、体に起こるさまざまな体調不良を改善したりと、マッサージが私たちの体にもたらす効果は絶大です。

マッサージをすることで血行が促進され、老廃物やリンパ液の流れが滞るのを防ぐ効果も発揮するため、マッサージは健康目的だけでなく、美容目的にも活用される健康美容法の1つです。

血行改善や疲労回復、美肌効果や痩身効果と、多くの効果をもたらすことから、マッサージは昔から多くの人に親しまれ、活用されてきました。

 

だからこそ脱毛の施術を受け、ムダ毛がなくなったきれいな肌を見ると、マッサージをして、さらに美肌効果を高めたいという欲求が湧き上がってきますよね。

マッサージだけでなく、エステなども同じです。

 

マッサージやエステで、脱毛して綺麗になった肌にさらに磨きをかけたいと思うのは、ごく自然な気持ちなのかもしれません。

では脱毛の施術を受けた後に、マッサージやエステを受けても大丈夫なのでしょうか。

 

脱毛後の肌とマッサージの関係性を見ながら、脱毛後のマッサージについて考えてみましょう。

 

目次

そもそもマッサージってなに?

マッサージ

マッサージとは、手のひらや指を使い、体表面に摩擦や加圧などの刺激を加えることで、血液やリンパの循環をよくし、神経や筋肉が正しく機能するように働きかけるものです。

東洋医学においては、血液の流れがよくないことを「瘀血」と呼び、この瘀血が発生すると、体が様々な体調不良を引き起こしてしまうと言われています。

 

それだけ血液の流れや巡りが、私たちの体にとって重要なものであり、これらの流れが滞ることが、体にとってよくないということがわかります。

そんな血液の流れを改善し、スムーズな血流をサポートしてくれるのが、マッサージです。

 

マッサージ効果によりサラサラ血液となれば、体の機能が正常に働くことになり、健康的な体を手に入れることができるのです。

それだけでなく、老廃物やリンパの流れがよくなることでアンチエイジング効果やダイエット効果、さらには美肌効果まで期待できるようになります。

 

肌が温まってしまうと、脱毛後の肌は炎症を起こしてしまうことがあります。

 

気が付きにくい脱毛後の肌とマッサージの影響

マッサージ

それでは、脱毛とマッサージの関係はどのようなものなのでしょうか。

 

≪ダメージ≫

脱毛後の肌は、自覚しづらいものですが、目には見えない小さな傷や軽い火傷を負った状態となっています。

脱毛は、毛の黒い組織でもあるメラニン色素に反応する特殊な光を使って施術していきます。

 

毛根部の組織にダメージを与えることで脱毛させるという仕組みのため、光の照射はできるだけ毛穴に限られることが望ましいものです。

ですが、光を広範囲に渡り照射しながら脱毛していくため、毛穴以外の肌にまったく影響を与えずに脱毛していくことは難しく、ほぼ不可能です。

 

施術する人の技量にもよりますが、毛穴だけでなく毛穴周辺の肌も、少なからずダメージを受けてしまうことが、脱毛をする際のデメリットでもあるのです。

個人差はありますが、照射された光の熱により、毛穴も肌も軽い火傷を負った状態となってしまいます。

 

≪敏感≫

施術する光により、表面の温度が上がった肌は、肌表皮から水分が蒸発することにより、乾燥した状態になってしまいます。

肌にとって乾燥ほど大きなダメージはなく、乾燥してしまうことで多数の肌トラブルを引き起こしてしまうのです。

 

その原因は、本来肌が持っているバリアー機能にあります。

毛穴から分泌される皮脂は保湿という役割も担っており、肌を乾燥から守るという大切な機能も果たしています。

 

肌は、脱毛の施術によりこの皮脂が過分に蒸発してしまい、バリアー機能を失った状態に陥ってしまいます。

バリアー機能を失った状態の肌は、一時的に無防備な状態となるため、ささいな刺激にも敏感になり、肌トラブルを引き起こしやすくなるのです。

 

マッサージ+脱毛=NG! 3つの理由とは

ダメ

気になるマッサージと脱毛の関係性ですが、残念ながら脱毛後にマッサージを受けるのはよくありません。

脱毛サロンや医療クリニックにおいても、脱毛の施術を受けた後に禁止されている行為がいくつかありますが、脱毛後のマッサージも禁止されている行為の1つです。

では、脱毛した後はどうしてマッサージを受けてはいけないのでしょうか。

 

理由①体温上昇

マッサージには、血流促進や老廃物のスムーズな排出、リンパの循環などを正常に促す働きがあります。

マッサージ効果により、これらの機能や働きが促進されると、血の巡りがよくなり、体温が上昇することになります。

 

体温の上昇は、体が持つ防衛機能や免疫力を高めるため、本来なら嬉しい限りですが、残念ながら脱毛した後の肌には、大きなダメージとなってしまうのです。

マッサージの効果により体温が上昇することで、肌表皮の温度も上がり、敏感になっている肌は、炎症などのトラブルを引き起こしてしまいます。

 

理由②血行促進で腫れや赤みを助長

脱毛の施術を受けると、肌が腫れや赤みを帯びることがあります。

そんな状態でマッサージやエステの施術を受けると、その効果により血流やリンパの巡りがよくなり、腫れや赤みの症状を、助長することになってしまいます。

 

脱毛サロンやクリニックでは、腫れや赤みといった症状には、むしろ冷やすことで血液の流れを正常に戻し、症状を緩和させようとします。

脱毛後のマッサージは、炎症を起こしている肌をさらに温め、状況を悪化させてしまいかねません。

 

理由③刺激

マッサージやエステなどの施術は、肌を直接触り刺激しながら行うものです。

脱毛後の敏感になっている肌を、手のひらや指で刺激すれば、当然雑菌が毛穴から入ってしまうリスクは高くなります。

 

健康的な肌状態であれば、雑菌が多少肌に付着しても何の問題もありませんが、敏感な状態にある脱毛後の肌は、そうはいきません。

バリアー機能を失っているため、簡単に毛穴から雑菌の侵入を許してしまい、結果肌トラブルを引き起こしてしまいます。

 

まとめ

脱毛後の肌は、敏感でデリケートな状態です。

少なくとも、施術後の赤みや腫れが引くまでは、マッサージやエステの施術を受けることは、避けなくてはいけません。

自分で行うマッサージも同じです。

 

個人差が大きいところですが、赤みや腫れが出た場合、それらが引くのは早い人でも1~2日かかり、多くの人が1週間ほどで引いていきます。

脱毛の施術によって、ダメージを受けている肌をいたわる方法は、マッサージではなく、保湿です。

 

一時的に失っているバリアー機能を補うためにも、現状以上の乾燥をできるだけ防ぎ、保湿を心がけることが1番大事です。

せっかく脱毛してきれいになった肌だからこそ、アフターケアを間違えずに、こまめに対応することで、美肌を守るようにしましょう。

 

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