胸のムダ毛は、女性にとって悩みの種の1つですが、自己処理では肌トラブルを起こしてしまったりする可能性があります。胸のムダ毛を解消する方法として胸脱毛が注目を集めている中で、「胸脱毛は本当に良いの?」と疑問に感じている人もいますよね。
この記事では、胸脱毛のメリット・デメリット、回数や期間をまとめています。また、自己処理の際の注意や脱毛期間中の保湿・日焼け対策についても解説しています。胸のムダ毛に悩んでいる人は、この記事を読めば胸脱毛について気になる点を解消することができます。
目次
胸のムダ毛に悩んでいる女性は多い!
VIO脱毛やワキ脱毛などの部位に比べ、胸のムダ毛についてはあまりピックアップされることはありません。しかし、胸のムダ毛に悩んでいる女性は意外と多いのです。実際にサロンで行われているアンケートでも、90%以上の女性が胸のムダ毛が気になっているという結果が出ています。
バスト周りはデリケートな部分のため、ムダ毛を気にしてはいながらも処理方法が分からずに、結局そのままにしてしまっている、自分なりの方法で処理をしてしまっているという人も少なくありません。
最近では、胸の脱毛メニューを用意している脱毛サロンが増えており、光脱毛やレーザー脱毛などの効果的な脱毛施術を受けられるようになっています。
胸のムダ毛の自己処理にはデメリットが多い
胸のムダ毛は、女性にとってはコンプレックスの1つであり、自己処理をしている人も多いかと思います。しかし、自己処理には剃り残しができたり、肌が荒れたりなどのデメリットがあります。
乳輪周辺は特にデリケートな部位であるため、誤った処理を行うと痛みやかぶれの原因となってしまいます。まずは、胸のムダ毛の自己処理のデメリットを説明いたします。
肌が傷つく可能性がある
胸のムダ毛を自己処理する場合、カミソリや毛抜きを使用するのが一般的ですが、胸は乳輪を中心にデリケートな部位のため、注意して自己処理を行わないと肌を傷つけてしまう恐れがあります。
胸のムダ毛の自己処理にカミソリを使用すると、肌全体にダメージを与えてしまいます。カミソリによる自己処理を行う場合は、頻度が多くなりすぎないよう心がけると良いでしょう。
また、毛抜きを使用する場合は、毛を根元から抜き取るため痛みが強く、毛穴が開いた状態で刺激を受けるため、肌荒れや炎症が起こることがあります。
色素沈着が起こりやすくなる
胸のムダ毛の自己処理には、色素沈着が起こりやすくなるデメリットがあります。自己処理をすることで、肌に刺激が加わり、肌にメラニン色素が過剰に生成されて色素沈着が起こる可能性があるのです。
色素沈着は、一度できてしまうとなかなか消えにくく、治療に時間がかかることがあります。そのため、自己処理を行う際には、肌への負担を減らすためにも、正しい方法で行うことが大切です。
時間や手間がかかる
胸のムダ毛を自分で処理すると処理に時間や手間がかかる上、繰り返し行うことによって肌への負担が積み重なっていってしまいます。
脱毛の施術を受けると、一度生えにくくした毛はなかなか生えてこなくなりますが、自己処理によって取り除いた毛は、またすぐに生えてくるため、頻繁に自己処理を行う必要があります。
自己処理によって肌への負担が大きくなると、毛が生えてくる周期が早くなり、さらに自己処理を繰り返すことによって肌への負担が大きくなるという、負のサイクルに陥ってしまうこともあります。
胸のムダ毛を解消する胸脱毛とは
胸脱毛には、光脱毛やレーザー脱毛などの方法があり、自己処理と比べて短時間で施術が完了することが特徴です。
胸のムダ毛の生え方は個人差が大きく、バスト全体にうっすらと生えている人もいれば、乳輪周りに濃い毛が生えている人もいます。脱毛してもらえる範囲はサロンによって異なるため、気になる部分を施術してもらえるかどうか、事前にサロンに確認しておくようにしてください。
脱毛サロンでは、経験豊富なスタッフによる的確なカウンセリングやアフターケアが受けられるため、自己処理を続けていくのに比べると、肌トラブルを起こしにくくなります。
胸脱毛のメリット
温泉や健康診断のときに、ムダ毛のせいで恥ずかしい思いをしてしまった人も少なくないでしょう。胸脱毛を行えば、胸のムダ毛が気にならなくなる、胸元がスッキリとした印象になるだけでなく、肌トラブルが起こりにくくなるなど、さまざまなメリットが得られます。ここでは、胸脱毛のメリットについて詳しく解説します。
胸元が開いた服が着やすい
脱毛をしてムダ毛が気にならなくなれば、気軽に胸元が開いた服を着られるようになります。
例えば、深いVネックやハート型のネックライン、オフショルダーやキャミソールなど、胸元が開いたデザインの服を着るときに、ムダ毛があると「剃り残しがあるのではないか」という不安を感じることがあります。しかし、胸脱毛をすれば、胸元が開いたデザインの服も自信を持って着られるでしょう。
また、胸脱毛をすることで、水着を着る場面でも自信を持てるようになります。夏の海やプール、温泉などで水着を着るときに、ムダ毛が気になってしまうことは少なくないでしょう。胸脱毛をすることでムダ毛による不安を解消できれば、レジャーを思い切り楽しめるようになります。
肌トラブルが起こりにくくなる
脱毛をすると、肌トラブルが起こりにくくなるのもメリットの1つです。毛抜きやカミソリでの処理では、肌を傷つける可能性があるため、炎症やかゆみ、赤みなどのトラブルが起こることがあります。しかし、脱毛サロンでの胸脱毛なら、肌を傷つけることなく、綺麗に脱毛できます。
脱毛の施術を行うことによって毛根が破壊されるため、ムダ毛が再生しにくくなります。自己処理やカミソリでの処理では、ムダ毛が再生しやすく、肌への負担も大きくなるため、胸脱毛をすることで、肌トラブルを予防することができます。
肌が綺麗になりやすい
胸脱毛をすることで、肌が綺麗になりやすいというメリットがあります。胸の周りには細かなムダ毛が多く、脱毛をすることで産毛の黒がなくなって肌のトーンが明るくなり、より美しい肌を手に入れられるのです。
また、毛穴が開いている状態で脱毛することで、肌の角質や汚れを取り除くこともできます。これによって、肌がキメ細かくなって美肌効果が得られるのが期待できる上に、ムダ毛がなくなって毛穴が閉じる効果も期待できるのです。
さらに、胸脱毛をすれば、肌の乾燥やかゆみ、炎症などの肌トラブルの予防が可能です。ムダ毛があると、その周りに汗や皮脂が溜まりやすく、菌が繁殖することで肌トラブルが起こる可能性があります。ムダ毛がなくなれば肌表面が滑らかになり、肌トラブルの予防効果が期待できます。
胸脱毛のデメリット
胸脱毛には多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。脱毛を検討する場合は、メリットだけでなくデメリットもしっかりと知った上で判断することが大切です。ここでは、胸脱毛のデメリットについて紹介します。
乳輪は脱毛できないところもある
乳輪周りは皮膚が薄く、色素沈着が起こりやすい部位でもあります。脱毛は毛の黒いメラニン色素に反応して脱毛をしますが、色素沈着によって肌の表面にメラニンが溜まっていると、肌表面のメラニンに強く反応してしまいます。そのため、乳輪周りを脱毛すると、火傷などの肌トラブルが起こるリスクがあるのです。
さらに、乳輪周りの毛はホルモンバランスの影響を受けやすいため、脱毛しても再び生えてくることがあります。
また、乳輪の脱毛をしてくれるサロンであっても、肌質次第で色素沈着や肌荒れが引き起こされることがあるため注意が必要です。これらのトラブルを回避するためには、脱毛サロンで施術を受ける際には事前にカウンセリングを受け、リスクを理解した上で施術を受けることが重要です。
硬毛化のリスクがある
脱毛によって毛根にダメージを受けることで、新しい毛が生えてくる際に毛質が変わってしまう場合があります。胸の毛の場合、乳輪周りに元々硬い毛質の毛が生えることがあり、脱毛によって毛質がより硬くなってしまうことがあるのです。
硬毛化が起こってしまうと、普段は産毛だった部位にも硬くて太い毛が生えるリスクがあるということを頭に入れておきましょう。また、硬毛化は脱毛の施術を続けることで改善が期待できますが、濃い毛になった分、通常よりも回数が必要になる可能性があります。不安な場合は、硬毛化が起きた場合に無料で照射をしてくれるなどの対応をしてくれるサロンを探しましょう。
施術時に痛みを感じる人もいる
脱毛サロンは痛みが少ない方法なので、ほとんど痛みなく脱毛できる方が多いです。しかし、脱毛効果が高い医療レーザー脱毛などは、威力が強い分痛みも強くなっています。麻酔を使用して脱毛する人がいるほどなので、クリニックでの脱毛を考えている人は、痛みについても頭に入れておきましょう。
「痛みに弱くてサロンの脱毛でも痛みが不安」という方は、子どもでも脱毛ができるといわれているほど痛みが少ないSHR脱毛やハイパースキン脱毛を取り入れているサロンを探してみてください。
胸脱毛の方法
胸の脱毛方法には、光脱毛やレーザー脱毛などがあります。それぞれ特徴が異なり、自分に合った方法を選ぶことが大切です。ここでは、胸脱毛の方法について詳しく解説します。
光脱毛
光脱毛は、特殊な光を照射することで毛根にダメージを与え、毛を抜け落とす方法です。光を照射するために、脱毛機器に搭載されたフラッシュランプが使用されます。毛色素に光が吸収されて毛包周囲の温度を上げることで、毛根にダメージを与えるという仕組みです。このダメージによって毛根の再生能力が低下し、新しい毛が生えにくくなります。
光脱毛は、痛みが少なく比較的短時間で施術が完了するため、多くのサロンで採用されている人気の脱毛方法です。しかし、肌の色素が濃い場合や、毛が濃い場合は効果が低くなる場合があります。
レーザー脱毛
レーザー脱毛は、医療機関でしか受けられない高出力のレーザーを使い、毛根に熱を加えて破壊する方法です。光脱毛と比べて、レーザーの照射がより集中的で、効果が高いとされています。
ただし、レーザー脱毛は光脱毛よりも痛みを感じやすく、照射後にしばらくの間、赤みやかゆみが出ることも少なくありません。また、光脱毛に比べて施術時間が長くコストも高いため、脱毛に必要な回数や費用について事前にしっかりと確認することが重要です。
レーザー脱毛は医療行為に該当するため、施術は医師や看護師など、専門のスタッフによって行われます。
胸脱毛にかかる回数や期間
胸脱毛を行うにあたって、効果的な施術を受けるためには、何回通う必要があるのか、どのくらいの期間を見ておけば良いのかを知ることが大切です。ここからは、胸脱毛にかかる回数や期間について詳しく解説していきます。
効果が出るまでの回数・期間
胸脱毛で効果が出るまでにかかる回数は、サロンでは5〜6回程度、クリニックでは2〜3回程度の施術が必要とされています。ただし、脱毛毛量や太さ、肌の状態によって、効果を実感するまでの回数は多少異なるので、あくまでも目安として参考にしてみてください。
また、脱毛は毛の生える周期(毛周期)に合わせて行う必要があるため、2〜3ヶ月の期間を空けて施術をすることがほとんどです。そのため、効果を感じるまではサロンでは1年ほど、クリニックでは半年ほどということになります。
毛周期に合わせて施術を行うことで、ムダ毛の成長に合わせて適切なタイミングで脱毛ができて、より効果的に脱毛を進めることができます。
脱毛完了するまでの回数・期間
胸脱毛にかかる回数や期間は、サロンでは10回〜12回程度、クリニックでは5〜8回程度となります。先ほども解説した通り、脱毛にかかる期間や回数には個人差があるため、自分の毛の濃さや太さ、肌の状態ではどのくらいの回数が必要なのかが気になる方は、カウンセリングで相談をしてみるのがおすすめです。
サロンやクリニックでは、まとまった回数を契約するとお得になるので、コスパなども頭に入れた上で検討してみてください。また、サロン脱毛の場合は、キャンペーンや割引制度などによって通常よりも安くなるサービスを多数提供しているところもあります。そういった制度を活用した場合にいくらになるのかもあらかじめチェックしておくと良いでしょう。
胸脱毛に関するQ&A
胸脱毛を検討している人の中には、気になることや疑問に感じることがある人も多いと思います。ここでは、よくある胸脱毛に関する疑問や質問についてまとめました。施術前の自己処理方法や、肌の保湿方法、日焼け対策など、胸脱毛を始める前に気になる疑問点を解消しておきましょう。
施術前の自己処理方法に注意する
施術前の自己処理は、脱毛の効果を高めたり肌トラブルを防いだりするためにとても重要です。しかし、自己処理の方法によっては、肌を傷つけたり、脱毛効果が弱くなったりすることがあります。胸の脱毛の場合、自己処理がしにくい部分もあるため、特に注意が必要です。
普段の自己処理ではカミソリや毛抜きを使っている方も多いかと思いますが、脱毛施術前の自己処理では、電気シェーバーを使用するようにしましょう。肌を傷つけるリスクが少なく肌への負担も少ないので、実際にサロンでも推奨されている方法です。
いつも以上に肌の保湿を行う
胸脱毛の施術後は、肌に熱が溜まっていて、普段以上に肌が乾燥しやすくなっています。そのため、脱毛後はいつも以上に肌の保湿を行うことが重要です。
特に、脱毛後24時間以内は肌が敏感になっているため、乾燥による肌のダメージを防ぐためにも、たっぷりと保湿をして肌を休ませてください。普段以上に敏感になっている肌は、普段使用している化粧品でも荒れてしまう可能性があります。敏感肌用などの刺激が少ない化粧水やクリームなどを使用すると安心です。
日焼け対策をしっかりとする
胸脱毛において、日焼け対策は非常に重要です。先ほども解説した通り、脱毛は毛の黒いメラニン色素に反応して脱毛をします。日焼けは肌の表面にメラニン色素が溜まっている状態なので、色素沈着している肌と同様に、火傷などの肌トラブルのリスクが高くなるのです。
さらに、肌表面のメラニン色素に強く反応するせいで光が毛根まで届かなくなり、脱毛効果が薄れる可能性もあります。そのため、日焼けが重度の場合は、施術を断られることもあるのです。脱毛期間中は、日焼け対策を徹底するようにしましょう。
まとめ
胸周りはデリケートな部位であり、誤った処理をすると痛みやかぶれの原因になるため、自己処理を繰り返すよりも、サロンで脱毛をするのがおすすめです。
ただ、脱毛は少なからず肌にダメージを与える施術であるため、施術前の自己処理方法や施術後の肌のケアには注意しなければいけません。
胸脱毛を検討する際は、記事を参考に、自己処理によるデメリットや脱毛サロンのメリットデメリットを比較して、自分に合った方法を選択してみてください。