「脇脱毛に興味があるけど脇汗が増えるのが心配」という方は少なくありません。そんな方のために今回は、脇脱毛と脇汗の関係について詳しくご紹介します。脱毛が原因で脇汗が増えることはあるのか、脇汗への対策などと合わせて紹介していくので、ぜひご覧ください。
目次
脱毛が原因で脇汗が増えることはある？
「脇の脱毛をしてから脇汗が増えた」という意見もあることから、「脱毛をすると脇汗が増えてしまうのでは」と脱毛を躊躇してしまう方は多いです。実際に、脱毛の際に汗が出る汗腺に刺激が加わり、一時的に脇汗が増える可能性はありますが、これは一時的なものなので過度に心配する必要はありません。
基本的に、脱毛が原因で長期的に脇汗が増えることはないので、脇汗が不安な方も安心して脱毛できます。また、ムダ毛がなくなって脇への意識が変わったことによって「脇汗が増えた」と感じてしまう人もいるので、あまり意識しすぎないようにしましょう。
脱毛で脇汗が増えたと感じる原因
前述したように、脱毛が原因で脇汗が増えるわけではありませんが、「脇汗が増えた」と感じてしまう人もいます。ここでは、脱毛で脇汗が増えたと感じる原因を2つ紹介します。
ムダ毛がなくなって汗を実感しやすくなる
脱毛でムダ毛がなくなると汗を実感しやすくなります。ムダ毛がある状態だと、汗をかいてもムダ毛に留まって肌や服を伝ってくることが少ないですが、脱毛をすると汗をキャッチするムダ毛がなくなるため、肌を伝う汗や服に染みる汗を実感しやすくなります。こういった理由から、脱毛後に汗の量が増えたと感じることが多いのです。
汗を気にしすぎている
汗を気にしすぎてしまうのも、脱毛後に脇汗が増えたと感じる原因になります。汗はもともと精神的なものにも左右されやすく、緊張状態にあると量が増える傾向です。
「汗の量が増えた気がする」「汗のニオイが周りに気付かれていないか」などと気にすればするほど、精神性発汗を引き起こす可能性があります。脱毛した脇に意識が集中することで脇汗が気になって精神性発汗を引き起こし、それがさらに気になってしまうという悪循環にも注意が必要です。
脇汗への対策方法は？
せっかく脱毛をしてムダ毛の悩みから解消されても、脇汗に悩むのはもったいないですよね。ここでは、そんな脇汗への対策方法を5つ紹介します。
- 汗拭きシートを使用する
- 制汗剤を使用する
- 脇汗パッドを使用する
- 脇の下を冷やす
- 通気性や速乾性の高い衣服を選ぶ
脇汗への対策を押さえて、ムダ毛だけでなく脇汗の悩みも解消していきましょう。
汗拭きシートを使用する
脇汗が気になるという方は、汗拭きシートを使用することをおすすめします。脇汗をかくと、どうしてもニオイが気になってしまうものです。
また、汗が肌を伝ってベタついたり服に染みたりするのが気になる人も少なくありません。脇汗をそのままにしておくとニオイのもとになるため、汗拭きシートで拭いて対策しましょう。パウダー付きのシートの場合は、肌がさらっとしてベタつきを抑えられます。
大容量タイプから持ち運び用のコンパクトタイプまで、生活スタイルに合わせて使い分けられて、香りや使い心地もさまざまなタイプがあるので、好みに合った汗拭きシートを見つけてみてください。
制汗剤を使用する
脇汗の量を減らしたい場合は、制汗剤を使用するという方法があります。制汗剤は汗が出るのを抑える効果が期待できます。スプレータイプ・スティックタイプ・ロールタイプなど、さまざまな種類の制汗剤があるため、生活スタイルや好みに合わせて選択しましょう。
清潔な肌に使うためには、タオルや汗拭きシートなどで汗を拭き取ってから使用すると良いです。
脇汗パッドを使用する
服への汗染みが気になる場合は、脇汗パッドは汗を吸収して服に染みるのを防ぐ脇汗パッドがおすすめです。ドラッグストアなどで簡単に手に入ります。服に貼るだけで簡単に汗染みを予防できるのがメリットです。一方で、1枚あたりの費用はそれほどかかりませんが、使い回しができないので、毎日使うとどうしても費用がかさんでしまうデメリットもあります。
脇の下を冷やす
脇汗対策として、脇の下を冷やすという方法もあります。人間が汗をかくのは、体温調整をするという重要な役割があるからです。汗が蒸発する際に体の熱が逃げていくという仕組みなので、体温が上昇して汗をかく前に、脇の下を冷やして体温を下げれば発汗を抑えられます。
保冷剤などは冷えすぎてしまうため、脇の下を冷やす際は冷えたタオルやペットボトルなどで脇を冷やすようにしましょう。
通気性や速乾性の高い衣服を選ぶ
通気性や速乾性の高い衣類を選ぶのも脇汗対策として有効です。脇汗のニオイは、ムレたり衣類に汗が染みたりすることが原因で起こります。
そのため、通気性の高い衣類を着用すれば、脇の下のムレを防げる可能性があるのです。脱毛後はムダ毛によるムレがなくなるため、衣類によって改善が期待できるでしょう。衣類についた脇汗をそのままにしておくと、ニオイや染みの原因になります。速乾性の高い衣類なら、さっと乾いてトラブルを防ぐことが可能です。
しっかりと対策をすれば脱毛も怖くない！
脱毛に興味はあっても、「脇汗が増えてしまうのは不安」などと躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。脱毛による肌への影響や脇汗との関係など、不安になるのも無理はありません。
しかし、サロン脱毛自体は安心安全な方法ですし、しっかりと対策をすれば脇汗も怖くありません。ここからは、サロン脱毛とはどのようなものなのかを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
サロンの脇脱毛に関する基本情報
「脇汗が増える心配がないのなら脇脱毛をしてみようかな」と思っても、「脱毛はどのような方法でやるのか」「何回くらい通う必要があるのか」などの疑問を抱えたままでは、サロンに行くのも不安ですよね。
そんな方のために、ここではサロンの脇脱毛の基礎情報を紹介します。
- 脱毛方法
- 脱毛回数
- 脱毛期間
- 事前準備
- 施術の流れ
順番に見ていきましょう。
脱毛方法
サロンの光脱毛には、主に下記の3つの方法があります。
- IPL脱毛
- SSC脱毛
- SHR脱毛
IPL脱毛はサロン脱毛の中でも広く使われる方法です。毛の黒いメラニン色素に反応して光を照射することで、ムダ毛の発育を抑制します。濃くて太いムダ毛に反応しやすいため、脇脱毛に向いているのがIPL脱毛の特徴です。
SSC脱毛は、光とジェルを使った脱毛方法です。肌に抑毛効果のある専用のジェルを塗ってから照射をすることで、ジェルと脱毛機の両方の効果が得られます。ムダ毛の濃さ・太さに関係なく使用できて、もちろん脇脱毛も可能です。光脱毛の中でも肌に優しい方法ですが、扱っているサロンが少ないので、事前に確認しておくと良いでしょう。
SHR脱毛は毛包という発毛を促す部分に熱を溜める方法です。痛みはほとんどなく温かさを感じるのが特徴で、産毛などの脱毛にも効果が高いとされています。
脱毛回数
自己処理が楽になったと感じる回数の目安は、6〜7回といわれています。自己処理がほとんど必要ないくらいまで脇脱毛をするのであれば、10〜12回が目安です。産毛もなくなるくらいにツルツルになりたいという場合は、12〜18回ほど施術を行うと良いでしょう。脱毛の効果は個人差がありますので、「どのくらいの回数が良いのか分からない」という方は、サロンのスタッフに相談してみてください。
脱毛期間
脱毛は毛周期に合わせて行うため、1回施術をしたら1〜3か月ほどの期間をあけてから行うケースが多いです。毛周期はムダ毛が生えたり抜けたりするサイクルのことで、「成長期→退毛期→休止期」を繰り返します。
サロンで行う光脱毛は「成長期」のムダ毛にアプローチするため、脱毛を行うタイミングが重要なのです。成長期以外のタイミングで照射しても、光が届かず思ったような脱毛効果が得られません。
サロンに通う回数と脱毛間隔を踏まえると、脱毛期間の目安は下記のようになります。
- 6～7回：半年～1年半
- 10～12回：1～2年
- 12～18回：2～3年
ただし、毛量や効果には個人差があるため、必ずしもこの期間で効果が実感できる・完了できるというわけではありません。
事前準備
サロンで脇脱毛をする際には、事前に準備しておかなければならないことがあります。事前準備をせずにサロンに行くと、お断りされてしまうこともあるので注意しましょう。
脇脱毛の事前準備はこちらです。
- シェービング
- 日焼けをしない
- 予防接種の前後は脱毛しない
- 前日・当日の服薬に気を付ける
- 前日は飲酒をしない
光脱毛の事前準備として、シェービングを行う必要があります。予約やカウンセリングの際に説明がありますが、基本的には施術前日までにムダ毛の処理をしておかなければいけません。
シェービングを行うときは、肌を傷付けないように電気シェーバーを使用すると良いです。事前処理で肌を傷付けてしまった場合も施術を断られてしまう可能性があるため、なるべく肌への負担が少ない電気シェーバーを使用してください。
剃毛を忘れた場合に無料でシェービングをしてくれるサロンもありますが、有料だったりお断りをされてしまったりする場合もあるので、脱毛前の準備は万全にしておきましょう。
また、光脱毛で照射する光は、メラニン色素に反応します。日焼けやホクロは皮膚にメラニンが蓄積されている状態なので、日焼け肌やホクロ部分に照射してしまうと、濃い色に強く反応して火傷を起こすリスクがあります。
脱毛前は日焼けをしないように万全な対策をしてください。日焼けが酷いと施術を断られてしまう可能性もあるので、注意しましょう。
他にも、前日に避けたほうが良いことがいくつかあります。予約・カウンセリング・契約時などにサロンスタッフから説明がありますが、不安なことがある場合は事前に確認しておくと安心です。
施術の流れ
脱毛当日は、下記の流れで施術を行います。
- 受付
- 着替え
- 肌の状態をチェックする
- 施術
- アフターケア
- 着替え
- 次回予約
脇脱毛の場合は上半身の着替えは必須です。サロンで用意されている服に着替えるため、着替えやすい服装で行くと良いでしょう。ピアス・ネックレス・腕時計などは着替えの際に外します。
施術台に横になったら、脇の肌状態をチェックします。先ほど事前準備のところでご紹介したように、剃毛ができていない・日焼けしている場合は光脱毛ができないこともあるでしょう。脇脱毛の場合、日焼けの心配はほとんどありませんが、剃毛忘れには注意しましょう。
また、肌が荒れている場合も、肌への負担を考えて脱毛できないことがあります。脇の下の保湿は忘れやすいですが、脱毛期間中は脇の下もしっかりと保湿して肌荒れを予防してください。
脇脱毛は範囲が狭いため、背中脱毛や足脱毛などと比べると照射時間が短いです。脱毛の際に多少痛みを感じる場合もありますが、基本的には耐えられないほどではないでしょう。万が一、痛みが辛い場合はサロンスタッフに相談してください。
アフターケアでは、冷却や保湿を行います。光を当てた肌は火照っているため、肌を冷やして肌トラブルのリスクを軽減するのです。その際に、ローションやクリームなどを塗布して肌の保湿も行ってもらえます。
脱毛当日は、日焼け・飲酒・運動・入浴など、肌に刺激を与えることは避けてください。また、自宅でもしっかりと保湿をして肌を労わってあげましょう。
脇脱毛を行うメリット
サロンの脇脱毛について詳しく紹介していきました。では、脇脱毛を行うことでどのようなメリットが得られるのでしょうか。脇脱毛を行うメリットは、主に下記の3つです。
- 脇が綺麗になる
- 剃り残しの心配がなくなる
- ニオイを改善できる
ここからは、脇脱毛を行うメリットを紹介していきます。
脇が綺麗になる
脇脱毛を行うメリットには、なんといっても脇が綺麗になることでしょう。
カミソリやピンセットを使った自己処理は、肌や毛穴を傷付けるリスクと隣り合わせです。もし肌や毛穴を傷付けてしまうと、ザラザラしたり黒ずんだりすることもありえます。毛嚢炎や埋没毛のリスクもあるでしょう。
しかし、サロン脱毛なら肌への負担を最小限に抑えて効果的に脱毛できます。無理矢理ムダ毛を引っ張り出すわけではないため、毛穴への負担もほとんどありません。
ムダ毛がなくなったあとの毛穴もキュッと締まり、脇が綺麗になるのです。単にムダ毛がなくなるだけでなく肌が綺麗になるのは、サロン脱毛の大きなメリットといえます。
剃り残しの心配がなくなる
サロンで脇脱毛をすると、剃り残しの心配がなくなるというメリットもあります。脇は顔や手ほど人の目につく部位ではありません。服で隠せる部位のため、寒い時期はつい自己処理を怠ってしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、暑い時期は薄着になるので、脇の下が見えることもあります。隙間からちらっと脇の下が見えたときに、ムダ毛の剃り残しが見えているという事態は避けたいものです。
特に水着を着るようなシーンでは、剃り残しだけは避けたいと思う方も多いでしょう。剃り残しがあると「人から見られないか」と気にしたり、なるべく腕を上げないようにと気を使ったりします。
脇は自分の目には見えにくいため、より剃り残しの不安が大きくなってしまいます。しかし、サロン脱毛をしてムダ毛がなくなれば、そういった不安もなくなるのです。
ニオイを改善できる
サロン脱毛は、脇のニオイを改善できるというメリットもあります。脇のニオイはムダ毛によるムレが原因になっていることも多いです。脇汗がムダ毛に付着して残ってしまうと、ムレてニオイを発しやすくなります。ムレの原因となるムダ毛がなくなれば、ニオイを改善できる可能性が高くなるでしょう。
また、雑菌の繁殖や自己処理による炎症もニオイトラブルになりかねません。サロンの脱毛は肌を綺麗にする効果が期待できる上に安全性も高いので、さまざまなトラブルを回避できる可能性が高いです。
まとめ
今回は、「脱毛をすると脇汗が増えるのは本当なのか」について紹介しました。脇脱毛を検討するときに、「脇汗が増えるのではないか」と不安になる方は少なくありません。しかし、脇脱毛によって脇汗が増えることはないので安心してください。
ムダ毛がなくなったことで脇汗を感じやすくなるという人もいますが、脇汗自体が増えているわけではありません。逆に、気にしすぎると精神的発汗につながるため、気になる方は脇汗対策をしっかりと行って、必要以上に気を張りすぎないようにしましょう。
脇汗対策を行えば、脇脱毛も怖くありません。サロンの脇脱毛は、脇が綺麗になる、剃り残しの心配がなくなる、ニオイを改善できるなどのメリットもあるので、ぜひ検討してみてください。
